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公開番号2024156930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2024130949,2021021206
出願日2024-08-07,2021-02-12
発明の名称コネクタ及び電子機器
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 12/71 20110101AFI20241029BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コンタクトの弾性変形を利用することによってコネクタを回路基板に対して可動にし、さらに弾性変形によりコンタクトの実装部に加わる負荷を低減することで、信頼性を向上させることが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】本開示に係るコネクタ10は、回路基板CB1に実装され、接続対象物50と嵌合するコネクタ10であって、一対の側壁21bを有し、矩形状に形成されているインシュレータ20と、側壁21bに取り付けられている複数のコンタクト40と、を備え、コンタクト40は、実装部41と、弾性部43と、接触部46と、を有し、実装部41は、回路基板CB1に実装され、接触部46は、コネクタ10と接続対象物50とが互いに嵌合する嵌合状態で接続対象物50と接触し、弾性部43は、実装部41と接触部46との間に位置し、弾性変形可能であり、弾性部43とインシュレータ20との間に空間が形成されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
回路基板に実装され、接続対象物と嵌合するコネクタであって、
一対の側壁を有し、矩形状に形成されているインシュレータと、
前記側壁に取り付けられている複数のコンタクトと、
を備え、
前記コンタクトは、実装部と、弾性部と、接触部と、を有し、
前記実装部は、前記回路基板に実装され、
前記接触部は、前記コネクタと前記接続対象物とが互いに嵌合する嵌合状態で前記接続対象物と接触し、
前記弾性部は、前記実装部と前記接触部との間に位置し、弾性変形可能であり、
前記弾性部と前記インシュレータとの間に空間が形成されている、
コネクタ。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記弾性部は、前記コネクタと前記接続対象物とが互いに嵌合する嵌合方向と直交する方向に屈曲する屈曲部を含む、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記インシュレータは、前記実装部側に向けて前記インシュレータを切り欠いた切欠部であって、前記空間を形成する前記切欠部を有する、
請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記切欠部は、前記弾性部における前記接触部側の端部から前記実装部側に向けて前記インシュレータを切り欠いている、
請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記空間は、前記コネクタと前記接続対象物とが互いに嵌合する嵌合方向と直交する方向において前記弾性部と前記インシュレータとの間に形成されている、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記コンタクトは、前記側壁に対して支持されている被支持部を有し、
前記弾性部は、前記実装部と前記被支持部との間に位置する、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記コンタクトは、前記コネクタの長手方向に沿って前記弾性部の幅を減じるくびれ部を有する、
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記くびれ部は、前記弾性部における前記実装部側の端部に位置する、
請求項7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記屈曲部は、前記インシュレータと反対側に形成されるように屈曲する、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記コンタクトは、前記実装部と前記屈曲部との間に位置し、前記インシュレータに係止する係止部を有する、
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ及び電子機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタに取り付けられているコンタクト又は金具は、回路基板に実装される実装部を有する。従来、このような実装部に加わる応力に起因したはんだクラックなどによる実装部の剥離及び破損などを抑制するための技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、回路基板との接続固定強度を大きくしつつ、回路基板からの端子の接続部の剥離を防止するとともに、該接続部の損傷を防止できる回路基板付レセプタクルコネクタが開示されている。特許文献2には、ハウジングから基板固定部にかかる応力を緩和でき、基板固定部の基板に対する固定強度を向上することができる基板用コネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-204479号公報
特開2015-056202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の回路基板付レセプタクルコネクタ及び特許文献2に記載の基板用コネクタのいずれにおいても、コンタクトの弾性変形によってコネクタを可動にし、応力によってコンタクトの実装部に加わる負荷を軽減することについて十分に考慮されていなかった。例えば回路基板に平行な方向の力、及び回路基板に平行な平面における回転方向の力などがコネクタに加わったときにコンタクトの実装部に応力が加わり、はんだクラックなどによる実装部の剥離及び破損などが生じる可能性がある。
【0006】
市場の要求として、特に産業機器及び車載などに搭載されるコネクタに関しては、嵌合時の嵌合作業性の向上及び振動対策が求められる。具体的には、接続対象物がコネクタに対して位置ズレ状態で嵌合する場合、並びに回路基板及びコネクタに振動が加わった場合にはんだ付け部としての実装部にクラックが入り、実装部の剥離及び短絡が発生するという問題がある。
【0007】
はんだクラックを抑制するための対策として、特許文献2には、回路基板にコネクタを固定し、金具で応力分散を行うことでコンタクトへの負荷を低減させる基板用コネクタが開示されている。しかしながら、コネクタが回路基板に対して可動に構成されていないため、金具に応力が集中してコネクタが変位した際にはコンタクト及びはんだ付け部に応力が生じ、破損及び短絡などが生じる可能性がある。
【0008】
このような問題点に鑑みてなされた本開示の目的は、コンタクトの弾性変形を利用することによってコネクタを回路基板に対して可動にし、さらに弾性変形によりコンタクトの実装部に加わる負荷を低減することで、信頼性を向上させることが可能なコネクタ及び電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本開示の一実施形態に係るコネクタは、
回路基板に実装され、接続対象物と嵌合するコネクタであって、
一対の側壁を有し、矩形状に形成されているインシュレータと、
前記側壁に取り付けられている複数のコンタクトと、
を備え、
前記コンタクトは、実装部と、弾性部と、接触部と、を有し、
前記実装部は、前記回路基板に実装され、
前記接触部は、前記コネクタと前記接続対象物とが互いに嵌合する嵌合状態で前記接続対象物と接触し、
前記弾性部は、前記実装部と前記接触部との間に位置し、弾性変形可能であり、
前記弾性部と前記インシュレータとの間に空間が形成されている。
【0010】
上記課題を解決するために、本開示の一実施形態に係る電子機器は、
上記のコネクタを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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