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公開番号2024155528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023070313
出願日2023-04-21
発明の名称車両用熱管理制御システム
出願人サンデン株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類B60H 1/24 20060101AFI20241024BHJP(車両一般)
要約【課題】車両用の熱管理制御システムにおいて、高価なセンサを省いて車両コストの高騰を抑えながら、省いたセンサを搭載する場合と同等の高精度な熱管理制御を実現できるようにする。
【解決手段】車両用熱管理制御システムは、特定の熱管理情報を検知するための特定センサと、特定の熱管理情報とは異なる他の情報を検知する複数のセンサと、特定センサと複数のセンサの検知情報に基づいた熱管理制御を含む車両制御を行う制御装置とを備える第1車両と、特定センサを省き、第1車両と同等の熱管理制御を含む車両制御を行う制御装置を備える第2車両とを有し、第2車両の制御装置は、第1車両が検知した特定の熱管理情報及び特定の熱管理情報との関連性がある関連情報を教師データとした学習済み推定モデルを用い、当該学習済み推定モデルによって求められる特定センサの推定情報に基づいて熱管理制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両が取得した熱管理情報に基づいて車両の熱管理制御を行う車両用熱管理制御システムであって、
特定の熱管理情報を検知するための特定センサと、前記特定の熱管理情報とは異なる他の情報を検知する複数のセンサと、前記特定センサと前記複数のセンサの検知情報に基づいた熱管理制御を含む車両制御を行う制御装置とを備える第1車両と、
前記特定センサを省き、前記第1車両と同等の熱管理制御を含む車両制御を行う制御装置を備える第2車両とを有し、
前記第2車両の制御装置は、前記第1車両が検知した前記特定の熱管理情報及び前記特定の熱管理情報との関連性がある関連情報を教師データとした学習済み推定モデルを用い、当該学習済み推定モデルによって求められる前記特定センサの推定情報に基づいて熱管理制御を行うことを特徴とする車両用熱管理制御システム。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記関連情報は、前記検知情報と前記第1車両及び前記第2車両の制御出力から選択された情報であることを特徴とする請求項1記載の車両用熱管理制御システム。
【請求項3】
前記特定センサが、車室内CO

濃度センサであり、
前記特定の熱管理情報に基づいて前記第1車両と前記第2車両が行う熱管理制御は、車両空調における内気循環と外気導入の切り替え制御であることを特徴とする請求項1記載の車両用熱管理制御システム。
【請求項4】
前記特定センサが、着霜検知センサであり、
前記特定の熱管理情報に基づいて前記第1車両と前記第2車両が行う熱管理制御は、車両空調における除霜モードへの切り替え制御であることを特徴とする請求項1記載の車両用熱管理制御システム。
【請求項5】
前記第1車両及び前記第2車両と情報交換可能なサーバーを備え、
前記サーバーが前記第1車両から前記教師データを受信して前記学習済み推定モデルを作成することを特徴とする請求項1記載の車両用熱管理制御システム。
【請求項6】
前記第1車両は、設定された時間毎に前記教師データを前記サーバーに送信し、前記サーバーは、更新された前記学習済み推定モデルを設定された時間毎に前記第2車両に配信することを特徴とする請求項1記載の車両用熱管理制御システム。
【請求項7】
前記第1車両は、前記特定センサとして第1特定センサを備え、前記第2車両が備える第2特定センサが省かれており、
前記第2車両の制御装置は、前記第2特定センサの検知情報に基づく熱管理制御を含む車両制御を行い、
前記第1車両の制御装置は、前記第2特定センサの検知情報とそれに関連する関連情報を教師データとした学習済み推定モデルを用い、当該学習済み推定モデルによって求められる前記第2特定センサの推定情報に基づいて熱管理制御を行うことを特徴とする請求項1記載の車両用熱管理制御システム。
【請求項8】
前記第1特定センサが車室内CO

濃度センサであり、前記第2特定センサが車室外微小粒子状物質検知センサであることを特徴とする請求項7記載の車両用熱管理制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用の熱管理制御システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車室内空調を含む車両用の熱管理制御装置は、冷媒回路における冷媒温度や冷媒圧力などを検知するためのセンサや、冷媒と熱交換する熱媒体の温度や流速などを検知するセンサを備えており、これらセンサの検知情報に基づいて、冷媒回路及び熱媒体回路或いは空調ユニットなどを制御する。
【0003】
また、車両用の熱管理制御装置は、更にきめ細かな制御を行う場合、前述した冷媒の状態や熱媒体の状態などを検知するセンサだけでなく、車室内の二酸化炭素濃度を検知するためのCO

濃度センサなどを備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-290701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両用の熱管理制御装置において、各種制御を行うためには、前述したように各種センサが必要になる。しかしながら、各車両において、CO

濃度センサのように高価なセンサを搭載させると、複数車両を統括管理する場合には、各車両のコスト高で統括車両全体での管理コストが大きく高騰してしまう問題が生じる。
【0006】
これに対しては、車両単体の中で各種センサの検知情報からCO

濃度などの高価なセンサの検知情報を推定して熱管理制御を行い、高価なセンサを省いてコストを抑えることが考えらえる。しかしながら、これによると、実際にCO

濃度センサを用いる場合と比較して、精度の高い熱管理制御を行うことができない問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題に対処することを課題としている。すなわち、車両用の熱管理制御システムにおいて、高価なセンサを省いて車両コストの高騰を抑えながら、省いたセンサを搭載する場合と同等の高精度な制御を実現できるようにすること、などが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
車両が取得した熱管理情報に基づいて車両の熱管理制御を行う車両用熱管理制御システムであって、特定の熱管理情報を検知するための特定センサと、前記特定の熱管理情報とは異なる他の情報を検知する複数のセンサと、前記特定センサと前記複数のセンサの検知情報に基づいた熱管理制御を含む車両制御を行う制御装置とを備える第1車両と、前記特定センサを省き、前記第1車両と同等の熱管理制御を含む車両制御を行う制御装置を備える第2車両とを有し、前記第2車両の制御装置は、前記第1車両が検知した前記特定の熱管理情報及び前記特定の熱管理情報との関連性がある関連情報を教師データとした学習済み推定モデルを用い、当該学習済み推定モデルによって求められる前記特定センサの推定情報に基づいて熱管理制御を行うことを特徴とする車両用熱管理制御システム。
【発明の効果】
【0009】
このような特徴を有する本発明は、車両用の熱管理制御システムにおいて、高価なセンサを省いて車両コストの高騰を抑えながら、省いたセンサを搭載する場合と同等の高精度な熱管理制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る車両用熱管理制御システムの構成例を示した説明図。
本発明の実施形態に係る車両用熱管理制御システムにおける第1車両の制御装置を示した説明図。
本発明の実施形態に係る車両用熱管理制御システムにおける第2車両の制御装置を示した説明図。
教師データテーブルの一例を示した説明図。
第2車両の制御装置における熱管理制御ECUの制御ロジックの一例を説明する説明図。
第2車両の制御装置における熱管理制御ECUの制御ロジックの他の例を説明する説明図。
第2車両の制御装置における熱管理制御ECUの制御ロジックの他の例を説明する説明図。
本発明の実施形態に係る車両用熱管理制御システムの活用例を示した説明図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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