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公開番号2024158230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073254
出願日2023-04-27
発明の名称センサ
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G01L 9/00 20060101AFI20241031BHJP(測定;試験)
要約【課題】キャビティの底面へのメンブレンの接触を抑制可能なセンサを提供する。
【解決手段】センサ(100)は、基板(10)を備える。基板の内部には、キャビティ(13)が形成されている。基板は、キャビティの底面と間隔を空けて対向しているメンブレン(14)を有する。キャビティの平面視における中央部には、第1凹部(13a)が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基板を備え、
前記基板の内部には、キャビティが形成されており、
前記基板は、前記キャビティの底面と間隔を空けて対向しているメンブレンを有し、
前記キャビティの平面視における中央部には、第1凹部が形成されている、センサ。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記第1凹部は、平面視において矩形である、請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記第1凹部は、平面視において円形である、請求項1に記載のセンサ。
【請求項4】
前記第1凹部の側面は、前記第1凹部の底面に近づくにつれて前記第1凹部の幅が小さくなるように傾斜している、請求項1に記載のセンサ。
【請求項5】
前記第1凹部の周囲にある前記キャビティの底面と前記メンブレンとの間の距離は、前記基板の厚さの0.05倍以下であり、
前記第1凹部の底面と前記メンブレンとの間の距離は、前記基板の厚さの0.075倍以上である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のセンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、センサに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特開2021-25966号公報(特許文献1)には、MEMS(Micro Electro Mechanical System)センサが記載されている。特許文献1に記載のMEMSセンサは、基板を有している。基板は、第1基板と、第2基板とを有している。第1基板及び第2基板は、単結晶のシリコンで形成されている。第1基板は、第1面と、第2面とを有している。第1面及び第2面は、第1基板の厚さ方向における端面である。第2面には、キャビティが形成されている。キャビティは、第1面に向かって凹んでいる。第2基板は、第2面上に配置されている。このように、キャビティは、基板の内部に形成されている。第1基板及び第2基板は、互いに接合されている。キャビティの底面と間隔を空けて対向している第2基板の部分は、メンブレン(ダイアフラム)を構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-25966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のMEMSセンサでは、外部の圧力によりメンブレンが撓むことにより動作する。特許文献1に記載のMEMSセンサでは、通常の使用状態における圧力によりメンブレンとキャビティの底面とが接触しないように、キャビティの深さが設計されている。しかしながら、例えばブレードを用いたダイシング工程で使用される水の圧力や基板実装時の洗浄、超音波洗浄、ブロー等によりメンブレンがキャビティの底面に接触してしまうことがある。このようなキャビティの底面へのメンブレンの接触は、メンブレンを損傷させる原因となる。
【0005】
本開示は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本開示は、キャビティの底面へのメンブレンの接触を抑制可能なセンサを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のセンサは、基板を備える。基板の内部には、キャビティが形成されている。基板は、キャビティの底面と間隔を空けて対向しているメンブレンを有する。キャビティの平面視における中央部には、第1凹部が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のセンサによると、キャビティの底面へのメンブレンの接触を抑制可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
センサ100の平面図である。
図1中のII-IIにおける断面図である。
図2中のIII-IIIにおける断面図である。
変形例1に係るセンサ100の断面図である。
変形例2に係るセンサ100の断面図である。
変形例3に係るセンサ100の断面図である。
変形例4に係るセンサ100の断面図である。
センサ100の製造工程図である。
ハードマスク形成工程S2を説明する断面図である。
レジストパターン形成工程S3を説明する断面図である。
第1エッチング工程S4を説明する断面図である。
第2エッチング工程S5を説明する断面図である。
第3エッチング工程S6を説明する断面図である。
基板貼り付け工程S7を説明する断面図である。
第1絶縁膜形成工程S8を説明する断面図である。
第1イオン注入工程S9を説明する断面図である。
第2絶縁膜形成工程S10を説明する断面図である。
コンタクトホール形成工程S11を説明する断面図である。
第2イオン注入工程S12を説明する断面図である。
パッド形成工程S13を説明する断面図である。
保護膜形成工程S14を説明する断面図である。
センサ100Aの断面図である。
センサ100Bの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。実施形態に係るセンサを、センサ100とする。
【0010】
(センサ100の構成)
以下に、センサ100の構成を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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