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公開番号
2024158093
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072963
出願日
2023-04-27
発明の名称
交流給電装置及び交流給電システム
出願人
岩崎電気株式会社
,
ANP株式会社
,
DC Power Vil.株式会社
代理人
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20241031BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】直流発電装置から交流電圧配線に交流電圧を供給する交流給電装置を簡素かつ安価な構成で提供する。
【解決手段】交流給電装置2は、直流発電装置3からの直流入力電圧を交流電圧配線4の電圧に同期する脈流直流出力電圧に変換するDC/DCコンバータ10と、直流出力電圧を交流出力電圧に変換するDC/ACコンバータ20を含む。DC/ACコンバータ20は、FET21-23及びFET22-24のフルブリッジ回路であり、交流電圧配線4に接続される配線L2が高電位側となる期間TBでは配線L2から第1の電圧が充電され、交流電圧配線4に接続される配線L1が高電位側となる期間TAでは配線L1から第2の電圧が充電され、期間TAでは、第1の電圧に基づいてFET21がオンされ、配線L1の電圧によってFET24がオンされ、期間TBでは、第2の電圧に基づいてFET22がオンされ、配線L2の電圧によってFET23がオンされる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
直流発電装置から交流電圧配線に交流出力電圧を供給する交流給電装置であって、
前記直流発電装置から直流入力電圧が供給され、該直流入力電圧を前記交流電圧配線の交流電圧の全波整流波形に同期する脈流波形の直流出力電圧に変換するDC/DCコンバータと、
第1、第2、第3及び第4のスイッチング素子並びに駆動回路を含み、前記直流出力電圧を前記交流出力電圧に変換するDC/ACコンバータと、
を備え、
前記第1及び第3のスイッチング素子は、前記第1のスイッチング素子を高電位側として前記DC/DCコンバータの出力端間に直列接続され、前記第1のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子との接続点は第1の配線を介して前記交流電圧配線の一方に接続され、前記第2及び第4のスイッチング素子は、前記第2のスイッチング素子を高電位側として前記DC/DCコンバータの出力端間に直列接続され、前記第2のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子との接続点は第2の配線を介して前記交流電圧配線の他方に接続され、
前記駆動回路は、
前記第2の配線が前記第1の配線よりも高電位となる負位相期間では前記第2の配線の電圧に基づいて第1の電圧を充電し、前記第1の配線が前記第2の配線よりも高電位となる正位相期間では前記第1の配線の電圧に基づいて第2の電圧を充電するように構成され、
前記正位相期間では、前記第2及び第3のスイッチング素子がオフした状態で、前記第1の電圧に基づいて前記第1のスイッチング素子がオンするとともに前記第1の配線の電圧によって前記第4のスイッチング素子がオンし、前記負位相期間では、前記第1及び第4のスイッチング素子がオフした状態で、前記第2の電圧に基づいて前記第2のスイッチング素子がオンするとともに前記第2の配線の電圧によって前記第3のスイッチング素子がオンするように構成された、交流給電装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記第1、第2、第3及び第4のスイッチング素子はそれぞれ第1、第2、第3及び第4のFETからなり、前記第1及び第2のFETのドレインが前記DC/DCコンバータの出力端の高電位側に接続され、前記第3及び第4のFETのソースが前記DC/DCコンバータの出力端の低電位側に接続され、前記第1のFETのソース及び前記第3のFETのドレインが前記第1の配線に接続され、前記第2のFETのソース及び前記第4のFETのドレインが前記第2の配線に接続され、
前記駆動回路は、前記第1及び第2のFETのゲート接続されたハイサイド駆動回路並びに前記第3及び第4のFETのゲートに接続されたローサイド駆動回路を含み、
前記ハイサイド駆動回路は、第1のコンデンサ(201)、第1のダイオード(202)、第1のツェナーダイオード(203)、第2のダイオード(204)、第1の抵抗(205)、第1のN型トランジスタ(206)、第1のP型トランジスタ(207)、第2のN型トランジスタ(208)、第2のコンデンサ(211)、第3のダイオード(212)、第2のツェナーダイオード(213)、第4のダイオード(214)、第2の抵抗(215)、第3のN型トランジスタ(216)、第2のP型トランジスタ(217)、第4のN型トランジスタ(218)、第3のコンデンサ(210)及び第3の抵抗(220)を含み、
前記第1のコンデンサの低電位側ノードには、前記第1のツェナーダイオードのアノード、前記第2のダイオードのアノード、前記第1のP型トランジスタのコレクタ及び前記第2のN型トランジスタのエミッタが接続され、前記第1のコンデンサの高電位側ノードには、前記第1のダイオードのカソード及び前記第1のN型トランジスタのコレクタが接続され、前記第1のダイオードのアノードは前記第1のツェナーダイオードのカソードに接続され、前記第1のN型トランジスタ及び前記第1のP型トランジスタの共通ベースが前記第1の抵抗を介して前記第1のコンデンサの高電位側ノードに接続されるとともに前記第2のN型トランジスタのコレクタに接続され、前記第1のN型トランジスタ及び前記第1のP型トランジスタの共通エミッタが、前記第1のFETのゲートに接続され、前記第2のN型トランジスタのベースが前記第2のダイオードのカソードに接続され、
前記第2のコンデンサの低電位側ノードには、前記第2のツェナーダイオードのアノード、前記第4のダイオードのアノード、前記第2のP型トランジスタのコレクタ及び前記第4のN型トランジスタのエミッタが接続され、前記第2のコンデンサの高電位側ノードには、前記第3のダイオードのカソード及び前記第3のN型トランジスタのコレクタが接続され、前記第3のダイオードのアノードは前記第2のツェナーダイオードのカソードに接続され、前記第3のN型トランジスタ及び前記第2のP型トランジスタの共通ベースが前記第2の抵抗を介して前記第2のコンデンサの高電位側ノードに接続されるとともに前記第4のN型トランジスタのコレクタに接続され、前記第3のN型トランジスタ及び前記第2のP型トランジスタの共通エミッタが、前記第2のFETのゲートに接続され、前記第4のN型トランジスタのベースが前記第4のダイオードのカソードに接続され、
前記第3のコンデンサは、前記第1のダイオードと前記第1のツェナーダイオードの接続点と、前記第3のダイオードと前記第2のツェナーダイオードの接続点との間に接続され、前記第3の抵抗は、前記第3のN型トランジスタのベースと前記第4のN型トランジスタのベースとの間に接続され、
前記ローサイド駆動回路は、第4の抵抗(221)、第3のツェナーダイオード(222)、第5の抵抗(223)及び第4のツェナーダイオード(224)を含み、前記第4の抵抗は前記第3のFETのゲートと前記第2のFETのソースの間に接続され、前記第5の抵抗は前記第4のFETのゲートと前記第1のFETのソースの間に接続された、請求項1に記載の交流給電装置。
【請求項3】
前記DC/DCコンバータの前記直流出力電圧を検出し、検出された前記直流出力電圧が所定の上限値を超える場合に前記DC/DCコンバータの出力を停止させる出力電圧検出回路をさらに備える請求項1に記載の交流給電装置。
【請求項4】
前記交流電圧配線の前記交流電圧を検出し、検出された前記交流電圧が所定の下限値未満となる場合に前記DC/DCコンバータの出力を停止させる電源電圧検出回路をさらに備える請求項1に記載の交流給電装置。
【請求項5】
前記所定の下限値は、前記交流電圧配線に関する定格交流電圧の90%である、請求項4に記載の交流給電装置。
【請求項6】
前記交流電圧配線が商用電源とコンセントの間に接続された配線であり、前記第1及び第2の配線を前記コンセントに接続するためのプラグを備える請求項1に記載の交流給電装置。
【請求項7】
請求項1に記載の交流給電装置と、
前記交流給電装置の前記DC/DCコンバータの入力端子に接続される前記直流発電装置と、
を備える交流給電システム。
【請求項8】
前記直流発電装置は、太陽光パネル又は風力発電装置である、請求項7に記載の交流給電システム。
【請求項9】
前記交流電圧配線は商用電源とコンセントの間に接続された配線であり、前記交流給電装置は、前記第1及び第2の配線を前記コンセントに接続するための配線及びプラグを備える、請求項7に記載の交流給電システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、交流給電装置及びそれを用いた交流給電システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、商用電力系統に連系する系統連系発電装置を開示する。この系統連系発電装置は、交流スイッチが商用電力系統に接続される一対の交流端子と、所定の直流出力が流入する一対の直流端子とを備える。直流出力端Tと一対の直流端子との間にチョークコイルが挿入され、制御回路が、商用電力系統の波形情報に基づいて、フルブリッジ回路を備える交流スイッチの極性を切替制御する。
【0003】
特許文献2は、電力変換装置を開示する。この電力変換装置は、直流電源からの入力電圧を昇圧又は降圧する直流-直流変換回路と、直流-直流変換回路が出力する中間電圧を交流に変換するフルブリッジ回路である直流-交流変換回路と、直流-直流変換回路及び直流-交流変換回路を制御する制御ユニットとを有する。制御ユニットは、直流-交流変換回路を操作する信号波と搬送波との振幅比である変調度が目標変調度となるように、直流-直流変換回路を制御する回路制御部を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-211861号公報
再表2011-105589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、制御回路の詳細が開示されていないが、一般に、フルブリッジ回路の制御回路(駆動回路)は、制御ICなどを用いてフルブリッジ回路の各トランジスタを個別に駆動する他励式の形態をとることが多い。実際に、特許文献2のフルブリッジ回路を制御する制御ユニットは、フルブリッジ回路を構成する4個のスイッチング素子に対してデジタル回路から個別の駆動信号を生成している。しかし、このような回路構成では、制御が複雑化し、高コスト化の原因となる。このことが、一般家庭などにおける比較的小規模な太陽光パネルなどの発電装置の導入の妨げとなっている。
【0006】
そこで、本発明は、直流発電装置から交流電圧配線に交流電圧を供給する交流給電装置及びそれを用いた交流給電システムを簡素かつ安価な構成で提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の交流給電装置は、直流発電装置から交流電圧配線に交流出力電圧を供給する交流給電装置であって、直流発電装置から直流入力電圧が供給され、直流入力電圧を交流電圧配線の交流電圧の全波整流波形に同期する脈流波形の直流出力電圧に変換するDC/DCコンバータと、第1、第2、第3及び第4のスイッチング素子並びに駆動回路を含み、直流出力電圧を交流出力電圧に変換するDC/ACコンバータと、を備える。第1及び第3のスイッチング素子は、第1のスイッチング素子を高電位側としてDC/DCコンバータの出力端間に直列接続され、第1のスイッチング素子と第3のスイッチング素子との接続点は第1の配線を介して交流電圧配線の一方に接続され、第2及び第4のスイッチング素子は、第2のスイッチング素子を高電位側としてDC/DCコンバータの出力端間に直列接続され、第2のスイッチング素子と第4のスイッチング素子との接続点は第2の配線を介して交流電圧配線の他方に接続される。駆動回路は、第2の配線が第1の配線よりも高電位となる負位相期間では第2の配線の電圧に基づいて第1の電圧を充電し、第1の配線が第2の配線よりも高電位となる正位相期間では第1の配線の電圧に基づいて第2の電圧を充電するように構成され、正位相期間では、第2及び第3のスイッチング素子がオフした状態で、第1の電圧に基づいて第1のスイッチング素子がオンするとともに第1の配線の電圧によって第4のスイッチング素子がオンし、負位相期間では、第1及び第4のスイッチング素子がオフした状態で、第2の電圧に基づいて第2のスイッチング素子がオンするとともに第2の配線の電圧によって第3のスイッチング素子がオンするように構成される。
【0008】
上記構成によると、交流給電装置は直流入力電圧を交流電源に同期する脈流波形の直流出力電圧に変換するDC/DCコンバータと、この直流出力電圧を交流出力電圧に変換するDC/ACコンバータとを備え、DC/ACコンバータは交流電源に同期して自励駆動される。これにより、直流発電装置から交流電圧配線に交流電圧を供給する交流給電装置を簡素かつ安価な構成で実現することができる。
【0009】
本開示の交流給電システムは、上記交流給電装置と、交流給電装置のDC/DCコンバータの入力端子に接続される直流発電装置と、を備える。
【0010】
上記構成によると、交流給電システムは、直流入力電圧を交流電源に同期する脈流波形の直流出力電圧に変換するDC/DCコンバータと、交流電源に同期して自励駆動されて直流出力電圧を交流出力電圧に変換するDC/ACコンバータとを備える交流給電装置を含む。したがって、直流発電装置から交流電圧配線に交流電圧を供給する交流給電システムを簡素かつ安価な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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