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公開番号
2024158017
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072797
出願日
2023-04-26
発明の名称
車両用速度計試験機
出願人
株式会社バンザイ
代理人
個人
,
個人
主分類
G01M
17/007 20060101AFI20241031BHJP(測定;試験)
要約
【課題】従来のスピードメーターの試験機は、設定が難しいという欠点があった。
【解決手段】本発明の車両用速度計試験機は、左側の枠体部と、該左側の枠体部内に、前後方向にそれぞれ離間して設けた、被試験車両の左側の前輪又は後輪を支持する複数の左側のローラー部と、右側の枠体部と、該右側の枠体部内に、前後方向にそれぞれ離間して設けた、被試験車両の右の前輪又は後輪を支持する複数の右のローラー部と、前記各左側のローラー部と、対応する前記各右側のローラー部とをそれぞれ同軸で連結する連結手段と、前記各右側のローラー部及び前記各左側のローラー部の少なくとも一方のローラー部にそれぞれ設けた回転数を検知する回転数検知装置と、該各回転数検知装置から取得した回転数のうち最大の回転数に基づいて、前記被試験車両の速度を演算する演算部とよりなることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
前後方向にそれぞれ離間して設けた、被試験車両の前輪又は後輪を支持する複数のローラーと、
該各ローラーの回転数をそれぞれ検知する回転数検知装置と、
該各回転数検知装置から取得した回転数のうち最大の回転数に基づいて、前記被試験車両の速度を演算する演算部と
よりなることを特徴とする車両用速度計試験機。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
左側の枠体部と、該左側の枠体部内に、前後方向にそれぞれ離間して設けた、被試験車両の左側の前輪又は後輪を支持する複数の左側のローラー部と、
右側の枠体部と、該右側の枠体部内に、前後方向にそれぞれ離間して設けた、被試験車両の右の前輪又は後輪を支持する複数の右のローラー部と、
前記各左側のローラー部と、対応する前記各右側のローラー部とをそれぞれ同軸で連結する連結手段と、
前記各右側のローラー部及び前記各左側のローラー部の少なくとも一方のローラー部にそれぞれ設けた回転数を検知する回転数検知装置と、
該各回転数検知装置から取得した回転数のうち最大の回転数に基づいて、前記被試験車両の速度を演算する演算部と
よりなることを特徴とする車両用速度計試験機。
【請求項3】
左側の枠体部と、該左側の枠体部内に、前後方向にそれぞれ離間して設けた、被試験車両の左側の前輪又は後輪を支持する複数の左側のローラー部と、
右側の枠体部と、該右側の枠体部内に、前後方向にそれぞれ離間して設けた、被試験車両の右の前輪又は後輪を支持する複数の右のローラー部と、
前記各右側のローラー部及び前記各左側のローラー部にそれぞれ設けた回転数を検知する回転数検知装置と、
前記各左側のローラー部の回転数検知装置から取得した回転数のうち最大の回転数と、前記各右側のローラー部の回転数検知装置から取得した回転数のうち最大の回転数との平均値の回転数に基づいて、前記被試験車両の速度を演算する演算部と
よりなることを特徴とする車両用速度計試験機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、FF車(前輪駆動車)やFR車(後輪駆動車)に加えて、4WD車(4輪駆動車)のスピードメータ(速度計)も試験(検査)できる車両用速度計試験機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車検などにおいて、前輪駆動車や後輪駆動車に加えて、例えば、図4に示すように、フルタイム4WD車の被試験車両1のスピードメーター検査もできるようにするために、速度計を検査できる車両用速度計試験機2を、試験場の床3に前後に離間して2台埋め込んで設置し、左右の前輪を支持する前側の試験機2を固定式とし、左右の後輪を支持する後側の試験機2を移動式とし、前記被試験車両1の車軸間距離(ホイールベース)に合わせて、前記移動式の試験機2を前後方向に移動できるようにしている(特許文献1)。
【0003】
なお、前記車両用速度計試験機2は、ブレーキテストもできる複合試験機であってもよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-264218号公開公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記車両用速度計試験機2が高価であり、また、移動式の試験機の移動駆動機構や、前後の試験機間の距離を制御する制御装置を必要として、装置が複雑になると共に、更に、高価となる問題点があった。
【0006】
また、移動式の試験機は大きいため、狭い店舗への設置は難しかった。
【0007】
そのため、例えば、図5及び図6に示すように、前側のみを速度計を検査できる固定式の車両用速度計試験機2とし、後側は、速度計試験手段や試験機移動手段の無い、単に左右の後輪を支持するだけの固定式多軸フリーローラー装置4を試験場の床面3の凹部3aに埋め込んで設置すると共に、図7に示すように、速度計試験手段の無い、単に各左右の車輪を支持するだけの、試験場内を移動可能な左右1対のポータブルフリーローラー装置5、5を別途設けて、構造を簡略し、費用を安くしたものもある。
【0008】
なお、前記固定式多軸フリーローラー装置4は、例えば、図6に示すように、前後方向に対して直交すると共に水平方向に延びる回転軸を有する、前後方向に離間して設けた複数の回転自在なフリーローラー4aからなり、該固定式多軸フリーローラー装置4は前後方向に長く構成されているので、前記被試験車両1のホイールベースの長さにかかわらず、前記いずれかのフリーローラー4a上に左右の後輪を支持できるようになる。
【0009】
なお、図6においては、前記固定式多軸フリーローラー装置4を現場での設置を容易にするために、前記各フリーローラー4aをそれぞれ左右2つに分離した、左側後輪を支持する左側ユニット4Aと、右側後輪を支持する右側ユニット4Bと2つからなる固定式多軸フリーローラー装置4の例を示しているが、一本のフリーローラー4aにより、左右の後輪を支持できる固定式多軸フリーローラー装置4としてもよい。
【0010】
また、前記左右の各ポータブルフリーローラー装置5、5は、図7に示すように、それぞれ、前後方向に対して直交すると共に水平方向に延びる回転軸を有する、前後方向に離間して設けた2本一対の回転自在なフリーローラー5a、5aからなる。
(【0011】以降は省略されています)
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