特許ウォッチ

公開番号2024092583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208625
出願日2022-12-26
発明の名称冷蔵庫
出願人アクア株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 23/06 20060101AFI20240701BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】収納室を覆う着脱可能な部材であって、取り付けられたときに前端部で隙間が生じない仕切部材を備えた、美観に優れた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】庫内に配置されたる収納室10と、収納室10の上側を覆う着脱可能な仕切部材20と、を備え、仕切部材20の少なくとも一部(例えば、中央の領域)が透光性を有し、仕切部材20の前端部42が、収納室10の上前側に設けられた後方に開口した凹部12に後側から前側に差し込まれて、収納室10の上側の位置に取り付けられている冷蔵庫2を提供する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項１】
庫内に配置されたる収納室と、
前記収納室の上側を覆う着脱可能な仕切部材と、
を備え、
前記仕切部材の少なくとも一部が透光性を有し、
前記仕切部材の前端部が、前記収納室の上前側に設けられた後方に開口した凹部に後側から前側に差し込まれて、前記収納室の上側の位置に取り付けられることを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示（約 510 文字）【請求項２】
前記仕切部材の下面側の後端部に弾性を有する固定爪を備え、前記仕切部材の前端部が前記収納室の上前側に設けられた前記凹部に差し込まれた状態で、前記固定爪が弾性変形により前記収納室の上後側の係合部と着脱可能な状態で係合することを特徴とする請求項１に記載の冷蔵庫。
【請求項３】
前記仕切部材の下面側の前記固定爪の前側に幅方向に延びたリブが形成され、
前記仕切部材が前記収納室の上側に取り付けられた状態で、前側から前記仕切部材の上面を視認したとき、透光性を有する領域を介して、前記リブは視認されるが、前記固定爪は前記リブに覆われて視認できないことを特徴とする請求項２に記載の冷蔵庫。
【請求項４】
前記仕切部材が、透光性を有するガラス板と、前記ガラス板の全周に装着された樹脂製の枠部材とから構成されることを特徴とする請求項１から３の何れか１項に記載の冷蔵庫。
【請求項５】
前記収納室の上側が、前側に配置された着脱可能な前記仕切部材と、後側に配置された庫内に固定された後側部材とで覆われていることを特徴とする請求項１から３の何れか１項に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、野菜室をはじめとする収納室を有する冷蔵庫に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
野菜室をはじめとする収納室を有する冷蔵庫において、収納室の上側を透明な仕切板で覆い、この仕切板が取り外し可能になっている冷蔵庫が提案されている（例えば、特許文献１参照）。特許文献１に記載の冷蔵庫では、仕切板を取り外し可能にすることで、仮に庫内で液体がこぼれた場合でも、仕切板を取り外すことにより、容易に清掃することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－１２８８４号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載の冷蔵庫では、仕切板の前端部が、庫内の本体側と面と面が対向するように配置されているので、前端部で隙間が生じる虞がある。よって、仮に庫内で液体をこぼしたとき、前端部の隙間を介して、液体が収納室内に流入する虞がある。更に、使用者が、扉をあけて庫内を前側から見たとき、仕切板の前端部に隙間が見えて美観を損なう虞がある。
【０００５】
よって、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、収納室を覆う着脱可能な部材であって、取り付けられたときに前端部で隙間が生じない仕切部材を備えた、美観に優れた冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の目的を達成するため、本発明の第１の態様は、
庫内に配置されたる収納室と、
前記収納室の上側を覆う着脱可能な仕切部材と、
を備え、
前記仕切部材の少なくとも一部が透光性を有し、
前記仕切部材の前端部が、前記収納室の上前側に設けられた後方に開口した凹部に後側から前側に差し込まれて、前記収納室の上側の位置に取り付けられる冷蔵庫である。
【０００７】
本態様では、仕切部材の少なくとも一部が透光性を有するので、仕切部材の上側から収納室内を視認することができる。更に、仕切部材の前端部が、収納室の上前側に設けられた後方に開口した凹部に後側から前側に差し込まれて、収納室の上側の位置に取り付けられるので、前端部で隙間が生じず、前側から見ても隙間が見えないので美観に優れる。
【０００８】
よって、収納室を覆う着脱可能な部材であって、取り付けられたときに前端部で隙間が生じない仕切部材を備えた、美観に優れた冷蔵庫を提供することができる。
【０００９】
本発明の第２の態様は、第１の態様において、
前記仕切部材の下面側の後端部に弾性を有する固定爪を備え、前記仕切部材の前端部が前記収納室の上前側に設けられた前記凹部に差し込まれた状態で、前記固定爪が弾性変形により前記収納室の上後側の係合部と着脱可能な状態で係合する冷蔵庫である。
【００１０】
本態様では、弾性変形する固定爪により、使用者は、容易に仕切部材の着脱を行うことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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