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公開番号2024157891
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072525
出願日2023-04-26
発明の名称レシーバ及び冷凍サイクルシステム
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類F25B 43/00 20060101AFI20241031BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】小型化可能なレシーバを提供する。
【解決手段】レシーバ9は、冷媒を気液分離するタンク91と、タンク91に接続され、タンク91の内側面92を向く開口21A,22A,23Aをそれぞれ備える複数の配管21,22,23と、を備え、タンク91は有底円筒状を有し、タンク91に接続され、開口21A,22A,23Aよりも低位置に配置する開口20Aを備える配管20を備え、開口20Aは、複数の配管21,22,23のそれぞれに備えられた開口21A,22A,23Aの方向に開口21A,22A,23Aから内側面92に向かって延びる線分21B,22B,23B上とは異なる位置に配置される
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を気液分離するタンクと、
前記タンクに接続され、前記タンクの内側面を向く第1開口をそれぞれ備える複数の第1配管と、を備える
ことを特徴とするレシーバ。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記タンクは有底円筒状を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のレシーバ。
【請求項3】
前記タンクに接続され、前記第1開口よりも低位置に配置される第2開口を備える第2配管を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のレシーバ。
【請求項4】
前記第2開口は、複数の前記第1配管のそれぞれに備えられる前記第1開口から前記内側面に向かって延びるそれぞれの線分上とは異なる位置に配置される
ことを特徴とする請求項3に記載のレシーバ。
【請求項5】
前記タンクは有底筒状を有し、
前記第1配管及び前記第2配管は、何れも、前記タンクの下面又は上面の何れかを貫通して前記タンクの内部にまで延在する
ことを特徴とする請求項3に記載のレシーバ。
【請求項6】
前記タンクは有底筒状を有し、
前記第1配管は、前記タンクの下面又は上面の何れか一方の面を貫通して前記タンクの内部にまで延在し、
前記第2配管は、前記タンクの下面又は上面の何れか他方の面を貫通して前記タンクの内部にまで延在する
ことを特徴とする請求項5に記載のレシーバ。
【請求項7】
前記第1配管は少なくとも3本備えられ、
前記第2開口は、レシーバの上面視で前記第1配管同士を結ぶ線で囲まれた領域内に配置される
ことを特徴とする請求項3に記載のレシーバ。
【請求項8】
前記第1配管は、前記第2開口を中心とする円周上に配置される
ことを特徴とする請求項7に記載のレシーバ。
【請求項9】
複数の前記第1配管のそれぞれに備えられた前記第1開口は、水平方向、又は、前記第2開口の高さ方向位置から遠ざかる方向に向いている
ことを特徴とする請求項3に記載のレシーバ。
【請求項10】
前記タンクに接続され、前記第1開口よりも高位置に配置する第3開口を備える第3配管を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のレシーバ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レシーバ及び冷凍サイクルシステムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
複数の熱交換器を備える冷凍サイクルでは、運転条件によって各熱交換器がそれぞれ蒸発器又は凝縮器になるように冷媒配管(冷媒が循環する経路)が切り替えられる。運転条件によって冷媒の流通方向、負荷等が異なる冷凍サイクルになっても、効率よく運転することが好ましい。この場合、冷凍サイクル毎に、循環する冷媒量を適正に調整することが好ましい。例えば、冷凍サイクルは、循環する冷媒量が過剰の場合でも、冷媒量が不足した場合でも、冷凍サイクルの効率が低下する。そこで、レシーバを使用することで冷媒量を調整できる。レシーバは液体の冷媒を貯留するものであり、冷凍サイクルの運転条件によって貯留される冷媒量を調整できる。
【0003】
レシーバでは、気液二相の冷媒が流入した場合に、冷凍サイクルを効率よく運転するため、気液分離が行われる。レシーバには、凝縮器として動作する熱交換器から凝縮しきれずに気液二相状態で流入する可能性がある。このため、レシーバで気液分離が行われれ、レシーバから流出する冷媒を液単相にすることが好ましい。レシーバから流出する冷媒は、膨張弁を介して蒸発器として動作する熱交換器に導かれる。このため、気液分離ができないと、気液二相の状態で膨張弁に流入し得る。この結果、膨張弁を通過するときの圧力損失が過大になり、冷凍サイクルの効率低下の原因になる。また、冷凍サイクルの運転条件によっては、上記のように、熱交換器の動作が凝縮器から蒸発器に切り替わり、蒸発器から凝縮器に切り替わる。このため、レシーバでは、流入及び流出からなる双方向となる冷媒の流れに対応するとともに、レシーバから流出する冷媒を気液分離し、流出する冷媒を液単相にすることが好ましい。
【0004】
特許文献1の要約書には、「密閉容器61内部を仕切り板62により室63、64に2分割し、それぞれの室63、64を所定の高さ位置で連通するとともに、各室63、64に、冷媒流入・出用パイプ65、66を各別に連通接続する。」ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-170107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の可逆方向レシーバ6では、冷媒流入出用パイプ65と冷媒流入出用パイプ66との間に、仕切板62が備えられる(図2)。仕切板62は、冷媒を気液分離するものである(段落0019~0020)。このため、冷媒流入出用パイプの本数が多いほど、備えられる仕切板の数も多くなり、可逆方向レシーバ6が大型化する。
本開示が解決しようとする課題は、小型化可能なレシーバ及び冷凍サイクルシステムの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のレシーバは、冷媒を気液分離するタンクと、前記タンクに接続され、前記タンクの内側面を向く第1開口をそれぞれ備える複数の第1配管と、を備える。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、小型化可能なレシーバ及び冷凍サイクルシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の冷凍サイクルシステムを示す系統図である。
本開示のレシーバの内部を上方から視た図である。
図2Aにおいて白抜き矢印の方向から本開示のレシーバの内部を視た図である。
本開示のレシーバの内部を上方から視た図であり、図2Aとは異なる方向を紙面下方向に向けた図である。
図2Cにおいて白抜き矢印の方向から本開示のレシーバの内部を視た図である。
別の実施形態に係るレシーバの内部を上方から視た図である。
図3Aにおいて白抜き矢印の方向からレシーバの内部を視た図である。
別の実施形態に係るレシーバの内部を上方から視た図であり、図3Aとは異なる方向を紙面下方向に向けた図である。
図3Cにおいて白抜き矢印の方向からレシーバの内部を視た図である。
別の実施形態に係るレシーバの内部を上方から視た図である。
図4Aにおいて白抜き矢印の方向からレシーバの内部を視た図である。
別の実施形態に係るレシーバの内部を上方から視た図であり、図4Aとは異なる方向を紙面下方向に向けた図である。
図4Cにおいて白抜き矢印の方向からレシーバの内部を視た図である。
別の実施形態に係るレシーバの内部を上方から視た図である。
図5Aにおいて白抜き矢印の方向からレシーバの内部を視た図である。
別の実施形態に係るレシーバの内部を上方から視た図であり、図5Aとは異なる方向を紙面下方向に向けた図である。
図5Cにおいて白抜き矢印の方向からレシーバの内部を視た図である。
別の実施形態に係るレシーバの内部を側方から視た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための形態(実施形態と称する)を説明する。以下の一の実施形態の説明の中で、適宜、一の実施形態に適用可能な別の実施形態の説明も行う。本開示は以下の一の実施形態に限られず、異なる実施形態同士を組み合わせたり、本開示の効果を著しく損なわない範囲で任意に変形したりできる。また、同じ部材については同じ符号を付すものとし、重複する説明は省略する。更に、同じ機能を有するものは同じ名称を付すものとする。図示の内容は、あくまで模式的なものであり、図示の都合上、本開示の効果を著しく損なわない範囲で実際の構成から変更したり、図面間で一部の部材の図示を省略したり変形したりすることがある。また、同じ実施形態で、必ずしも全ての構成を備える必要はない。
(【0011】以降は省略されています)

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