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公開番号2024144185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2024032343
出願日2024-03-04
発明の名称アルカリ性洗浄剤組成物
出願人株式会社ADEKA,ADEKAクリーンエイド株式会社
代理人個人,個人
主分類C11D 1/86 20060101AFI20241003BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】洗浄性、壁面における泡の保持性、すすぎ時の泡切れ性の要件を充分に満たすとともに、除菌性にも優れ、かつ貯蔵安定性及び希釈した際の安定性にも優れる洗浄剤組成物を提供する洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】洗浄剤組成物は、(A)成分としてアミンオキシド、(B)成分として総炭素数12以上、24以下の分岐脂肪酸及び/又はその塩、(C)成分としてアルカリ剤、(D-α)成分としてヘキサデシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、(E)成分として水を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分としてアミンオキシド、(B)成分として総炭素数12以上、24以下の分岐脂肪酸及び/又はその塩、(C)成分としてアルカリ剤、(D-α)成分としてヘキサデシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、(E)成分として水を含有することを特徴とするアルカリ性洗浄剤組成物。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
(D-β)成分として、前記(D-α)成分以外のカチオン界面活性剤を更に含有し、かつ、 前記アルカリ性洗浄剤組成物に含有される前記(D-α)の質量と、前記アルカリ性洗浄剤組成物に含有される前記(D-β)の質量との質量比(D-α)/(D-β)の値が、0.01以上、56以下である請求項1に記載のアルカリ性洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記アルカリ性洗浄剤組成物に含有される全カチオン界面活性剤である(D)成分の質量と、前記アルカリ性洗浄剤組成物に含有される全ての脂肪酸である総脂肪酸の質量との質量比(総脂肪酸)/((D)成分)の値が、0.002以上、1.6以下である請求項1又は2に記載のアルカリ性洗浄剤組成物。
【請求項4】
(B)成分が、イソパルミチン酸及び/又はその塩、イソステアリン酸及び/又はその塩、イソアラキン酸及び/又はその塩からなる群から選択された何れか1種又はこれらの組み合わせを含有する請求項1又は2に記載のアルカリ性洗浄剤組成物。
【請求項5】
(A)成分のアミンオキシドが、ドデシルジメチルアミンオキシド、テトラデシルジメチルアミンオキシド、オクチルジメチルアミンオキシドからなる群から選択された何れか1種又はこれらの組み合わせを含有する請求項1又は2に記載のアルカリ性洗浄剤組成物。
【請求項6】
(F)成分として、キレート剤を含有する請求項1又は2に記載のアルカリ性洗浄剤組成物。
【請求項7】
(G)成分として、総炭素数12以上、18以下の直鎖脂肪酸及び/又はその塩を含有する請求項1又は2に記載のアルカリ性洗浄剤組成物。
【請求項8】
(H)成分として、芳香族スルホン酸又はその塩を含有する請求項1又は2に記載のアルカリ性洗浄剤組成物。
【請求項9】
硬質表面の発泡洗浄用である請求項1又は2に記載のアルカリ性洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はアルカリ性洗浄組成物に関し、より詳しくは、洗浄性、垂直表面での泡保持性、すすぎ時の泡切れ性に優れるとともに、貯蔵安定性及び希釈した際の洗浄液の安定性が良好で、かつ優れた除菌性を示すアルカリ性洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
飲料や食品の製造加工工場や厨房の床、壁面等の硬質表面の洗浄に使用される洗浄剤には、油やタンパク質等の汚れに対する高い洗浄性が求められる。そのため、壁等の垂直面の洗浄除菌処理を効果的に行うためには、起泡した泡が壁面等へ良好に付着・保持されるとともに、作業時間の短縮や節水の観点からはすすぎ時の泡切れ性が良いことが要求される。また表面的な汚れを落とすだけではなく、洗浄面に対する除菌性も重要である。加えて、上述するアルカリ性洗浄組成物は、貯蔵安定性や希釈した際の洗浄液の安定性も求められる。
【0003】
この種の硬質表面洗浄に用いられる洗浄剤組成物として、アルカリ剤、アニオン界面活性剤、アルキルジメチルアミンオキシド、脂肪酸又はその塩を含む洗浄剤組成物(特許文献1)、アミンオキシド、分岐脂肪酸又はその塩を、特定の割合で含む洗浄剤組成物(特許文献2)、アミン化合物、カチオン界面活性剤、脂肪酸又はその塩、両性界面活性剤を含む液体洗浄剤組成物(特許文献3)等が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-249383号公報
特開2018-203853号公報
特開2019-104793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1から3に記載されている従来の洗浄剤組成物は、洗浄性、除菌性、壁面での泡保持性の要件全てを充分に満足しているとはいえず、かつすすぎ時の泡切れ性も充分とは言い難かった。また、例えば特許文献3に示されるように、洗浄剤組成物においてカチオンとアニオンとが併用された場合、沈殿物が生じやすく貯蔵安定性や希釈した際の洗浄液の安定性が低下する傾向にあり、また除菌性も低下する。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題に鑑みなされたもので、洗浄性、壁面における泡の保持性、すすぎ時の泡切れ性の要件を充分に満たすとともに、除菌性にも優れ、かつ貯蔵安定性及び希釈した際の安定性にも優れる洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のアルカリ性洗浄剤組成物は、(A)成分としてアミンオキシド、(B)成分として総炭素数12以上、24以下の分岐脂肪酸及び/又はその塩、(C)成分としてアルカリ剤、(D-α)成分としてヘキサデシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、(E)成分として水を含有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のアルカリ性洗浄剤組成物は、洗浄性、壁面での泡保持性、すすぎ時の泡切れ性の要件を充分に満たすとともに、除菌性にも優れ、かつ貯蔵安定性及び希釈時の安定性にも優れる。
そのため本発明のアルカリ性洗浄剤組成物は、衛生面における要求がシビアな飲料や食品の製造加工工場や厨房等の床や壁面等においても好適に使用される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のアルカリ性洗浄剤組成物(以下、単に本発明の洗浄剤組成物という場合がある)は、(A)成分としてアミンオキシド、(B)成分として総炭素数12以上、24以下の分岐脂肪酸及び/又はその塩、(C)成分としてアルカリ剤、(D-α)成分としてヘキサデシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、(E)成分として水を含有する。
【0010】
従来の洗浄剤組成物では、水に溶解することでアニオン(負に荷電したイオン)となる化合物及びカチオン(正に荷電したイオン)となる化合物を併用した場合、沈殿物が発生しやすく安定性が充分でなくなるだけではなく、除菌性が低下するという問題があった。これに対し、本発明の洗浄剤組成物は、カチオンとしてヘキサデシルトリメチルアンモニウムメトサルフェートを用いることによって、上述するカチオン及びアニオンの併用に起因する問題を解決した。
(【0011】以降は省略されています)

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