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公開番号2024151268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064516
出願日2023-04-11
発明の名称測量システム及び測定方法
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類G01C 15/00 20060101AFI20241017BHJP(測定;試験)
要約【課題】容易に測定対象面の設定高さに対する偏差、或は不陸状態を測定可能であり、測定対象面の施工作業と並行して施工面の高低情報を取得可能とする。
【解決手段】基準レベル測定装置1と高低偏差測定装置2とを具備する測量システムであって、前記高低偏差測定装置は、前記基準レベル測定装置が測定する測定対象物と、該測定対象物と既知の関係に設けられ、施工面迄の距離を測定する測距センサ16と、該測距センサの測定範囲を含む範囲を撮影する画像カメラ23と、演算制御部19とを具備し、前記測距センサにより測定範囲が順次測定され、前記演算制御部は前記測距センサが測定する施工面の画像を取得し、該演算制御部は、前記基準レベル測定装置が測定した前記測定対象物の高さ情報と、前記測距センサが測定した距離情報に基づき施工面の高低情報を演算し、前記演算制御部は画像の合成により前記施工面の高低情報を合成する様構成された。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基準レベル測定装置と高低偏差測定装置とを具備する測量システムであって、前記高低偏差測定装置は、前記基準レベル測定装置が測定する測定対象物と、該測定対象物と既知の関係に設けられ、施工面迄の距離を測定する測距センサと、該測距センサの測定範囲を含む範囲を撮影する画像カメラと、演算制御部とを具備し、前記測距センサにより測定範囲が順次測定され、前記演算制御部は前記測距センサが測定する施工面の画像を取得し、該演算制御部は、前記基準レベル測定装置が測定した前記測定対象物の高さ情報と、前記測距センサが測定した距離情報に基づき施工面の高低情報を演算し、前記演算制御部は画像の合成により前記施工面の高低情報を合成する様構成された測量システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記基準レベル測定装置は、既知の高さの水平基準面を形成し、前記測定対象物は前記水平基準面を検出する受光器を有し、前記演算制御部は前記受光器の検出結果に基づき前記水平基準面に対する前記測距センサの測定基準位置の高さを演算し、前記測距センサの測定結果に基づき前記施工面の高低情報を演算する様構成された請求項1に記載の測量システム。
【請求項3】
前記基準レベル測定装置は既知の高さに設けられ、測定結果を送信可能なTS通信部を有し、追尾機能を有する測量機を含み、前記高低偏差測定装置は、前記TS通信部からの測定結果を受信可能な端末通信部を有し、前記測定対象物はプリズムであり、前記演算制御部は前記端末通信部を介して前記プリズムの高さ情報を取得し、前記プリズムの高さ情報に基づき、前記測距センサの測定基準位置の高さを演算し、前記測距センサの測定結果に基づき前記施工面の高低情報を演算する様構成された請求項1に記載の測量システム。
【請求項4】
前記高低偏差測定装置が移動体に設けられた請求項1~請求項3のうちいずれか1項に記載の測量システム。
【請求項5】
前記高低偏差測定装置は、傾斜センサを更に具備し、前記演算制御部は、前記傾斜センサの検出結果に基づき前記高低情報を補正する様構成された請求項1~請求項3のうちいずれか1項に記載の測量システム。
【請求項6】
前記高低偏差測定装置は、前記測距センサの測定範囲より広い画角を有し、前記施工面の高低情報を投影する投影装置を更に具備する請求項5に記載の測量システム。
【請求項7】
前記測距センサは、測距カメラである請求項1~請求項3のうちいずれか1項に記載の測量システム。
【請求項8】
前記画像の合成は、画像の重複部分に基づき行われる請求項1に記載の測量システム。
【請求項9】
前記高低偏差測定装置は、広角カメラを更に具備し、該広角カメラは施工面全体を含む全体画像を取得し、前記演算制御部は前記端末通信部を介して前記プリズムの水平面内での位置情報を取得し、該位置情報に基づき前記画像カメラが取得した画像を前記全体画像に合成する様構成した請求項3に記載の測量システム。
【請求項10】
測定対象物と、該測定対象物と既知の関係に設けられ、所定の画角を有し、該画角を測定範囲として施工面迄の距離を測定する測距センサと、該測距センサの測定範囲を含む範囲を撮影する画像カメラと、演算制御部とを具備する高低偏差測定装置と、前記測定対象物の高さを測定する基準レベル測定装置とを有する測量システムに於いて、前記測距センサにより前記測定範囲を順次測定する工程と、前記測距センサの測定範囲の画像を取得する工程と、前記基準レベル測定装置が測定した前記測定対象物の高さ情報と、前記測距センサが測定した距離情報に基づき施工面の高低情報を演算する工程と、画像の合成に基づき前記施工面の高低情報を合成する測定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は測定対象面の不陸状態を測定する測量システム及び測定方法に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリートの打設作業、或は整地作業に於いて、打設面或は整地面の不陸状態(凹凸状態)を解消し、設定した高さに施工することが望まれる。
【0003】
従来、例えば、コンクリートの打設作業に於いては、打設済部分に測定棒をコンクリートに差込み、打設済部分のコンクリートの高さを所定間隔で実測していた。
【0004】
高さの実測後、不陸状態を生じていた場合、凹部分にはコンクリートを継足し、或は凸部分はコンクリートを削除する等の修正作業をしていた。
【0005】
更に、コンクリートの固化後、表面に残っている凹凸を研磨する等して円滑にしている。
【0006】
又、均し材としてのコンクリート以外の均し材、例えば、砂、砂利、ビーズ玉等の均し材を施工面に打設し、表面を均一に均し、設定高さに施工する場合も、同様に、人手作業で実測し、凹凸があった場合は、均し材を継足し、或は削除する等の作業を繰返している。
【0007】
従来の方法では、個々の高さ測定が人手作業となり不陸測定の作業性が悪いという問題があり、又、均し材の打設作業、高さ測定作業、修正作業が別工程となることから作業能率が悪いという問題が有った。
【0008】
又、整地作業に於いても、整地後所定高さに糸を張る等して、整地高さ(不陸状態)の測定を行い、設定高さに対する偏差、不陸を生じている場合は、土盛り、除去の修正を行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平7-49228号公報
特許第6130078号公報
米国特許出願公開第2011/0235053号明細書
特開2005-140523号公報
特開2006-84346号公報
特開平9-210687号公報
特開2004-45159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、容易に測定対象面の設定高さに対する偏差、或は不陸状態を測定可能であり、測定対象面の施工作業と並行して施工面の高低情報を取得可能な測量システム及び測定方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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