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公開番号2024150671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024119187,2023532135
出願日2024-07-25,2021-11-05
発明の名称衣料品から微生物を除去する方法
出願人ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー,THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20241016BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】洗浄中に衣類から微生物を除去するのに効果的な有益性をもたらすことができる洗濯洗剤組成物を提供する。
【解決手段】衣料品から微生物を除去する方法であって、a)洗濯機内に衣料品を提供する工程と、b)上記洗濯機の洗浄サブサイクル中に、界面活性剤系及び有機酸を含む液体洗剤組成物と、上記衣料品を接触させる工程と、を含み、組成物は、1.5~5.0の未希釈pHを有する、方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
衣料品から微生物を除去する方法であって、
a)洗濯機内に衣料品を提供する工程と、
b)前記洗濯機の洗浄サブサイクル中に、液体洗剤組成物であって、前記組成物の4重量%~60重量%の界面活性剤系、及び前記組成物の6.5重量%~18重量%の有機酸を含む、液体洗剤組成物と、前記衣料品を接触させる工程と、を含み、
前記組成物は、1.5~3.5の未希釈pHを有し、
前記組成物が、前記組成物の0.01重量%~0.5重量%の、式(I):
JPEG
2024150671000014.jpg
23
128
(式中、
各Yは、塩素、臭素、又はフッ素から独立して選択され、
各Zは、SO

H、NO

、又はC

~C

アルキルから独立して選択され、
rは、0、1、2、又は3であり、
oは、0、1、2、又は3であり、
pは、0、1、又は2であり、
mは、1又は2であり、
nは、0又は1である)のヒドロキシルジフェニルエーテルである抗菌剤を更に含み、
前記界面活性剤系が、アニオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を含み、
前記アニオン性界面活性剤の前記非イオン性界面活性剤に対する比が、0.2~5である、方法。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記抗菌剤が、4-4’-ジクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテル、2,4,4’-トリクロロ-2’-ヒドロキシジフェニルエーテル、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記組成物が、1.9~3.1の未希釈pHを有する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記洗浄サブサイクル中のスルーザウォッシュ(TTW)のpHが、2.5~6.0である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記有機酸が、ヒドロキシカルボン酸である、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記有機酸が、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記組成物が、前記組成物の5重量%~50重量%の前記界面活性剤系を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記非イオン性界面活性剤が、アルキルアルコキシル化アルコール、アルキルアルコキシル化フェノール、アルキル多糖類、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル、スクロースエステル、ソルビタンエステル及びソルビタンエステルのアルコキシル化誘導体、並びにこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記組成物が、前記組成物の0.1重量%~5重量%の両性界面活性剤を更に含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記組成物が、前記組成物の0.1重量%~10重量%のポリアミンを更に含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衣料品から微生物を除去する方法であって、a)洗濯機内に衣料品を提供する工程と、b)上記洗濯機の洗浄サブサイクル中に、界面活性剤系及び有機酸を含む液体洗剤組成物と、上記衣料品を接触させる工程と、を含み、組成物は、1.5~5.0の未希釈pHを有する、方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
消費者製品は、その本来の意図される機能に加えて、抗菌の有益性に対する利用者ニーズに対処するために発展してきた。例えば、抗菌洗濯洗剤製品は、布地を洗濯すると同時に布地に対する抗菌の有益性を有するので、利用者によって所望される。現在、様々な抗菌剤、例えば、漂白剤、クロロキシレノール(Chloroxylenol、PCMX)、塩化ベンザルコニウム(Benzalkonium Chloride、BKC)、ジフェニルエーテルが、抗菌効果をもたらすために消費者製品製剤に使用されることで知られている。抗菌剤は、2つの主要なタイプを含み、一方のタイプは、洗浄中に微生物を除去するための薬剤として機能し(例えば、漂白剤、PCMX、BKC)、他方のタイプは、保管又は使用中に微生物を防止するための薬剤として機能する(例えば、ジフェニルエーテル)。
【0003】
しかしながら、液体洗剤製品という観点から、所望の抗菌効力を達成することは依然として困難である。特に、洗浄中に微生物を除去するための薬剤として機能する抗菌剤については、既知の活性物質は、界面活性剤との負の相互作用のため、液体洗剤製品中で作用することができない(例えば、PCMX及びBKC)、又は液体洗剤製品中に添加することができない(例えば、漂白剤)という理由から、適用可能なソリューションが依然として必要とされている。ジフェニルエーテルは、液体洗剤製品に添加することができる。しかしながら、ジフェニルエーテルは、洗浄を通して衣類に付着した後、衣類の使用中に微生物が増殖するのを防止する手段として主に機能するが、洗浄中に衣類上に既に存在する微生物を除去するのに効果的ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、洗浄中に衣類から微生物を除去するのに効果的な有益性をもたらすことができる洗濯洗剤組成物が引き続き必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
液体洗剤製剤中の界面活性剤系と有機酸との組み合わせが、衣類から微生物を除去するのに効果的な有益性をもたらすことができることは、本発明の驚くべき予想外の発見である。具体的には、本発明は、液体洗剤組成物であって、組成物の4重量%~60重量%の界面活性剤系及び組成物の4.5重量%~40重量%の有機酸を含み、1.5~5.0の未希釈pHを有する、液体洗剤組成物を提供する。
【0006】
それに対応して、本発明は、一態様では、衣料品から微生物を除去する方法であって、
a)洗濯機内に衣料品を提供する工程と、
b)上記洗濯機の洗浄サブサイクル中に、液体洗剤組成物であって、組成物の2重量%~60重量%の界面活性剤系及び組成物の4.5重量%~40重量%の有機酸を含む、液体洗剤組成物と、上記衣料品を接触させる工程と、を含み、
組成物は、1.5~5.0の未希釈pHを有する、方法に関する。
【0007】
好ましくは、組成物は、1.6~4.5、好ましくは1.7~4.0、より好ましくは1.8~3.5、最も好ましくは1.9~3.1の未希釈pHを有し得る。驚くべきことに、本発明による液体洗剤組成物の未希釈pHが好ましい範囲内にある場合、微生物の効力は更に改善され得る。
【0008】
好ましくは、洗浄サブサイクル中のスルーザウォッシュ(through-the-wash、TTW)のpHは、2.5~6.0、好ましくは3.0~5.0、より好ましくは3.2~4.0、最も好ましくは3.3~3.8であり得る。
【0009】
好ましくは、組成物は、組成物の5.5重量%~30重量%、好ましくは6重量%~20重量%、より好ましくは6.5重量%~18重量%の有機酸を含み得る。具体的には、有機酸は、ヒドロキシカルボン酸であってもよく、好ましくは、有機酸は、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0010】
好ましくは、組成物は、組成物の5重量%~50重量%、好ましくは6重量%~40重量%、より好ましくは10重量%~30重量%の界面活性剤系を含む。具体的には、界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を含み得る。
(【0011】以降は省略されています)

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