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公開番号
2024157134
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071287
出願日
2023-04-25
発明の名称
情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
11/14 20060101AFI20241030BHJP(計算;計数)
要約
【課題】仮想マシンのセキュリティを確保しつつ仮想マシンのOS上のデータをバックアップすることが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、対象データの複製データを第1OSの第1記憶領域に保存する保存処理部と、前記第1記憶領域と、複数のOSのうち外部からアクセス可能な第2OSの第2記憶領域との間に通信経路を確立する第1通信処理部と、前記第1記憶領域に保存される前記複製データを、前記通信経路を介して前記第2記憶領域に転送する転送処理部と、前記複製データが前記第2記憶領域に転送された後に前記通信経路を解除する第2通信処理部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータ上で動作する複数のOSのうち外部からのアクセスが制限された第1OSに記憶された対象データをバックアップする情報処理システムであって、
前記対象データの複製データを前記第1OSの第1記憶領域に保存する保存処理部と、
前記第1記憶領域と、前記複数のOSのうち外部からアクセス可能な第2OSの第2記憶領域との間に通信経路を確立する第1通信処理部と、
前記第1記憶領域に保存される前記複製データを、前記通信経路を介して前記第2記憶領域に転送する転送処理部と、
前記複製データが前記第2記憶領域に転送された後に前記通信経路を解除する第2通信処理部と、
を備える情報処理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記通信経路が解除された後に前記第2記憶領域へのアクセスを許可する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第2記憶領域に保存された前記複製データを、アクセス権限を有さない第3記憶領域に移動する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第2OSが前記第1OSから前記複製データの前記第2記憶領域への保存が完了した旨の通知を受信した場合に、前記複製データを前記第3記憶領域に移動する、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第2記憶領域に所定のアクセス権限を設定する、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記転送処理部は、前記第1記憶領域と前記第2記憶領域との前記通信経路が確立された後に、前記複製データを生成して前記第2記憶領域に転送する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第1通信処理部は、前記複製データが生成された後に前記第1記憶領域と前記第2記憶領域との前記通信経路を確立し、
前記転送処理部は、前記第1記憶領域と前記第2記憶領域との前記通信経路が確立された後に、前記複製データを前記第2記憶領域に転送する、
請求項1~6のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項8】
コンピュータ上で動作する複数のOSのうち外部からのアクセスが制限された第1OSに記憶された対象データをバックアップする情報処理方法であって、
前記対象データの複製データを前記第1OSの第1記憶領域に保存することと、
前記第1記憶領域と、前記複数のOSのうち外部からのアクセスが許可された第2OSの第2記憶領域との間に通信経路を確立することと、
前記第1記憶領域に保存される前記複製データを、前記通信経路を介して前記第2記憶領域に転送することと、
前記複製データが前記第2記憶領域に転送された後に前記通信経路を解除することと、
を一又は複数のプロセッサーが実行する情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータ上で動作する複数のOSのうち外部からのアクセスが制限された第1OSに記憶された対象データをバックアップする情報処理プログラムであって、
前記対象データの複製データを前記第1OSの第1記憶領域に保存することと、
前記第1記憶領域と、前記複数のOSのうち外部からのアクセスが許可された第2OSの第2記憶領域との間に通信経路を確立することと、
前記第1記憶領域に保存される前記複製データを、前記通信経路を介して前記第2記憶領域に転送することと、
前記複製データが前記第2記憶領域に転送された後に前記通信経路を解除することと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための情報処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、仮想マシン上のOS(Operating System)の記憶領域に格納されるデータをバックアップする技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、仮想マシン上のOSの記憶領域に格納されるデータをバックアップする技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-155475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、例えば図3に示すように、ゲストOS内のデータベースに格納されたファイル(ログデータなど)をバックアップする場合に、当該ファイルの複製ファイルを作成し、ゲストOSがホストOSの共有フォルダにマウントすることによりゲストOS及びホストOS間に通信経路を確立して複製ファイルを共有フォルダに転送する。これにより、ユーザーはゲストOSの共有フォルダ内の複製ファイルを取得することが可能になる。
【0005】
しかし、上記従来の技術では、前記共有フォルダに誰でもアクセス可能になるため、共有フォルダ及びゲストOSにウイルスなどが侵入されるリスクがある。
【0006】
本開示の目的は、仮想マシンのセキュリティを確保しつつ仮想マシンのOS上のデータをバックアップすることが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一の態様に係る情報処理システムは、コンピュータ上で動作する複数のOSのうち外部からのアクセスが制限された第1OSに記憶された対象データをバックアップする情報処理システムである。前記情報処理システムは、保存処理部と第1通信処理部と転送処理部と第2通信処理部とを備える。前記保存処理部は、前記対象データの複製データを前記第1OSの第1記憶領域に保存する。前記第1通信処理部は、前記第1記憶領域と、前記複数のOSのうち外部からアクセス可能な第2OSの第2記憶領域との間に通信経路を確立する。前記転送処理部は、前記第1記憶領域に保存される前記複製データを、前記通信経路を介して前記第2記憶領域に転送する。前記第2通信処理部は、前記複製データが前記第2記憶領域に転送された後に前記通信経路を解除する。
【0008】
本開示の他の態様に係る情報処理方法は、コンピュータ上で動作する複数のOSのうち外部からのアクセスが制限された第1OSに記憶された対象データをバックアップする情報処理方法である。前記情報処理方法において、一又は複数のプロセッサーが、前記対象データの複製データを前記第1OSの第1記憶領域に保存することと、前記第1記憶領域と、前記複数のOSのうち外部からのアクセスが許可された第2OSの第2記憶領域との間に通信経路を確立することと、前記第1記憶領域に保存される前記複製データを、前記通信経路を介して前記第2記憶領域に転送することと、前記複製データが前記第2記憶領域に転送された後に前記通信経路を解除することと、を実行する。
【0009】
本開示の他の態様に係る情報処理プログラムは、コンピュータ上で動作する複数のOSのうち外部からのアクセスが制限された第1OSに記憶された対象データをバックアップする情報処理プログラムでる。前記情報処理プログラムは、前記対象データの複製データを前記第1OSの第1記憶領域に保存することと、前記第1記憶領域と、前記複数のOSのうち外部からのアクセスが許可された第2OSの第2記憶領域との間に通信経路を確立することと、前記第1記憶領域に保存される前記複製データを、前記通信経路を介して前記第2記憶領域に転送することと、前記複製データが前記第2記憶領域に転送された後に前記通信経路を解除することと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、仮想マシンのセキュリティを確保しつつ仮想マシンのOS上のデータをバックアップすることが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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