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公開番号2024114054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019433
出願日2023-02-10
発明の名称冷蔵庫
出願人アクア株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 19/00 20060101AFI20240816BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】 凝縮器の十分な冷却を行うとともに、蒸発皿に溜まった除霜水(液体)の蒸発を促進できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 凝縮器6と、凝縮器6の下側に配置された除霜水(液体)を蓄える蒸発皿10と、蒸発皿10の上面を覆う蓋として機能するとともに、凝縮器6を支持する支持部材20と、冷却ファン8と、を備え、蒸発皿10の上面を覆う支持部材20が入側開口22及び出側開口24を有し、冷却ファン8により流動する気体が、上下に分岐して上流側から下流側に流れ、上側を流れる気体が、凝縮器6が配置された領域を流れ、下側を流れる気体が、入側開口22から蒸発皿10内に流入し、蒸発皿10内を流れて、出側開口24から流出し、再び、上側を流れる気体及び下側を流れる気体が合流して下流側に流れ、入側開口22及び出側開口24のうちの一方の開口(大開口)の面積が他方の開口(小開口)の面積より大きくなっている冷蔵庫2を提供する。
【選択図】図3B
特許請求の範囲【請求項1】
凝縮器と、
前記凝縮器の下側に配置された除霜水(液体)を蓄える蒸発皿と、
前記蒸発皿の上面を覆う蓋として機能するとともに、前記凝縮器を支持する支持部材と、
冷却ファンと、
を備え、
前記蒸発皿の上面を覆う前記支持部材が入側開口及び出側開口を有し、
前記冷却ファンにより流動する気体が、上下に分岐して上流側から下流側に流れ、
上側を流れる気体が、前記凝縮器が配置された領域を流れ、
下側を流れる気体が、前記入側開口から前記蒸発皿内に流入し、前記蒸発皿内を流れて、前記出側開口から流出し、
再び、上側を流れる気体及び下側を流れる気体が合流して下流側に流れ、
前記入側開口及び前記出側開口のうちの一方の開口(以下、「大開口」という)の面積が他方の開口(以下、「小開口」という)の面積より大きいことを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記冷却ファンが前記凝縮器及び前記蒸発皿よりも下流側に配置され、
前記入側開口が前記大開口に該当し、前記出側開口が前記小開口に該当することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記小開口の面積が、前記冷却ファンの開口面積より小さいことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記小開口の面積が、前記凝縮器が配置された領域の流れ方向に直交する面の面積より小さいことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記蒸発皿の底面及びその両側の内側面、並びに蓋として機能する前記支持部材の下面で囲まれた流路の流れ方向に直交する面の面積をAVとし、前記大開口の面積をALとし、前記小開口の面積をASとすると、
AS<AV<AL
の関係を有することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記支持部材が前記蒸発皿内に配置された蒸発用コンデンサと接する当接部を有し、前記当接部により前記蒸発用コンデンサの浮き上がりが抑制されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記蒸発皿の底面及びその両側の内側面、並びに蓋として機能する前記支持部材の下面で囲まれた気体の流路に、該流路の一部を塞ぐ遮蔽部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記凝縮器がマイクロチャンネルであることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸発器を除霜して生じた除霜水を蓄える蒸発皿を備えた冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
蒸発器を除霜して生じた除霜水を蓄える蒸発皿を備えた冷蔵庫において、凝縮器の下側に蒸発皿が配置され、凝縮器を流れる気体の一部が蒸発皿にも流れるように構成された冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、蒸発皿内の除霜水の蒸発を促進することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-42906号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の冷蔵庫では、凝縮器を通過した気体の一部が蒸発皿の側壁に当たって、蒸発皿の中を逆方向に流れるようになっているので、除霜水の蒸発を促進するのに十分な熱伝達が行われない虞がある。更に、蒸発皿の中を流れた気体が再び凝縮器を通過するので、凝縮器の冷却が不十分になる虞もある。
【0005】
よって、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、凝縮器の十分な冷却を行うとともに、蒸発皿に溜まった除霜水(液体)の蒸発を促進できる冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明の第1の態様は、
凝縮器と、
前記凝縮器の下側に配置された除霜水(液体)を蓄える蒸発皿と、
前記蒸発皿の上面を覆う蓋として機能するとともに、前記凝縮器を支持する支持部材と、
冷却ファンと、
を備え、
前記蒸発皿の上面を覆う前記支持部材が入側開口及び出側開口を有し、
前記冷却ファンにより流動する気体が、上下に分岐して上流側から下流側に流れ、
上側を流れる気体が、前記凝縮器が配置された領域を流れ、
下側を流れる気体が、前記入側開口から前記蒸発皿内に流入し、前記蒸発皿内を流れて、前記出側開口から流出し、
再び、上側を流れる気体及び下側を流れる気体が合流して下流側に流れ、
前記入側開口及び前記出側開口のうちの一方の開口(以下、「大開口」という)の面積が他方の開口(以下、「小開口」という)の面積より大きい冷蔵庫である。
【0007】
冷却ファンにより流動する気体が、上下に分岐して上流側から下流側に流れ、下側を流れる気体が、流動の向きを変えることなく蒸発皿内を流れるので、蒸発皿内に溜まった液体に対して十分な熱伝達を行って、液体の蒸発を促進できる。また、蒸発皿を流れた気体が凝集器に流れることはないので、凝縮器の十分な冷却を行うことができる。
【0008】
更に本態様では、入側開口及び出側開口のうちの一方の開口(大開口)の面積が他方の開口(小開口)の面積より大きくなっている。大開口により、除霜水(液体)の蒸発により生じた水蒸気を、容易に蒸発皿の外部に排出できる。また、小開口により、蒸発皿側への気流を制限して、凝縮器側及び蒸発皿へ流れる流量のバランスを取ることができる。これにより、凝縮器を十分に冷却することができる。
【0009】
以上のように、本態様では、凝縮器の十分な冷却を行うとともに、蒸発皿に溜まった液体の蒸発を促進できる冷蔵庫を提供できる。
【0010】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、
前記冷却ファンが前記凝縮器及び前記蒸発皿よりも下流側に配置され、
前記入側開口が前記大開口に該当し、前記出側開口が前記小開口に該当する冷蔵庫である。
(【0011】以降は省略されています)

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