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公開番号
2024136954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023048268
出願日
2023-03-24
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H01L
29/78 20060101AFI20240927BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】サージ電流に対する耐性が高い半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、第1電極と、第1導電型の第1半導体層と、第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層の第1部分上に配置され、第1導電型の第3半導体層と、前記第2半導体層の第2部分上に配置され、第2導電型であり、キャリア濃度が前記第2半導体層のキャリア濃度よりも高い第4半導体層と、前記第2半導体層の第3部分上に配置され、第2導電型であり、キャリア濃度が前記第2半導体層のキャリア濃度よりも高く、第2方向における長さが前記第4半導体層の前記第2方向における長さよりも長い第5半導体層と、前記第2半導体層に絶縁膜を介して対向した第2電極と、前記第3半導体層、前記第4半導体層及び前記第5半導体層に接続された第3電極と、前記第5半導体層の直上域を含む領域に配置され、前記第3電極に接続された金属膜と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極と、
前記第1電極に接続され、シリコン及び炭素を含む第1導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層の一部上に配置され、前記第1半導体層に接し、シリコン及び炭素を含む第2導電型の第2半導体層と、
前記第2半導体層の第1部分上に配置され、シリコン及び炭素を含む第1導電型の第3半導体層と、
前記第2半導体層の第2部分上に配置され、シリコン及び炭素を含み、第2導電型であり、キャリア濃度が前記第2半導体層のキャリア濃度よりも高い第4半導体層と、
前記第2半導体層の第3部分上に配置され、シリコン及び炭素を含み、第2導電型でありキャリア濃度が前記第2半導体層のキャリア濃度よりも高く、前記第1電極から前記第1半導体層に向かう第1方向に対して交差した第2方向における長さが前記第4半導体層の前記第2方向における長さよりも長い第5半導体層と、
前記第2半導体層における前記第1半導体層と前記第3半導体層との間に配置された部分に絶縁膜を介して対向した第2電極と、
前記第3半導体層、前記第4半導体層及び前記第5半導体層に接続された第3電極と、
前記第3電極上であって前記第5半導体層の直上域を含む領域に配置され、前記第3電極に接続された金属膜と、
を備えた半導体装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1半導体層は、
前記第1電極上に配置された第1層と、
前記第1層上に配置され、キャリア濃度が前記第1層のキャリア濃度よりも低い第2層と、
を有し、
前記第1方向から見た前記第5半導体層の外縁と前記金属膜の外縁との最短距離は、前記第1方向における前記第1層と前記第2半導体層との最短距離以上である請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第5半導体層は複数設けられており、前記複数の第5半導体層は相互に離隔している請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記複数の第5半導体層は、前記第2方向に沿って配列された請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記複数の第5半導体層は、前記第1方向及び前記第2方向に平行な平面に対して交差する第3方向に沿っても配列された請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記複数の第5半導体層は、前記第1方向及び前記第2方向に平行な平面に対して交差する第3方向に沿って配列された請求項3に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第5半導体層は、
前記第2方向に延びる部分と、
前記第1方向及び前記第2方向に平行な平面に対して交差する第3方向に沿って延びる部分と、
を有する請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1半導体層における上方に前記第2半導体層が配置されていない部分と前記第3電極との間に配置され、前記第3電極に接続され、前記第1半導体層との間でショットキー接合を形成する金属層をさらに備えた請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項9】
第1電極と、
前記第1電極に接続され、シリコン及び炭素を含む第1導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層の一部上に配置され、前記第1半導体層に接し、シリコン及び炭素を含む第2導電型の第2半導体層と、
前記第2半導体層の一部上に配置され、前記第2半導体層に接し、シリコン及び炭素を含み、第2導電型であり、キャリア濃度が前記第2半導体層のキャリア濃度よりも高い第3半導体層と、
前記第1半導体層上に配置され、前記第1半導体層との間でショットキー接合を形成する金属層と、
前記金属層上に配置され、前記金属層に接続された第2電極と、
前記第2電極上であって前記第3半導体層の直上域を含む領域に配置され、前記第2電極に接続された金属膜と、
を備えた半導体装置。
【請求項10】
前記第1半導体層は、
前記第1電極上に配置された第1層と、
前記第1層上に配置され、キャリア濃度が前記第1層のキャリア濃度よりも低い第2層と、
を有し、
前記第1方向から見た前記第3半導体層の外縁と前記金属膜の外縁との最短距離は、前記第1方向における前記第1層と前記第2半導体層との最短距離以上である請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電力制御用半導体装置として、炭化シリコン(SiC)を用いた装置がある。炭化シリコンは絶縁破壊電界強度がシリコン(Si)よりも高く、高性能な電力制御用半導体装置を実現できる。電力制御用半導体装置は、システム故障等が発生したときに、短時間ではあるが定格電流よりも大きいサージ電流に耐える必要がある。特に、炭化シリコンはシリコンよりも素子抵抗を低くすることが可能であるため、炭化シリコンを用いた半導体装置はより高い電流密度で使われることが多い。このため、炭化シリコンを用いた半導体装置は、高サージ電流に耐えることが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6649183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態の目的は、サージ電流に対する耐性が高い半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る半導体装置は、第1電極と、前記第1電極に接続され、シリコン及び炭素を含む第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層の一部上に配置され、前記第1半導体層に接し、シリコン及び炭素を含む第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層の第1部分上に配置され、シリコン及び炭素を含む第1導電型の第3半導体層と、前記第2半導体層の第2部分上に配置され、シリコン及び炭素を含み、第2導電型であり、キャリア濃度が前記第2半導体層のキャリア濃度よりも高い第4半導体層と、前記第2半導体層の第3部分上に配置され、シリコン及び炭素を含み、第2導電型であり、キャリア濃度が前記第2半導体層のキャリア濃度よりも高く、前記第1電極から前記第1半導体層に向かう第1方向に対して交差した第2方向における長さが前記第4半導体層の前記第2方向における長さよりも長い第5半導体層と、前記第2半導体層における前記第1半導体層と前記第3半導体層との間に配置された部分に絶縁膜を介して対向した第2電極と、前記第3半導体層、前記第4半導体層及び前記第5半導体層に接続された第3電極と、前記第3電極上であって前記第5半導体層の直上域を含む領域に配置され、前記第3電極に接続された金属膜と、を備える。
【0006】
実施形態に係る半導体装置は、第1電極と、前記第1電極に接続され、シリコン及び炭素を含む第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層の一部上に配置され、前記第1半導体層に接し、シリコン及び炭素を含む第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層の一部上に配置され、前記第2半導体層に接し、シリコン及び炭素を含み、第2導電型であり、キャリア濃度が前記第2半導体層のキャリア濃度よりも高い第3半導体層と、前記第1半導体層上に配置され、前記第1半導体層との間でショットキー接合を形成する金属層と、前記金属層上に配置され、前記金属層に接続された第2電極と、前記第2電極上であって前記第3半導体層の直上域を含む領域に配置され、前記第2電極に接続された金属膜と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1(a)は第1の実施形態に係る半導体装置を示す平面図であり、図1(b)は第1の実施形態に係る半導体装置の半導体部分を示す平面図である。
図2は、第1の実施形態に係る半導体装置におけるゲート電極構造とサージトリガー層を示す平面図である。
図3は、図2に示すA-A’線による断面図である。
図4は、図1(b)に示すB-B’ 線による断面図である。
図5(a)及び(b)は、第1の実施形態に係る半導体装置の動作を示す模式的断面図である。
図6(a)は比較例に係る半導体装置を示す平面図であり、図6(b)は図6(a)に示すD-D’線による断面図である。
図7は、第1の実施形態の第1の変形例に係る半導体装置の半導体部分を示す平面図である。
図8は、第1の実施形態の第2の変形例に係る半導体装置の半導体部分を示す平面図である。
図9は、第1の実施形態の第3の変形例に係る半導体装置の半導体部分を示す平面図である。
図10は、第1の実施形態の第4の変形例に係る半導体装置の半導体部分を示す平面図である。
図11は、第1の実施形態の第5の変形例に係る半導体装置の半導体部分を示す平面図である。
図12は、図11に示すE-E’ 線による断面図である。
図13(a)は第2の実施形態に係る半導体装置を示す平面図であり、図13(b)は第2の実施形態に係る半導体装置の半導体部分を示す平面図である。
図14は、図13(a)に示すF-F’ 線による断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<第1の実施形態>
本実施形態に係る半導体装置は、電力制御用の縦型の半導体装置であり、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor:金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)である。
【0009】
図1(a)は本実施形態に係る半導体装置を示す平面図であり、図1(b)は本実施形態に係る半導体装置の半導体部分を示す平面図である。
図2は、本実施形態に係る半導体装置におけるゲート電極構造とサージトリガー層を示す平面図である。
図3は、図2に示すA-A’線による断面図である。
図4は、図1(b)に示すB-B’ 線による断面図である。
【0010】
図1(a)~図4に示すように、本実施形態に係る半導体装置1においては、ドレイン電極11(第1電極)、半導体部分20、ソース電極12(第3電極)、ゲート電極構造13、絶縁膜30、金属膜14が設けられている。半導体部分20の形状は、例えば矩形の板状である。ドレイン電極11、ソース電極12及び金属膜14は、例えば、金属により形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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