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公開番号
2024157590
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023071995
出願日
2023-04-26
発明の名称
仮想空間展示システム
出願人
株式会社ITP
代理人
個人
,
個人
主分類
G06T
19/00 20110101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 仮想空間における仮想展示において、案内者とユーザとのコミュニケーションを円滑にする。
【解決手段】 仮想空間IM0に出展者が仮想のブースIM1を出展できる仮想展示システムを構築する。ユーザは、各ブースを移動しながら展示を閲覧することができるが、ユーザが移動できる位置は、視点位置VP1、VP2のようにブース内の規定された位置に限られる。それぞれの視点位置で、仮想空間を透視投影することにより、ユーザ端末には、ブースの展示などが3次元的に表されたユーザ画像が表示される。また、出展者端末にも、ユーザ画像がそのまま表示される。
こうすることにより、出展者のオペレータは、ユーザが何を見ているかを踏まえて、ユーザとの会話をすることができるため、ユーザの興味関心に沿った案内を行うことができる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
仮想空間において電子的に構成された仮想展示を行う仮想展示システムであって、
前記仮想空間及び前記仮想展示を表す仮想データを記憶する仮想データ記憶部と、
前記仮想展示を閲覧するユーザの前記仮想空間における視界を特定する視界情報を入力する視界情報入力部と、
前記視界情報に基づいて、前記仮想データを用いて、前記ユーザが使用するユーザ用出力装置に前記仮想展示の画像を表示させるユーザ用表示制御部と、
前記仮想展示の案内者が使用する案内者用出力装置に、前記ユーザ用画像表示装置に表示させる画像と同じ画像を表示させる案内者用表示制御部と、
前記ユーザに提供される案内情報を前記案内者から受け付ける案内情報入力部と、
前記案内情報を、前記ユーザ用出力装置に出力させる出力制御部とを備える仮想展示システム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1記載の仮想展示システムであって、
前記ユーザ用表示制御部は、前記視界情報に基づいて前記仮想展示の2次元画像を生成し、
前記案内者用表示制御部は、前記視界情報に基づく画像の生成を行うことなく、前記ユーザ用表示制御部で生成された前記2次元画像を利用して前記表示を行う仮想展示システム。
【請求項3】
請求項1記載の仮想展示システムであって、
前記ユーザ用表示制御部は、前記案内者が指示した動画像データを用いて前記ユーザ用出力装置に動画像を表示可能であり、
前記案内者用表示制御部は、前記ユーザ用表示制御部が前記動画像データのいずれの時刻を再生しているかを表す再生位置情報を間欠的に取得し、該取得した時点で前記再生位置情報に同期させながら、前記案内者が指示した動画像データを用いて前記案内者用出力装置に動画像を表示する仮想展示システム。
【請求項4】
仮想空間において電子的に構成された仮想展示を行う仮想展示システムであって、
前記仮想空間及び前記仮想展示を表す仮想データを記憶する仮想データ記憶部と、
前記仮想展示を閲覧するユーザからの指示に応じて、前記仮想空間内における前記ユーザの位置を設定する位置設定部と、
前記仮想展示を閲覧するユーザの前記仮想空間の前記位置における視界を特定する視界情報を入力する視界情報入力部と、
前記視界情報に基づいて、前記仮想データを用いて、前記ユーザが使用するユーザ用出力装置に前記仮想展示の画像を表示させるユーザ用表示制御部と、
前記位置設定部による位置の設定、および前記視界情報の一方または双方を、前記仮想展示の案内者からの指示または予め用意されたデータに基づいて制御するプッシュ型案内部を備える仮想展示システム。
【請求項5】
請求項1または4記載の仮想展示システムであって、
前記仮想データ記憶部は、前記案内者を表す画像を表示するための案内者画像データを記憶しており、
ユーザ用表示制御部は、前記案内者画像データに基づいて前記案内者の画像を表示可能であり、
該案内者の画像の表示位置は、前記仮想空間内で予め設定された所定の位置に規制されている仮想展示システム。
【請求項6】
請求項5記載の仮想展示システムであって、
前記所定の位置は、前記ユーザがいずれの位置にても、その視界内に前記案内者の画像を表示可能に設定されており、
前記視界には前記案内者の画像が1体だけ表示される仮想展示システム。
【請求項7】
請求項1または4記載の仮想展示システムであって、
前記仮想空間内における前記ユーザの位置は、予め設定された既定位置に規制される仮想展示システム。
【請求項8】
請求項1または4記載の仮想展示システムであって、
一人または特定のグループ内のユーザに対して、前記仮想空間が個別に割り当てられる仮想展示システム。
【請求項9】
請求項1または4記載の仮想展示システムであって、
前記ユーザからの指示に応じて、前記案内者が配布資料として用意した資料データを、前記ユーザが自由に利用可能な状態に取得させる資料配付部と、
いずれの前記ユーザが、前記資料データを取得したかを前記案内者に提供する情報提供部とを備える仮想展示システム。
【請求項10】
請求項1または4記載の仮想展示システムであって、
前記ユーザが、前記仮想空間内に滞在していた時間を、前記案内者に提供する情報提供部とを備える仮想展示システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮想空間をユーザに展示する仮想空間展示システムに関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、仮想空間により展示会その他のイベントを開催する技術が着目されている。
特許文献1は、閲覧ユーザに対して仮想空間内のデータをヘッドマウントディスプレイなどの三次元ビューワにより閲覧可能な状態で提示するシステムを開示する。閲覧ユーザは、仮想空間内を移動しながら、仮想展示物を閲覧することができる。閲覧ユーザがリクエストをすれば、仮想展示物に関する説明が、文字等で表示されたり、音声で出力されたりする。
特許文献2は、オンライン展示会において、スタッフが来場者に対して、ビデオ通話を介して案内をできる技術を開示している。スタッフは、来場者と画面を共有しながら、説明をすることも可能となっている。
特許文献3は、仮想空間を利用して観光を行う仮想観光システムを開示している。ユーザは、アバターを仮想空間内で移動させることにより観光することができ、他のユーザと会話をすることもできる。ガイドが複数のユーザを案内することで、仮想の観光ツアーをすることもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-133109号公報
特開2022-164988号公報
特開2023-48271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、仮想空間におけるバーチャル展示会において、来場者に対して、展示物の説明が予め用意された文字、音声で提供されており、臨場感に欠けるという課題があった。特許文献2、3では、来場者と会話をすることも可能ではあるが、この場合においても、スタッフは、来場者が展示物のどこを見ながら質問しているのかを把握することができないため、現実の展示会に比べると円滑なコミュニケーションを実現できなかった。また、説明者が来場者に見せたい展示物がある場合、口頭でその展示物がある場所を説明する必要があり、来場者を案内することは容易ではなかった。
かかる課題は、仮想空間において展示会を開催する場合に限らず、観光その他の自然観察、美術館、博物館、工場その他の施設見学など種々の目的で、ユーザに対して仮想空間を展示する場合に共通の課題である。本発明は、かかる課題を解決し、仮想空間を展示する際に、案内者とユーザとのコミュニケーションを円滑にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、第1の態様として、
仮想空間において電子的に構成された仮想展示を行う仮想展示システムであって、
前記仮想空間及び前記仮想展示を表す仮想データを記憶する仮想データ記憶部と、
前記仮想展示を閲覧するユーザの前記仮想空間における視界を特定する視界情報を入力する視界情報入力部と、
前記視界情報に基づいて、前記仮想データを用いて、前記ユーザが使用するユーザ用出力装置に前記仮想展示の画像を表示させるユーザ用表示制御部と、
前記仮想展示の案内者が使用する案内者用出力装置に、前記ユーザ用画像表示装置に表示させる画像と同じ画像を表示させる案内者用表示制御部と、
前記ユーザに提供される案内情報を前記案内者から受け付ける案内情報入力部と、
前記案内情報を、前記ユーザ用出力装置に出力させる出力制御部とを備える仮想展示システムとすることができる。
【0006】
本発明の第1の態様では、仮想空間および仮想展示の画像を表示させることにより、ユーザに仮想空間内で仮想展示を閲覧しているように認識させることができる。そして、ユーザに表示している画像と同じ画像を、仮想展示の案内者にも表示させることができる。
従来技術においても、案内者が用意した画像を、ユーザと共有することは可能であったが、この方法ではユーザが何に関心を示しているかは、わからなかった。これに対して、本発明では、案内者は、ユーザが、仮想空間内でどのような場面を視ているかを確認しながら、案内することができるため、ユーザの興味関心に沿った案内を行うことが可能となる。
本発明において、視界情報とは、仮想空間内での視点の位置、視線方向、画角などとすることができる。入力するのは、これらの一部であってもよい。また、一部の情報は、予め設定した固定値としてもよい。
本発明において、仮想空間および仮想展示は、2次元であっても良いが、3次元とすることにより、臨場感のある展示を行うことができる。また、仮想空間および仮想展示はCG(コンピュータグラフィックス)で提供してもよいし、現実の展示等を撮影した写真・動画・CGで作成した静止画または動画のテクスチャを貼り付けるなどして提供しても良い。仮想空間および仮想展示は、その他種々の方法で提供することができる。
テクスチャとして、実写の動画またはCG動画(アニメーション)を用いれば、仮想空間における動きも再現することができ、一層、臨場感を向上させることができる。特に、本発明を、観光案内などに利用する場合には、動画を用いれば、滝や川の流れ、木々が風でなびく様子などを表現できる利点がある。
以下、本明細書において、写真、CGという場合には、これらに代えて、またはこれらとともに実写の動画、アニメーションを用いてもよい。
仮想展示は、いわゆる展示会のように商品またはサービスの内容を説明するものの他、観光地の景色、美術館、博覧会など種々の内容とすることができる。
ユーザ用出力装置は、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどのディスプレイとしてもよいし、また頭部に装着するゴーグルやメガネなどを利用してもよい。特にゴーグルやメガネなどを利用する場合には、一層、臨場感が向上する利点がある。案内者用出力装置も同様である。また、ユーザ用出力装置および案内者用出力装置は、画像だけでなく音声なども出力可能としてもよい。
ユーザに提供する案内情報は、文字、画像、音声など種々の態様をとることができる。
【0007】
本発明において、
前記ユーザ用表示制御部は、前記視界情報に基づいて前記仮想展示の2次元画像を生成し、
前記案内者用表示制御部は、前記視界情報に基づく画像の生成を行うことなく、前記ユーザ用表示制御部で生成された前記2次元画像を利用して前記表示を行ってもよい。
【0008】
ユーザが視認している画像を、案内者に共有させる方法としては、2つの方法が考えられる。1つめの方法は、ユーザ用出力装置および案内用出力装置に表示させる画像をそれぞれ個別に生成するものとし、両者で画像を生成するためのパラメータを共有する方法である。2つめの方法は、ユーザ用出力装置のために生成された画像データを、そのまま案内用出力装置でも使用する方法である。
上記態様は、2つめの方法をとるものに相当する。こうすれば、比較的容量が大きくなる画像データを転送するデメリットがあるものの、案内用出力装置に表示させる画像を生成する負荷が軽減され、両者の同期を比較的容易かつ確実に実現することができる利点がある。
【0009】
本発明において、
前記ユーザ用表示制御部は、前記案内者が指示した動画像データを用いて前記ユーザ用出力装置に動画像を表示可能であり、
前記案内者用表示制御部は、前記ユーザ用表示制御部が前記動画像データのいずれの時刻を再生しているかを表す再生位置情報を間欠的に取得し、該取得した時点で前記再生位置情報に同期させながら、前記案内者が指示した動画像データを用いて前記案内者用出力装置に動画像を表示してもよい。
【0010】
動画像を再生する場合には、仮想空間内を透視投影等する必要がないため、ユーザ用出力装置および案内用出力装置で個別に再生する方法が好ましい。ただしこの場合は、個別に再生するため、両者の同期が必ずしも保たれるとは限らず、再生位置にずれが生じることがある。一方、常に両者の同期を維持しようとすれば、ユーザ用出力装置における動画の再生位置を常時監視する必要があり、再生に要する負荷が多大となる。
上記態様によれば、再生位置情報を間欠的に取得することにより、負荷を抑制しながら、ユーザ用出力装置および案内用出力装置における違和感のない程度の同期を実現することができる。
上記態様において、再生位置情報を間欠的に取得するタイミングは、ユーザ用出力装置および案内用出力装置において動画を再生した場合のずれの発生状況に応じて、違和感が生じない範囲で任意に決めれば良い。
(【0011】以降は省略されています)
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