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公開番号
2024154490
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068307
出願日
2023-04-19
発明の名称
繊維製品用の液体洗浄剤組成物
出願人
ライオン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C11D
17/08 20060101AFI20241024BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】除菌効果に優れ、かつ液体安定性に優れる繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
【解決手段】A)成分:アルコールエトキシレートと、(B)成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩から選ばれる1種以上と、(C)成分:アミノカルボン酸系キレート剤と、(D)成分:炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムから選ばれる1種以上と、(E)成分:水と、をそれぞれ特定の割合で有し、A/B比が特定の範囲で、かつpHが特定の範囲であることよりなる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)成分:アルコールエトキシレートと、
(B)成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩から選ばれる1種以上と、
(C)成分:アミノカルボン酸系キレート剤と、
(D)成分:炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムから選ばれる1種以上と、
(E)成分:水と、
を含み、
前記(A)成分の含有量は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して3質量%以上であり、
前記(B)成分の含有量は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して10質量%以上であり、
前記(D)成分の含有量は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して0.1~10質量%であり、
前記(E)成分の含有量は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して40質量%以上であり、
[(A)成分の含有量]/[(B)成分の含有量]で表され、前記(B)成分の含有量に対する前記(A)成分の含有量の質量比は、0.5以下であり、
pHが9~12である、繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
[(C)成分の含有量]/[(D)成分の含有量]で表され、前記(D)成分の含有量に対する前記(C)成分の含有量の質量比は、10以下である、請求項1に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
総界面活性剤量が、15~45質量%である、請求項1又は2に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
衛生意識の高まりから、繊維製品用の液体洗浄剤組成物には、被洗物に対する除菌効果が求められている。
例えば、特許文献1には、特定の第4級アンモニウム塩と、アルカリ剤と、キレート剤とを含む、繊維製品用の液体洗浄剤組成物が提案されている。特許文献1に記載の発明によれば、非エンベロープウィルスを不活化し、かつ優れた除菌効果の発揮を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-060787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、第4級アンモニウム塩を洗浄成分であるアニオン界面活性剤と共存させると、アニオン-カチオン複合体を形成して、両者の性能を抑制してしまう。加えて、各成分の水への溶解性を高めて、液体安定性を高めるために、ノニオン界面活性剤を用いると、除菌効果が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、除菌効果に優れ、かつ液体安定性に優れる繊維製品用の液体洗浄剤組成物を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、鋭意検討した結果、アニオン界面活性剤である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩と炭酸塩とを組み合わせ、かつpHを特定の範囲とすることで、除菌効果を高められることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
本発明は以下の態様を有する。
<1>
(A)成分:アルコールエトキシレートと、
(B)成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩から選ばれる1種以上と、
(C)成分:アミノカルボン酸系キレート剤と、
(D)成分:炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムから選ばれる1種以上と、
(E)成分:水と、
を含み、
前記(A)成分の含有量は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して3質量%以上であり、
前記(B)成分の含有量は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して10質量%以上であり、
前記(D)成分の含有量は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して0.1~10質量%であり、
前記(E)成分の含有量は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して40質量%以上であり、
[(A)成分の含有量]/[(B)成分の含有量]で表され、前記(B)成分の含有量に対する前記(A)成分の含有量の質量比は、0.5以下であり、
pHが9~12である、繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
<2>
[(C)成分の含有量]/[(D)成分の含有量]で表され、前記(D)成分の含有量に対する前記(C)成分の含有量の質量比は、10以下である、<1>に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
<3>
総界面活性剤量が、15~45質量%である、<1>又は<2>に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明の繊維製品用の液炭洗浄剤組成物によれば、除菌効果に優れ、かつ液体安定性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(繊維製品用の液体洗浄剤組成物)
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤組成物(以下、単に「液体洗浄剤組成物」ということがある)は、(A)~(E)成分を含有する組成物である。
【0009】
<(A)成分>
(A)成分は、アルコールエトキシレートである。液体洗浄剤組成物は、(A)成分を含むことで、低温(例えば5℃以下)での液体安定性を高め、皮脂に対する洗浄力を高められる。
【0010】
(A)成分としては、例えば、下記(a1)式で表されるアルコールエトキシレートが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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