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公開番号
2024155973
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2024144112,2020112936
出願日
2024-08-26,2020-06-30
発明の名称
歯間清掃具
出願人
小林製薬株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
A61C
15/02 20060101AFI20241024BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ブラシ毛の長さを長くしながらも、狭い歯間部に清掃部を挿入でき、清掃能力及び操作性の低下を抑制する歯間清掃具を提供する。
【解決手段】清掃部本体は、軸部3の所定長さの全周に密着した被覆部41と、被覆部41から突出した複数のブラシ毛421を有するブラシ部とからなり、軸部3の軸芯Xを通る仮想平面Pが被覆部41と交差する2本の仮想線Lに沿って複数のブラシ毛421が配置されており、一方の仮想線Lに沿って配置された複数のブラシ毛421である第1ブラシ毛群のうち任意の箇所の第1ブラシ毛421aの長さは、他方の仮想線Lに沿って配置された複数のブラシ毛421である第2ブラシ毛群のうち当該箇所の近傍にある第2ブラシ毛421bの長さよりも長く、被覆部41の周方向に沿って複数の第1ブラシ毛群と複数の第2ブラシ毛群とが配置されており、第1ブラシ毛群と第2ブラシ毛群とが周方向に沿って交互に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
基部と前記基部の一方の端部の側に配置された軸部とを有する本体と、
前記本体の硬度より低い硬度を有する弾性材料からなり、前記軸部の先端から前記基部に向かう所定長さを覆い、歯間への挿入が可能な外形を有する清掃部本体と、を備え、
前記清掃部本体は、前記軸部の前記所定長さの全周に密着した被覆部と、前記被覆部から外方に向けて突出した複数のブラシ毛を有するブラシ部とからなり、
前記軸部の軸芯を通る仮想平面が前記被覆部と交差する2本の仮想線に沿って複数の前記ブラシ毛が配置されており、一方の前記仮想線に沿って配置された複数の前記ブラシ毛である第1ブラシ毛群のうち任意の箇所の第1ブラシ毛の長さは、他方の前記仮想線に沿って配置された複数の前記ブラシ毛である第2ブラシ毛群のうち当該箇所の近傍にある第2ブラシ毛の長さよりも長く、
前記被覆部の周方向に沿って複数の前記第1ブラシ毛群と複数の前記第2ブラシ毛群とが配置されており、前記第1ブラシ毛群と前記第2ブラシ毛群とが前記周方向に沿って交互に配置されている歯間清掃具。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記被覆部の周方向で隣接する前記第1ブラシ毛群と前記第2ブラシ毛群との周方向の距離は全て等しい請求項1に記載の歯間清掃具。
【請求項3】
前記軸部の前記基部の側における前記第1ブラシ毛の長さが1.0mm~2.0mmであり、前記軸部の前記基部の側における前記第2ブラシ毛の長さが0.5mm~1.5mmである請求項1又は2に記載の歯間清掃具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯間を清掃する歯間清掃具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、歯間を清掃することに適した歯間清掃具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の歯間清掃具は、指で把持することが可能な持ち手としての把持部(特許文献1においては「ハンドル部」)と、把持部から延出した軸部(特許文献1においては「芯部」)の先端側に位置する歯間清掃用の清掃部と、を備えている。清掃部を歯間に挿入して往復移動させることにより、歯間に挟まった異物(食べカス等)や歯に付着した異物(歯垢等)を掻き出して取り除くことができる。
【0003】
特許文献1に記載の歯間清掃具の清掃部は、合成樹脂からなる軸部の先端側にエラストマー材料からなる清掃部本体を一体成形して構成されている。軸部のうち清掃部本体に覆われた部分は、基端側から先端側へ行くにしたがって縮径する緩やかなテーパ形状に形成されている。清掃部本体は、軸部に被覆された被覆部と、被覆部の長手方向に間隔をあけて外方へ突出して形成された複数のブラシ毛(特許文献1においては「突起部」)とを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2014/065368号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
歯間清掃具は、清掃部を歯間に挿入して往復移動させて使用するので、往復移動の際、清掃部本体の各ブラシ毛は軸部に沿うように曲げられて倒れる。異物を歯間から掻き出して効果的に取り除くためには、ブラシ毛の長さは長い方が好ましい。ブラシ毛の長さが長いと空間面積(軸部に沿って見たときに、相対的に長いブラシ毛のみの頂点を結んで形成される閉曲線(例えば円)の面積)を大きくすることができるからである。一方、ブラシ毛は、歯間の往復移動時に破断しないように、先端からテーパがかかって根元に向かって太くなるため、ブラシ毛の長さが長いほどブラシ毛の根元が太くなる。そのため、ブラシ毛の長さを全体的に長くすると、往復移動の際に、倒れたブラシ毛の根元の太さによって、軸部に沿って見たときに清掃部本体の外径(歯間を通過する清掃部本体の通過径)が大きくなる。
【0006】
特許文献1に記載の歯間清掃具において、清掃部本体に配置された複数のブラシ毛の長さは、被覆部(軸部)の基端側から先端側に向かうにつれて徐々に短くなる。一方、被覆部の円周方向においては、任意の円周の近傍に配置された複数のブラシ毛の長さはほぼ同一である。上述したように、ブラシ毛の長さを全体的に長くすると、歯間に挿入できる清掃部の外径(通過径)には限界がある。そのため、特許文献1に記載の歯間清掃具の構成でブラシ毛の長さを全体的に長くすると清掃部本体の外径が大きくなってしまうので、清掃部が歯間に入りにくくなり、歯間清掃具の清掃能力及び操作性が低下するおそれがある。
【0007】
そこで、ブラシ毛の長さを長くしながらも、狭い歯間部に清掃部を挿入でき、清掃能力及び操作性の低下を抑制する歯間清掃具が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る歯間清掃具の構成は、基部と前記基部の一方の端部の側に配置された軸部とを有する本体と、前記本体の硬度より低い硬度を有する弾性材料からなり、前記軸部の先端から前記基部に向かう所定長さを覆い、歯間への挿入が可能な外形を有する清掃部本体と、を備え、前記清掃部本体は、前記軸部の前記所定長さの全周に密着した被覆部と、前記被覆部から外方に向けて突出した複数のブラシ毛を有するブラシ部とからなり、前記軸部の軸芯を通る仮想平面が前記被覆部と交差する2本の仮想線に沿って複数のブラシ毛が配置されており、一方の前記仮想線に沿って配置された複数の前記ブラシ毛である第1ブラシ毛群のうち任意の箇所の第1ブラシ毛の長さは、他方の前記仮想線に沿って配置された複数の前記ブラシ毛である第2ブラシ毛群のうち当該箇所の近傍にある第2ブラシ毛の長さよりも長く、前記被覆部の周方向に沿って複数の前記第1ブラシ毛群と複数の前記第2ブラシ毛群とが配置されており、前記第1ブラシ毛群と前記第2ブラシ毛群とが前記周方向に沿って交互に配置されているという特徴を有する。
【0009】
本歯間清掃具では、2本の仮想線に沿って第1ブラシ毛群と第2ブラシ毛群とが配置されており、第1ブラシ毛群のうち任意の箇所の第1ブラシ毛の長さは、第2ブラシ毛群のうち当該箇所の近傍にある第2ブラシ毛の長さよりも長いので、例えば、第1ブラシ毛の長さを特許文献1に記載の歯間清掃具のブラシ毛の長さよりも長くし、第2ブラシ毛の長さを特許文献1に記載の歯間清掃具のブラシ毛の長さよりも短くすることにより、長さの長い第1ブラシ毛により、空間面積を広げることができ、効果的に異物を歯間から掻き出して取り除くことができる。また、清掃部を歯間に挿入して往復移動する際には、特許文献1に記載の歯間清掃具と比較して、第1ブラシ毛は根元が太くなる一方、第2ブラシ毛は根元が細いので、歯間清掃具全体として、清掃部本体の外径(通過径)の増加を抑制することができる。
【0010】
さらに、被覆部の全周に亘って第1ブラシ毛群を分散配置することができるので、歯間の全周に亘って効果的に異物を掻き出して取り除くことができる。また、ブラシ毛の長さが長い第1ブラシ毛群の第1ブラシ毛で掻き出した異物を第1ブラシ毛群の間に位置するブラシ毛の長さが短い第2ブラシ毛群の第2ブラシ毛で捕捉することが可能となり、清掃効果を一層高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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