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公開番号
2024159197
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023075037
出願日
2023-04-28
発明の名称
コークス炉のタール洗浄装置、タール洗浄装置の製造方法
出願人
住友重機械プロセス機器株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C10B
43/08 20060101AFI20241031BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】ノズルユニットのノズルがロータから抜けにくいタール洗浄装置を提供することを目的としている。
【解決手段】タール洗浄装置100は、コークス炉に付着するタールを洗浄する洗浄装置であって、回転しながら高圧水を噴射するロータ2を有するノズルユニット1を備える。ロータ2は、筒状のロータ本体部3と、当該ロータ本体部3に設けられた収容部32に収容されるノズル4と、を有する。ノズル4の外周面43に、下流側が上流側よりも小形になる外周段差44が設けられ、収容部32に、外周段差44と係合する係合部322が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
コークス炉に付着するタールを洗浄する洗浄装置であって、回転しながら高圧水を噴射するロータを有するノズルユニットを備え、
前記ロータは、筒状のロータ本体部と、当該ロータ本体部に設けられた収容部に収容されるノズルと、を有し、
前記ノズルの外周面に、下流側が上流側よりも小形になる外周段差が設けられ、
前記収容部に、前記外周段差と係合する係合部が形成されているタール洗浄装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記ノズルの外周面には、前記外周段差の下流側に外周小径部が設けられ、前記外周段差の上流側に前記外周小径部よりも大径の外周大径部が設けられる、請求項1に記載のタール洗浄装置。
【請求項3】
前記収容部は、前記外周小径部を環囲する内周面を有し、
前記係合部は、前記内周面を内側に張り出すように塑性変形させた部分を含む、請求項2に記載のタール洗浄装置。
【請求項4】
前記収容部は、隙間を介して前記外周小径部を環囲する内周面を有し、
前記係合部は、前記隙間に張り出すように前記内周面を塑性変形させた部分を含む、請求項2に記載のタール洗浄装置。
【請求項5】
前記係合部は、前記収容部の内周面に形成された内周段差であり、
前記内周面には、前記内周段差の下流側に内周小径部が設けられ、前記内周段差の上流側に前記内周小径部よりも大径の内周大径部が設けられる、請求項2に記載のタール洗浄装置。
【請求項6】
前記ロータ本体部は、前記収容部の上流側に連続して前記内周大径部よりも大径の筒状部を有し、
前記筒状部には、前記筒状部に嵌合し、前記ノズルの上流側への移動を制限する制限部材が設けられる、請求項5に記載のタール洗浄装置。
【請求項7】
前記ロータ本体部はステンレス鋼で形成され、前記ノズルは前記ロータ本体部よりも高硬度材料で形成される、請求項1に記載のタール洗浄装置。
【請求項8】
筒状のロータ本体部と、外周面に下流側が上流側よりも小形になる外周段差を形成されており、当該ロータ本体部に設けられた収容部に収容されるノズルとを有し、高圧水を噴射するノズルユニットを備えるタール洗浄装置の製造方法であって、
前記収容部に前記ノズルを収容するステップと、
前記収容部を塑性変形させて前記外周段差と係合する係合部を形成するステップと、
を含むタール洗浄装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コークス炉のタール洗浄装置およびタール洗浄装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
コークス炉の炉蓋等を洗浄する技術が知られている。本出願人は、特許文献1において、高圧水を噴射するノズルユニットを備えた炉蓋洗浄装置を開示している。この装置は、ケーシングと、ノズルリテーナと、ロータとを有するノズルユニットを備えている。ロータは、筒状のロータ本体部とロータ本体部の下流端を縮径する管状ノズルとを備えている。ノズルユニットは、ケーシングに注入された高圧水を、ロータおよびノズルリテーナの中空部を通じて吐出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-234466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の炉蓋洗浄装置では、ノズルユニットのノズルは、ロータ本体部の下流側からロータ本体部内に挿入されている。その上で、ノズルは、圧入、接着等によってロータ本体部に固定されている。この構造では、ロータの高速回転によって、ノズルがロータ本体部から抜けてしまうおそれがある。ノズルが抜けると、ロータが正常に回転せずノズルユニットの機能が損なわれる。
【0005】
これらから、特許文献1に記載の炉蓋洗浄装置には、ノズルユニットのノズルがロータ本体部から抜けにくくするという観点から改善の余地がある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、ノズルユニットのノズルがロータから抜けにくいコークス炉のタール洗浄装置を提供することを目的の一つとしている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のタール洗浄装置は、コークス炉に付着するタールを洗浄する洗浄装置であって、回転しながら高圧水を噴射するロータを有するノズルユニットを備える。ロータは、筒状のロータ本体部と、当該ロータ本体部に設けられた収容部に収容されるノズルと、を有する。ノズルの外周面に、下流側が上流側よりも小形になる外周段差が設けられ、収容部に、外周段差と係合する係合部が形成されている。
【0008】
本発明の別の態様は、タール洗浄装置の製造方法である。この方法は、筒状のロータ本体部と、外周面に下流側が上流側よりも小形になる外周段差を形成されており、当該ロータ本体部に設けられた収容部に収容されるノズルとを有し、高圧水を噴射するノズルユニットを備えるタール洗浄装置の製造方法であって、収容部にノズルを収容するステップと、収容部を塑性変形させて外周段差と係合する係合部を形成するステップと、を含む。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ノズルユニットのノズルがロータから抜けにくいタール洗浄装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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