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公開番号
2024160725
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2023075941
出願日
2023-05-02
発明の名称
センサ及び検査装置
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人iX
主分類
G01R
33/09 20060101AFI20241108BHJP(測定;試験)
要約
【課題】特性の向上が可能なセンサ及び検査装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、センサは、第1、第2磁性領域、第1、第2対向磁性領域、第1、第2素子、導電部材、第1、第2端子を含む。前記導電部材は、第1導電領域及び第2導電領域を含む。前記第1導電領域は、第1素子の第1部分に対応する第1導電部分と、第1素子の第1他部分に対応する第1他導電部分と、を含む。前記第2導電領域は、第2素子の第2部分に対応する第2導電部分と、第2素子の第2他部分に対応する第2他導電部分と、を含む。前記第1他導電部分は、前記第2導電部分と連続する。前記第1端子は、前記第1他導電部分及び前記第2導電部分と電気的に接続される。前記第2端子は、前記第1導電部分及び前記第2他導電部分と電気的に接続される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1磁性領域と、
第1対向磁性領域であって、前記第1対向磁性領域は、前記第1磁性領域から前記第1対向磁性領域への第1方向において前記第1磁性領域から離れた、前記第1対向磁性領域と、
第1磁性層を含む第1素子であって、前記第1素子の少なくとも一部の前記第1方向における位置は、前記第1磁性領域の前記第1方向における位置と、前記第1対向磁性領域の前記第1方向における位置と、の間にあり、前記第1素子は、第1部分及び第1他部分を含み、前記第1部分から前記第1他部分への第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第1素子と、
第2磁性領域であって、前記第1磁性領域から前記第2磁性領域への方向は、前記第2方向に沿い、
第2対向磁性領域であって、前記第2対向磁性領域は、前記第1方向において前記第2磁性領域から離れ、前記第1対向磁性領域から前記第2対向磁性領域への方向は、前記第2方向に沿う、前記第2対向磁性領域と、
第2磁性層を含む第2素子であって、前記第2素子の少なくとも一部の前記第1方向における位置は、前記第2磁性領域の前記第1方向における位置と、前記第2対向磁性領域の前記第1方向における位置と、の間にあり、前記第2素子は、第2部分及び第2他部分を含み、前記第2部分から前記第2他部分への方向は、前記第2方向に沿う、前記第2素子と、
第3部分及び第3他部分を含む第3素子であって、前記第3部分は前記第1部分と電気的に接続され、前記第3他部分は前記第2部分と電気的に接続された、前記第3素子と、
第4部分及び第4他部分を含む第4素子であって、前記第4部分は前記第1他部分と電気的に接続され、前記第4他部分は前記第2他部分と電気的に接続された、前記第4素子と、
導電部材であって、前記導電部材は、第1導電領域及び第2導電領域を含み、前記第1導電領域は、前記第1部分に対応する第1導電部分と、前記第1他部分に対応する第1他導電部分と、を含み、前記第2導電領域は、前記第2部分に対応する第2導電部分と、前記第2他部分に対応する第2他導電部分と、を含み、前記第1他導電部分は、前記第2導電部分と連続した、前記導電部材と、
前記第1他導電部分及び前記第2導電部分と電気的に接続された第1端子と、
前記第1導電部分及び前記第2他導電部分と電気的に接続された第2端子と、
を備えたセンサ。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
第1磁性領域と、
第1対向磁性領域であって、前記第1対向磁性領域は、前記第1磁性領域から前記第1対向磁性領域への第1方向において前記第1磁性領域から離れた、前記第1対向磁性領域と、
第1磁性層を含む第1素子であって、前記第1素子の少なくとも一部の前記第1方向における位置は、前記第1磁性領域の前記第1方向における位置と、前記第1対向磁性領域の前記第1方向における位置と、の間にあり、前記第1素子は、第1部分及び第1他部分を含み、前記第1部分から前記第1他部分への第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第1素子と、
第2磁性領域であって、前記第1磁性領域から前記第2磁性領域への方向は、前記第2方向に沿い、
第2対向磁性領域であって、前記第2対向磁性領域は、前記第1方向において前記第2磁性領域から離れ、前記第1対向磁性領域から前記第2対向磁性領域への方向は、前記第2方向に沿う、前記第2対向磁性領域と、
第2磁性層を含む第2素子であって、前記第2素子の少なくとも一部の前記第1方向における位置は、前記第2磁性領域の前記第1方向における位置と、前記第2対向磁性領域の前記第1方向における位置と、の間にあり、前記第2素子は、第2部分及び第2他部分を含み、前記第2部分から前記第2他部分への方向は、前記第2方向に沿う、前記第2素子と、
第3部分及び第3他部分を含む第3素子であって、前記第3部分は前記第1部分と電気的に接続され、前記第3他部分は前記第2部分と電気的に接続された、前記第3素子と、
第4部分及び第4他部分を含む第4素子であって、前記第4部分は前記第1他部分と電気的に接続され、前記第4他部分は前記第2他部分と電気的に接続された、前記第4素子と、
導電部材であって、前記導電部材は、第1導電領域及び第2導電領域を含み、前記第1導電領域は、前記第1部分に対応する第1導電部分と、前記第1他部分に対応する第1他導電部分と、を含み、前記第2導電領域は、前記第2部分に対応する第2導電部分と、前記第2他部分に対応する第2他導電部分と、を含み、前記第1他導電部分は、前記第2導電部分と離れ、前記第1導電部分は前記第2導電部分と接続された、前記導電部材と、
前記第1他導電部分と電気的に接続された第1端子と、
前記第2他導電部分と電気的に接続された第2端子と、
を備えたセンサ。
【請求項3】
交流回路を含む制御部をさらに備え、
前記交流回路は、前記第1端子と前記第2端子との間に交流成分を含む導電部材電流を供給可能である、請求項1または2に記載のセンサ。
【請求項4】
第1磁性領域と、
第1対向磁性領域であって、前記第1対向磁性領域は、前記第1磁性領域から前記第1対向磁性領域への第1方向において前記第1磁性領域から離れた、前記第1対向磁性領域と、
第1磁性層を含む第1素子であって、前記第1素子の少なくとも一部の前記第1方向における位置は、前記第1磁性領域の前記第1方向における位置と、前記第1対向磁性領域の前記第1方向における位置と、の間にあり、前記第1素子は、第1部分及び第1他部分を含み、前記第1部分から前記第1他部分への第2方向は、前記第1方向と交差した、前記第1素子と、
第2磁性領域であって、前記第1磁性領域から前記第2磁性領域への方向は、前記第2方向に沿い、
第2対向磁性領域であって、前記第2対向磁性領域は、前記第1方向において前記第2磁性領域から離れ、前記第1対向磁性領域から前記第2対向磁性領域への方向は、前記第2方向に沿う、前記第2対向磁性領域と、
第2磁性層を含む第2素子であって、前記第2素子の少なくとも一部の前記第1方向における位置は、前記第2磁性領域の前記第1方向における位置と、前記第2対向磁性領域の前記第1方向における位置と、の間にあり、前記第2素子は、第2部分及び第2他部分を含み、前記第2部分から前記第2他部分への方向は、前記第2方向に沿う、前記第2素子と、
第3部分及び第3他部分を含む第3素子であって、前記第3部分は前記第1部分と電気的に接続され、前記第3他部分は前記第2部分と電気的に接続された、前記第3素子と、
第4部分及び第4他部分を含む第4素子であって、前記第4部分は前記第1他部分と電気的に接続され、前記第4他部分は前記第2他部分と電気的に接続された、前記第4素子と、
導電部材であって、前記導電部材は、第1導電領域及び第2導電領域を含み、前記第1導電領域は、前記第1部分に対応する第1導電部分と、前記第1他部分に対応する第1他導電部分と、を含み、前記第2導電領域は、前記第2部分に対応する第2導電部分と、前記第2他部分に対応する第2他導電部分と、を含み、前記導電部材に交流成分を含む導電部材電流が供給された場合に、前記導電部材電流が前記第1他導電部分から前記第1導電部分への向きを有するとき、前記導電部材電流は前記第2導電部分から前記第2他導電部分への向きを有する、前記導電部材と、
を備えたセンサ。
【請求項5】
交流回路を含む制御部をさらに備え、
前記交流回路は、前記導電部材に導電部材電流を供給可能である、請求項1または2に記載のセンサ。
【請求項6】
前記制御部は、素子電流回路及び検出回路をさらに備え、
前記素子電流回路は、前記第1部分及び前記第3部分の第1接続点と、前記第2他部分及び前記第4他部分の第2接続点と、の間に素子電流を供給可能であり、
前記検出回路は、前記第3他部分及び前記第2部分の第3接続点と、前記第1他部分及び前記第4部分の第4接続点と、の間に生じる検出信号を検出可能である、請求項3記載のセンサ。
【請求項7】
前記検出回路は、前記導電部材電流の周波数に基づいて前記検出信号を処理した出力信号を出力可能である、請求項6に記載のセンサ。
【請求項8】
前記第1素子及び前記第2素子に沿って延びる導電層をさらに備え、
前記制御部は、前記導電層に直流成分を含む導電層電流を供給可能である、請求項3に記載のセンサ。
【請求項9】
前記導電部材電流に基づく磁界は、前記第1方向の成分を含む、請求項3に記載のセンサ。
【請求項10】
請求項1に記載のセンサと、
前記センサから得られる信号を処理する処理部と、
を備えた検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、センサ及び検査装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、磁性層を用いたセンサがある。センサにおいて、特性の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-155719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、特性の向上が可能なセンサ及び検査装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、センサは、第1磁性領域、第1対向磁性領域、第1素子、第2磁性領域、第2対向磁性領域、第2素子、導電部材、第1端子及び第2端子を含む。前記第1対向磁性領域は、前記第1磁性領域から前記第1対向磁性領域への第1方向において前記第1磁性領域から離れる。前記第1素子は、第1磁性層を含む。前記第1素子の少なくとも一部の前記第1方向における位置は、前記第1磁性領域の前記第1方向における位置と、前記第1対向磁性領域の前記第1方向における位置と、の間にある。前記第1素子は、第1部分及び第1他部分を含む。前記第1部分から前記第1他部分への第2方向は、前記第1方向と交差する。前記第1磁性領域から前記第2磁性領域への方向は、前記第2方向に沿う。前記第2対向磁性領域は、前記第1方向において前記第2磁性領域から離れる。前記第1対向磁性領域から前記第2対向磁性領域への方向は、前記第2方向に沿う。前記第2素子は、第2磁性層を含む。前記第2素子の少なくとも一部の前記第1方向における位置は、前記第2磁性領域の前記第1方向における位置と、前記第2対向磁性領域の前記第1方向における位置と、の間にある。前記第2素子は、第2部分及び第2他部分を含む。前記第2部分から前記第2他部分への方向は、前記第2方向に沿う。前記第3素子は、第3部分及び第3他部分を含む。前記第3部分は前記第1部分と電気的に接続される。前記第3他部分は前記第2部分と電気的に接続される。前記第4素子は、第4部分及び第4他部分を含む。前記第4部分は前記第1他部分と電気的に接続される。前記第4他部分は前記第2他部分と電気的に接続される。前記導電部材は、第1導電領域及び第2導電領域を含む。前記第1導電領域は、前記第1部分に対応する第1導電部分と、前記第1他部分に対応する第1他導電部分と、を含む。前記第2導電領域は、前記第2部分に対応する第2導電部分と、前記第2他部分に対応する第2他導電部分と、を含む。前記第1他導電部分は、前記第2導電部分と連続する。前記第1端子は、前記第1他導電部分及び前記第2導電部分と電気的に接続される。前記第2端子は、前記第1導電部分及び前記第2他導電部分と電気的に接続される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図2は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図3(a)及び図3(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図4は、第1実施形態に係るセンサの特性を例示する模式図である。
図5は、参考例に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図6は、センサの特性を例示するグラフである。
図7(a)及び図7(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図8は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図9は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図10は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図11は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図12(a)及び図12(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図13(a)及び図13(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図14(a)及び図14(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図15(a)及び図15(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図16(a)及び図16(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図17は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図18は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図19は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図20は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図21は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図22は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図23は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図24は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図25(a)及び図25(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図26は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図27は、第2実施形態に係る検査装置を示す模式的図である。
図28は、第2実施形態に係る検査装置を示す模式的斜視図である。
図29は、第2実施形態に係る検査装置を示す模式的平面図である。
図30は、実施形態に係るセンサ及び検査装置を示す模式図である。
図31は、実施形態に係る検査装置を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1及び図2は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図3(a)及び図3(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図3(a)は、図1のE1-E2線断面図である。図3(b)は、図1のF1-F2線断面図である。
【0009】
図1に示すように、実施形態に係るセンサ110は、素子部10Eを含む。素子部10Eは、第1磁性領域51、第1対向磁性領域51A、第1素子11、第2磁性領域52、第2対向磁性領域52A、第2素子12、第3素子13、第4素子14、導電部材20、第1端子25A、及び、第2端子25Bを含む。
【0010】
第1対向磁性領域51Aは、第1磁性領域51から第1対向磁性領域51Aへの第1方向D1において、第1磁性領域51から離れる。
(【0011】以降は省略されています)
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