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公開番号2024161191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2024151735,2021057669
出願日2024-09-03,2021-03-30
発明の名称掛け布団
出願人西川株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47G 9/02 20060101AFI20241108BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】布にかかるコストを抑えて縫製を容易に行うことができ、内容物の漏れの可能性を低減して使い心地を良好にできる掛け布団を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る掛け布団は、第1布部2と、第2布部3と、第1方向D1に延びる複数の第1マチ部4と、第2方向D2に沿って延びる第2マチ部5と、を備える掛け布団1である。第2マチ部5は、掛け布団1の第2方向D2の一端から他端まで延びており、第1マチ部4の第1端部4b,4dは、第1布部2及び第2布部3に縫い合わされている。第1マチ部4の第1端部4b,4dとは反対側に位置する第2端部4c,4fは、領域Aの内側に第2マチ部5に沿うように折り曲げられており、第2端部4c,4fと第2マチ部5との間には、領域Aに内容物を充填するノズルNが挿入される。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
第1方向、及び前記第1方向に交差する第2方向に延びる第1布部と、
前記第1布部に重ね合わされて前記第1方向及び前記第2方向に延びる第2布部と、
前記第1方向に沿って延びると共に前記第1布部と前記第2布部に縫い合わされており、前記第1布部と前記第2布部との間に形成される内部空間を複数の領域に仕切る複数の第1マチ部と、
前記第2方向に沿って延びると共に前記第1布部及び前記第2布部に縫い合わされており、前記内部空間を複数の領域に仕切る第2マチ部と、
を備える掛け布団であって、
前記第2マチ部は、前記掛け布団の前記第2方向の一端から他端まで延びており、
前記第1マチ部の第1端部は、前記第1布部及び前記第2布部に縫い合わされており、
前記第1マチ部の前記第1端部とは反対側に位置する第2端部は、前記領域の内側に前記第2マチ部に沿うように折り曲げられており、
前記第2端部と前記第2マチ部との間には、前記領域に内容物を充填するノズルが挿入され、
前記掛け布団は、前記第1方向の中央を含む領域において上下2層構造とされている、
掛け布団。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第1布部に縫い込まれている前記第2マチ部の数は、前記第2布部に縫い込まれている前記第2マチ部の数よりも多い、
請求項1に記載の掛け布団。
【請求項3】
前記掛け布団は、前記第1方向の両端のそれぞれでは上下1層構造であり、前記第1方向の中央では上下2層構造である、
請求項1または請求項2に記載の掛け布団。
【請求項4】
前記第1方向に沿って並ぶ3つ以上の前記第2マチ部を有し、
前記3つ以上の前記第2マチ部のうち、前記第1方向の両端に位置する一対の前記第2マチ部は、前記第1布部及び前記第2布部のそれぞれに縫い込まれており、
前記一対の前記第2マチ部の間には、第3マチ部が前記第1方向に沿って延びており、
前記第3マチ部によって前記掛け布団が上下2層構造に分けられている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の掛け布団。
【請求項5】
前記第3マチ部と前記第1布部の間、及び前記第3マチ部と前記第2布部の間のそれぞれに前記第1マチ部が設けられ、
複数の前記第1マチ部のうちの一部と前記第3マチ部と前記第2マチ部との間には隙間が形成されており、
前記隙間の前記第2方向の端部には、前記隙間に連通する開口が形成されている、
請求項4に記載の掛け布団。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、内部空間に内容物が収容される掛け布団に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2003-144285号公報には、表地と裏地が4辺の周縁部で縫合されて内部に区画室が形成された立体キルト構造のふとんが記載されている。裏地の内側には、ふとんの縦方向の全長にわたって延びる2本の縦桟と、ふとんの横方向に沿って延びる複数の横桟とが設けられ、縦桟と横桟が交差する複数の交差部が配置されている。
【0003】
縦桟及び横桟のそれぞれは、裏地に縫い代において縫い付けられている。交差部において、縦桟はふとんの縦方向に延在しており、縦桟の横方向の両側に一対の横桟が設けられる。一対の横桟と縦桟との間には隙間が形成されている。横桟は、縦桟に直接縫い合わされておらず、当て布を介して縦桟に接続されている。
【0004】
1つの交差部に対して4枚の当て布が用いられる。各当て布は、平面視においてL字状とされており、L字の縦棒部分が縦桟に縫合され、L字の横棒部分が横桟に縫合される。当て布のL字の横棒部分における全面が横桟に接続される。当て布のL字の縦棒部分では、上辺及び下辺が縦桟に接続され、上辺と下辺の間は縦桟から離間している。この当て布の縦桟から離間した部分と、横桟と縦桟の間に形成された隙間とは、羽毛充填用パイプが通る通路とされている。この縦桟と当て布又は横桟との間に形成された通路に羽毛充填用パイプが通された状態で、羽毛充填用パイプから区画室に羽毛が充填される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-144285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述した掛け布団では、縦桟と横桟が互いに交差する交差部に4枚の当て布が用いられる。このように交差部ごとに4枚の当て布を用意しなければならないので、当て布として用いられる布にコストがかかっているという現状がある。また、掛け布団の複数の交差部のそれぞれに4枚の当て布が縫製されるので、掛け布団の使用者に当て布による違和感を感じさせる可能性があり、掛け布団の使い心地の点で改善の余地がある。
【0007】
前述した掛け布団では、1枚1枚の当て布を横桟及び縦桟のそれぞれに縫製しなければならないので、縫製に手間がかかっているという問題がある。更に、前述した掛け布団には、当て布を縦桟及び横桟のそれぞれに手で縫製しなければならない。よって、縫製の熟練度に依存しており、未熟な縫製者が縫製を行った場合には、縫製が外れて羽毛等の内容物が漏れる可能性がある。
【0008】
本開示は、布にかかるコストを抑えて縫製を容易に行うことができ、内容物の漏れの可能性を低減して使い心地を良好にできる掛け布団を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る掛け布団は、第1方向、及び第1方向に交差する第2方向に延びる第1布部と、第1布部に重ね合わされて第1方向及び第2方向に延びる第2布部と、第1方向に沿って延びると共に第1布部と第2布部に縫い合わされており、第1布部と第2布部との間に形成される内部空間を複数の領域に仕切る複数の第1マチ部と、第2方向に沿って延びると共に第1布部及び第2布部に縫い合わされており、内部空間を複数の領域に仕切る第2マチ部と、を備える掛け布団である。第2マチ部は、掛け布団の第2方向の一端から他端まで延びている。第1マチ部の第1端部は、第1布部及び第2布部に縫い合わされている。第1マチ部の第1端部とは反対側に位置する第2端部は、領域の内側に第2マチ部に沿うように折り曲げられている。第2端部と第2マチ部との間には、領域に内容物を充填するノズルが挿入される。掛け布団は、第1方向の中央を含む領域において上下2層構造とされている。
【0010】
第1布部に縫い込まれている第2マチ部の数は、第2布部に縫い込まれている第2マチ部の数よりも多くてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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