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公開番号
2024156031
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2024146861,2019201856
出願日
2024-08-28,2019-11-06
発明の名称
プリント基板およびプリント基板の製造方法
出願人
古河電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
3/46 20060101AFI20241024BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】再設計を行うことなく、高周波特性が優れた接着層を利用すること。
【解決手段】少なくとも1の誘電体層と、少なくとも1の導体層とが積層されて構成されるプリント基板(多層プリント基板10)において、導体層14と誘電体層12との間に介在する接着層13を有し、接着層13の厚さt(μm)は、導体層に形成される線路のインピーダンスをt=0(μm)の場合と比較した際のインピーダンス変化率pが0%<p≦5%を満たすように構成されている、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1の誘電体層と、少なくとも2の導体層とが積層されて構成され、最外層に前記導体層が位置するプリント基板において、
最外層に位置する前記導体層が、前記誘電体層に対して接着層を介して積層されており、
前記誘電体層の比誘電率Yと、前記接着層の比誘電率Xと、前記接着層の厚さt(μm)と、前記導体層に形成される線路のインピーダンスをt=0(μm)の場合と比較した際のインピーダンス変化率pと、が以下の関係式1~3を満たし、前記インピーダンス変化率pが0%<p≦5%を満たす、
(関係式1) X<Y<AX+B
(関係式2) A=(0.19t
2
-5.25t+43 .5)p/100+1
(関係式3) B=(-0.8t+22)p/100
ことを特徴とするプリント基板。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
少なくとも2の誘電体層と、少なくとも3の導体層とが積層されて構成され、最外層に前記導体層が位置するプリント基板において、
2つの前記誘電体層の間に位置する前記導体層が、2つの前記誘電体層のいずれか一方に対して接着層を介して積層され、
前記誘電体層の比誘電率Yと、前記接着層の比誘電率Xと、前記接着層の厚さt(μm)と、前記導体層に形成される線路のインピーダンスをt=0(μm)の場合と比較した際のインピーダンス変化率pと、が以下の関係式1~3を満たし、前記インピーダンス変化率pが0%<p≦5%を満たす、
(関係式1) X<Y<AX+B
(関係式2) A=(0 .44t
2
-12.8t+108)p/100+1
(関係式3) B=(-0.2t+26)p/100
ことを特徴とするプリント基板。
【請求項3】
少なくとも2の誘電体層と、少なくとも3の導体層とが積層されて構成され、最外層に前記導体層が位置するプリント基板において、
最外層に位置する2つの前記導体層が、前記誘電体層に対して接着層を介してそれぞれ積層されるとともに、2つの前記誘電体層の間に位置する前記導体層が、2つの前記誘電体層のいずれか一方に対して接着層を介して積層され、
前記誘電体層の比誘電率Yと、前記接着層の比誘電率Xと、前記接着層の厚さt(μm)と、前記導体層に形成される線路のインピーダンスをt=0(μm)の場合と比較した際のインピーダンス変化率pと、が以下の関係式1~3を満たし、前記インピーダンス変化率pが0%<p≦5%を満たす、
(関係式1) X<Y<AX+B
(関係式2) A=(0.3t
2
-8.7t+78)p/100+1
(関係式3) B=(-0.2t+10)p/100
ことを特徴とするプリント基板。
【請求項4】
前記インピーダンス変化率pが3.5%以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリント基板。
【請求項5】
前記インピーダンス変化率pが2.5%以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリント基板。
【請求項6】
前記インピーダンス変化率pが2.0%以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリント基板。
【請求項7】
前記t(μm)は、15(μm)以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプリント基板。
【請求項8】
前記t(μm)は、10(μm)以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプリント基板。
【請求項9】
前記t(μm)は、5(μm)以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプリント基板。
【請求項10】
前記導体層の表面粗さを示すRz値が1μm以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプリント基板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント基板およびプリント基板の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、多層構造の接着層に、高周波特性が優れた材料を用いることで、高周波特性のよいプリント基板を提供する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開WO2017/130945公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示された技術を用いるとともに、接着層を高性能にすることで、高周波特性を改善することができる。しかしながら、接着層の材料を変更すると、プリント基板全体の誘電率が変化する。
【0005】
例えば、接着層に高性能なものを使用しない従来のプリント基板用に設計した回路パターンを、接着層に高性能なものを使用したプリント基板に用いると、高周波の特性インピーダンスが変化し、インピーダンス不整合による反射損失が増大するため、再度回路パターンの設計を行う必要があるという問題点がある。
【0006】
本発明は、再設計を行うことなく、高周波特性が優れた接着層を利用可能なプリント基板およびプリント基板の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、少なくとも1の誘電体層と、少なくとも2の導体層とが積層されて構成され、最外層に前記導体層が位置するプリント基板において、最外層に位置する前記導体層が、前記誘電体層に対して接着層を介して積層されており、前記誘電体層の比誘電率Yと、前記接着層の比誘電率Xと、前記接着層の厚さt(μm)と、前記導体層に形成される線路のインピーダンスをt=0(μm)の場合と比較した際のインピーダンス変化率pと、が以下の関係式1~3を満たし、前記インピーダンス変化率pが0%<p≦5%を満たす、(関係式1) X<Y<AX+B(関係式2) A=(0.19t
2
-5.25t+43.5)p/100+1(関係式3) B=(-0.8t+22)p/100 ことを特徴とする。
このような構成によれば、再設計を行うことなく、高周波特性が優れた接着層を利用可能となる。
【0008】
また、本発明は、少なくとも2の誘電体層と、少なくとも3の導体層とが積層されて構成され、最外層に前記導体層が位置するプリント基板において、2つの前記誘電体層の間に位置する前記導体層が、2つの前記誘電体層のいずれか一方に対して接着層を介して積層され、前記誘電体層の比誘電率Yと、前記接着層の比誘電率Xと、前記接着層の厚さt(μm)と、前記導体層に形成される線路のインピーダンスをt=0(μm)の場合と比較した際のインピーダンス変化率pと、が以下の関係式1~3を満たし、前記インピーダンス変化率pが0%<p≦5%を満たす、(関係式1) X<Y<AX+B(関係式2) A=(0.44t
2
-12.8t+108)p/100+1(関係式3) B=(-0.2t+26)p/100 ことを特徴とする。
このような構成によれば、再設計を行うことなく、高周波特性が優れた接着層を利用可能となる。
【0009】
また、本発明は、少なくとも2の誘電体層と、少なくとも3の導体層とが積層されて構成され、最外層に前記導体層が位置するプリント基板において、最外層に位置する2つの前記導体層が、前記誘電体層に対して接着層を介してそれぞれ積層されるとともに、2つの前記誘電体層の間に位置する前記導体層が、2つの前記誘電体層のいずれか一方に対して接着層を介して積層され、前記誘電体層の比誘電率Yと、前記接着層の比誘電率Xと、前記接着層の厚さt(μm)と、前記導体層に形成される線路のインピーダンスをt=0(μm)の場合と比較した際のインピーダンス変化率pと、が以下の関係式1~3を満たし、前記インピーダンス変化率pが0%<p≦5%を満たす、(関係式1) X<Y<AX+B(関係式2) A=(0.3t
2
-8.7t+78)p/100+1(関係式3) B=(-0.2t+10)p/100ことを特徴とする。
このような構成によれば、再設計を行うことなく、高周波特性が優れた接着層を利用可能となる。
【0010】
また、本発明は、前記インピーダンス変化率pが3.5%以下であることを特徴とする。
このような構成によれば、インピーダンス変化率を一層抑制することで、再設計の必要性を一層低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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