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公開番号
2024161629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2021125227
出願日
2021-07-30
発明の名称
ビーム部材、車両ドア構造、及び車両
出願人
帝人株式会社
代理人
個人
主分類
B60J
5/00 20060101AFI20241113BHJP(車両一般)
要約
【課題】本発明は、特定のブラケットを有することによって、大きな衝撃吸収ストロークを有し、車両に優れた衝突安全性を付与するビーム部材、該ビーム部材を有する車両ドア構造、該車両ドア構造を有する車両を提供する
【解決手段】構成部品としてインパクトバー、少なくとも1つの伸張性ブラケットを含むビーム部材であって、伸張性ブラケットは、略半筒形状のインパクトバー受部とフランジ部とを有し、インパクトバー受部とフランジ部の少なくとも一方は起伏形状を有し、そのインパクトバー受部においてインパクトバーの端部と接合されている、ビーム部材。
【選択図】図9C
特許請求の範囲
【請求項1】
構成部品としてインパクトバーと、少なくとも1つの伸張性ブラケットを含むビーム部材であって、
伸張性ブラケットは、
略半筒形状のインパクトバー受部と、フランジ部とを有し、インパクトバー受部とフランジ部の少なくとも一方は起伏形状を有し、
そのインパクトバー受部においてインパクトバーの端部と接合されている、ビーム部材。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
インパクトバーの両方の端部にそれぞれブラケットが接合されており、それら2つブラケットの少なくとも1つが伸長性ブラケットである請求項1に記載のビーム部材。
【請求項3】
インパクトバーが、伸び率15%以下の低延性材料からなるものである請求項1または2に記載のビーム部材。
【請求項4】
伸長性ブラケットが伸び率15%超過の良延性材料からなる請求項1から3のいずれか1つに記載のビーム部材。
【請求項5】
少なくとも1つは伸長性ブラケットである2つのブラケットがいずれもフランジ部を有しており、それらのフランジ部の厚み方向が同じ方向になるように、それぞれインパクトバーの両端に接合されている請求項2から4のいずれか1つに記載のビーム部材。
【請求項6】
2つのブラケットがいずれも伸長性ブラケットである、請求項2から5のいずれか1つに記載のビーム部材。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1つに記載のビーム部材と、インナーパネルとを有する車両ドア構造であって、
ビーム部材が、インナーパネルの面状部に配置され、ビーム部材の伸長性ブラケットのフランジ部の少なくとも一部が、インナーパネルに直接または間接的に面接触した状態で接合されることにより、ビーム部材がインナーパネルと一体化されている車両ドア構造。
【請求項8】
インナーパネルが、伸び率15%以下の低延性材料からなるものである請求項7に記載の車両ドア構造。
【請求項9】
ビーム部材に2つのブラケットがあり、それらがいずれも伸長性ブラケットである請求項7または8に記載の車両ドア構造。
【請求項10】
ビーム部材の2つのブラケットが、いずれも、それぞれのフランジ部の厚み方向が、インナーパネルの厚み方向と略同一方向となる配置にて、インナーパネルに直接または間接的に面接触した状態で接合されている請求項9に記載の車両ドア構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビーム部材、ビーム材を有する車両ドア構造、及び車両ドア構造を含む車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車に代表される車両には、衝突事故時に乗員の被害を最小化できるように様々な安全基準を満たすことが求められている。特に、自動車同士の衝突事故としては、正面衝突よりも側面衝突が起きやすく、更に、側面衝突は正面衝突よりも車体と乗員に深刻な損傷を与えることが多いとされている。そのため、特許文献1のように、車両ドア構造を工夫して、側面衝突時の衝撃吸収能を高めることを図った技術が数多く報告されている。
【0003】
特許文献1の車両ドア構造は、鋳造材よりなるインナーパネルと、ドア閉にて車両の前後方向に延びて両端部をそれぞれインナーパネルに固定された上部ガードビームとを有している。上部ガードビームの両端部は、衝撃荷重緩和用の前部/後部ブラケットを介してインナーパネルに固定されている。当該特徴により、特許文献1の車両ドア構造では、他の車両が側面衝突してきた時、ガードビームに作用する衝撃荷重がブラケットにより緩和されてから、インナーパネルに伝達するため、インナーパネルにおける亀裂の進展を回避して衝撃荷重を十分に吸収し得る車両ドア構造となるとされている。
【0004】
この特許文献1で、前部/後部ブラケットが衝撃荷重を緩和する具体的な機構として示されているのは、以下1)~2)のみである。
1)車両ドア構造が衝撃を受けた場合に、「先ず衝撃荷重緩和用ブラケットが変形」する。
2)その請求項3のとおり、ガードビームとブラケットとのボルト継手による締結において、ボルト挿通孔が長孔状をしていて、車両ドア構造が衝撃を受けた場合には、ガードビーム(棒状部材)が、前部/後部ブラケットに対して、長孔状のボルト挿通孔を利用して摺動する。
【0005】
特許文献1の衝撃荷重緩和の機構について、特許文献1の記載からはどのようにブラケットへ優先的に衝撃エネルギーが掛かり変形を生じるのか不明である。何故ならば、ある車両の車両ドア構造が他の車両との衝突により衝撃を受けた場合、ドアの面状部に渡って配置されているビーム部材の棒状部材の近辺で衝突を受け、かなりの割合の衝撃エネルギーがまず棒状部材(ガードビーム)に掛かると思われるからである。
【0006】
ブラケットの変形の仕方によっては、その請求項3に示されている、長孔状のボルト挿通孔を利用した摺動による衝撃荷重緩和にも支障が出る可能性がある。特許文献1の記載では、ボルトの軸の端はブラケットの孔を通ってナット締めされており、ブラケットが変形してそのボルト締結孔も変形してナットが抜けるほど広がってしまったならば、衝撃を受けた際に摺動どころかガードビームの一端がブラケットから分離して周辺部位を損壊してしまう恐れがあるからである。
【0007】
更に、特許文献1の長孔状のボルト挿通孔を利用した摺動による衝撃荷重緩和については、確保できる衝撃吸収ストロークは極めて限定されたものになると思われる。長孔状のボルト挿通孔の長径の長さは、サイドビーム端部の薄板部分で、サイドビームとしての強度に支障をきたさない程度に限られる筈だからである。残念ながら制限速度を大幅に超過した速度で走行する違反車両による深刻な交通事故が後を絶たない現状では、できる限り大きい衝撃吸収ストロークを有する車両ドア構造が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
日本国特許出願公開第2004-224120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、特定のブラケットを有することによって、大きな衝撃吸収ストロークを有し、車両に優れた衝突安全性を付与するビーム部材、該ビーム部材を有する車両ドア構造、該車両ドア構造を有する車両を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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