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公開番号2024160550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075672
出願日2023-05-01
発明の名称検体抽出容器
出願人DICプラスチック株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 1/10 20060101AFI20241107BHJP(測定;試験)
要約【課題】検体採取棒が挿入されたとき、抽出液が押し出されて、容器本体の開口端から飛び出してしまうことを防ぐことができる検体抽出容器を提供する。
【解決手段】検体採取棒から検体を抽出する抽出液が収容される検体抽出容器1であって、上端を開口端12とし、内部に内部空間13が構成された容器本体11を備え、容器本体11は、一部品で構成されており、内部空間13において、開口端12から挿入された検体採取棒2が通る第1通路22と、開口端12から挿入された試験片4が通る第2通路23と、を区画する隔壁部21と、を備え、第1通路22は、第1通路22の底部に、検体採取棒2の採取部2Bと擦れる第1接触部14を備え、第2通路23は、第2通路23の底部に、抽出液3によって膨らんだ試験片4のパッド部4aと接触する第2接触部15を備え、第1通路22と第2通路23とは、スリット24によって連通している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
検体採取棒から検体を抽出する抽出液が収容される検体抽出容器であって、
上端を開口端とし、内部に前記開口端と連続する内部空間が構成された容器本体を備え、
前記容器本体は、一部品で構成されており、
前記内部空間において、前記開口端から挿入された前記検体採取棒が通る第1通路と、前記開口端から挿入された試験片が通る第2通路と、を区画する隔壁部と、を備え、
前記第1通路は、前記第1通路の底部に、前記検体採取棒の採取部と擦れる第1接触部を備え、
前記第2通路は、前記第2通路の底部に、前記抽出液によって膨らんだ前記試験片のパッド部と接触する第2接触部を備え、
前記第1通路と前記第2通路とは、連通部によって連通している
検体抽出容器。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記隔壁部は、前記開口端から前記内部空間の底部の方向に向かって延びており、
前記連通部は、前記隔壁部に設けられた貫通部である
請求項1に記載の検体抽出容器。
【請求項3】
前記貫通部は、前記隔壁部に設けられた、上下方向に延びるスリットで構成されている
請求項2に記載の検体抽出容器。
【請求項4】
前記容器本体は、前記容器本体を立った状態に支持する脚部を更に備える
請求項1に記載の検体抽出容器。
【請求項5】
前記脚部は、前記容器本体の外周に位置する外周壁部である
請求項4に記載の検体抽出容器。
【請求項6】
前記開口端は、前記隔壁部によって区画される、前記第1通路に連続する第1開口と、前記第2通路に連続する第2開口と、を備え、
前記第1開口と前記第2開口とは形状が異なる
請求項1に記載の検体抽出容器。
【請求項7】
前記容器本体は、樹脂成形体である
請求項1に記載の検体抽出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検体採取棒から検体を抽出する抽出液が収容される検体抽出容器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
検体採取棒から検体を抽出する抽出液が収容される検体抽出容器は、抽出液が収容される容器本体を備えている。内部空間は、連通した2つの空間に区画されている。一方の空間は、検体採取棒が挿入される通路として構成されている。使用時には、開口端を塞ぐシール剥がし、検体採取棒が挿入される。通路の底部は、検体採取棒の先端に設けられた採取部に擦れるように狭い空間となっている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-167509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の検体抽出容器では、検体採取棒が挿入されたとき、採取部によって、抽出液が押し出されることで、容器本体の開口端から飛び出してしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための検体抽出容器は、検体採取棒から検体を抽出する抽出液が収容される検体抽出容器であって、上端を開口端とし、内部に前記開口端と連続する内部空間が構成された容器本体を備え、前記容器本体は、一部品で構成されており、前記内部空間において、前記開口端から挿入された前記検体採取棒が通る第1通路と、前記開口端から挿入された試験片が通る第2通路と、を区画する隔壁部と、を備え、前記第1通路は、前記第1通路の底部に、前記検体採取棒の採取部と擦れる第1接触部を備え、前記第2通路は、前記第2通路の底部に、前記抽出液によって膨らんだ前記試験片のパッド部と接触する第2接触部を備え、前記第1通路と前記第2通路とは、連通部によって連通している。
【0006】
上記構成によれば、第1通路に検体採取棒が挿入されたとき、抽出液は、採取部によって押し出されることで液面が上昇する。この際、抽出液は、隔壁部が備える貫通部を介して第2通路に移動する。これにより、抽出液は、開口端から溢れることを防ぐことができる。
【0007】
上記検体抽出容器において、前記隔壁部は、前記開口端から前記内部空間の底部の方向に向かって延びており、前記連通部は、前記隔壁部に設けられた貫通部として構成してもよい。
【0008】
上記構成によれば、隔壁部に設けられた貫通部は、第1通路と第2通路とを連通している。したがって、第1通路に検体採取棒が挿入されたときにも、抽出液が開口端から溢れることを防ぐことができる。
【0009】
上記検体抽出容器において、前記貫通部は、前記隔壁部に設けられた、上下方向に延びるスリットで構成してもよい。上記構成によれば、スリットの下方が採取部で塞がっても、抽出液は、採取部を乗り越えるようにしてスリットの上側部分を通じて第1通路から第2通路に流れることができる。その結果、抽出液が開口端から溢れることを抑えることができる。
【0010】
上記検体抽出容器において、前記容器本体は、前記容器本体を立った状態に支持する脚部を更に備える構成としてもよい。上記構成によれば、容器本体が脚部を備えている。したがって、試験片による測定結果が出るまでの間、試験片が第2通路に挿入された状態の容器本体を机等に置いたままにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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