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公開番号
2024152467
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066689
出願日
2023-04-14
発明の名称
分析装置
出願人
株式会社島津製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
30/26 20060101AFI20241018BHJP(測定;試験)
要約
【課題】大型化および高額化することが防止された分析装置を提供する。
【解決手段】分析装置100は、送液ポンプ111、第1の試料供給部、第2の試料供給部、分離カラム140,150、検出器および流路切替バルブ30を含む。送液ポンプ111は、溶離液を供給する。第1の試料供給部は、試料の分析に用いられる分離カラム140に試料を供給する。第2の試料供給部は、試料の分取に用いられる分離カラム150に試料を供給する。検出器は、分離カラム140または分離カラム150を通過した試料を検出する。流路切替バルブ30は、送液ポンプ111により供給された溶離液を分離カラム140に導くとともに分離カラム140を通過した試料を検出器に導く第1の流路状態と、送液ポンプ111により供給された溶離液および分離カラム150を通過した試料の一部を検出器に導く第2の流路状態とに切り替え可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
溶離液を供給する送液ポンプと、
試料の分析に用いられる第1の分離カラムと、
前記第1の分離カラムに試料を供給する第1の試料供給部と、
試料の分取に用いられる第2の分離カラムと、
前記第2の分離カラムに試料を供給する第2の試料供給部と、
前記第1の分離カラムまたは前記第2の分離カラムを通過した試料を検出する検出器と、
前記送液ポンプにより供給された前記溶離液を前記第1の分離カラムに導くとともに前記第1の分離カラムを通過した試料を前記検出器に導く第1の流路状態と、前記送液ポンプにより供給された前記溶離液および前記第2の分離カラムを通過した試料の一部を前記検出器に導く第2の流路状態とに切り替え可能な流路切替バルブとを備える、分析装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記第2の分離カラムを通過した試料の他の一部を捕集する捕集部をさらに備える、請求項1記載の分析装置。
【請求項3】
前記第1の試料供給部と前記第2の試料供給部とは、前記第1の分離カラムへの試料の供給と前記第2の分離カラムへの試料の供給とを選択的に実行する共通の試料供給部により構成される、請求項1または2記載の分析装置。
【請求項4】
前記検出器は、質量分析装置を含む、請求項1または2記載の分析装置。
【請求項5】
試料の分析に用いられる移動相と、メイクアップ溶液とを前記溶離液として選択的に前記送液ポンプに導く溶離液切替バルブをさらに備え、
前記送液ポンプは、前記溶離液切替バルブにより導かれた前記溶離液を供給する、請求項1または2記載の分析装置。
【請求項6】
前記第2の分離カラムの下流に接続された第1の入口管と、第2の入口管と、出口管とを含む合流管をさらに備え、
前記流路切替バルブは、
前記第1の分離カラムの上流に接続された第1のポートと、
前記送液ポンプに接続された第2のポートと、
前記合流管の前記第2の入口管に接続された第3のポートと、
前記合流管の前記出口管に接続された第4のポートと、
前記検出器に接続された第5のポートと、
前記第1の分離カラムの下流に接続された第6のポートとを含み、
前記第1の流路状態においては、前記第1のポートと前記第2のポートとの間、前記第3のポートと前記第4のポートとの間、および前記第5のポートと前記第6のポートとの間が接続され、
前記第2の流路状態においては、前記第2のポートと前記第3のポートとの間、前記第4のポートと前記第5のポートとの間、および前記第6のポートと前記第1のポートとの間が接続される、請求項1または2記載の分析装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分析装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
液体クロマトグラフにより試料を成分ごとに分離し、分離された試料の成分を分画して捕集する分取装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された分取液体クロマトグラフ装置においては、インジェクタにより溶出流路に注入された試料が、送液ポンプにより送給された移動相に乗って分離カラムに導入される。分離カラムに導入された試料は、成分ごとに分離され、分離カラムから溶出される。
【0003】
分離カラムから溶出された試料の一部は、スプリッタにより検出流路に流され、メイクアップポンプにより送給された移動相に乗ってフォトダイオードアレイ検出器または質量分析検出に導入される。溶出された試料の成分がこれらの検出器により検出される。検出結果に基づいて、分離カラムから溶出された試料の他の一部が、溶出流路においてフラクションコレクタにより成分ごとに所定の容器に分画される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-14559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
分取装置において試料の成分を分画する前に、分析装置において試料の成分を確認するための分析が行われることがある。また、このような試料の成分の分析と分取とを行うための構成が1つの分析装置で実現されることがある。しかしながら、この場合、分析装置に多数の送液ポンプを設ける必要がある。そのため、分析装置が大型化するとともに、分析装置が高額化する。分析および分取の各々において、高圧グラジエント送液が行われる場合、この問題はより顕著になる。
【0006】
本発明の目的は、大型化および高額化することが防止された分析装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、溶離液を供給する送液ポンプと、試料の分析に用いられる第1の分離カラムと、前記第1の分離カラムに試料を供給する第1の試料供給部と、試料の分取に用いられる第2の分離カラムと、前記第2の分離カラムに試料を供給する第2の試料供給部と、前記第1の分離カラムまたは前記第2の分離カラムを通過した試料を検出する検出器と、前記送液ポンプにより供給された前記溶離液を前記第1の分離カラムに導くとともに前記第1の分離カラムを通過した試料を前記検出器に導く第1の流路状態と、前記送液ポンプにより供給された前記溶離液および前記第2の分離カラムを通過した試料の一部を前記検出器に導く第2の流路状態とに切り替え可能な流路切替バルブとを備える、分析装置に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、分析装置の大型化および高額化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る分析装置の構成を示す図である。
分析装置の分析動作を説明するための図である。
分析装置の分取動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(1)分析装置の構成
以下、本発明の実施の形態に係る分析装置について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る分析装置の構成を示す図である。図1に示すように、分析装置100は、例えば液体クロマトグラフであり、溶離液供給部110,120、試料供給部130、分離カラム140,150、検出器160,170、質量分析装置180および捕集部190を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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