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公開番号2024144937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057122
出願日2023-03-31
発明の名称芳香剤
出願人エステー株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C11B 9/00 20060101AFI20241004BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】本発明は、香りの強度および香り立ちの良さに優れる芳香剤を提供する。
【解決手段】本発明の芳香剤は、香料組成物と揮散部材とを備える。香料組成物は、香料と水と水溶性溶剤とを含む。揮散部材は、芳香剤の使用時に、香料組成物に少なくとも部分的に浸漬される。そして、水溶性溶剤は、3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール、3-メトキシ-1-ブタノール、1-メトキシ-2-ブタノール、1-メトキシ-2-プロパノールおよび3-メトキシ-3-メチル-ブチルアセテートからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、かつ、揮散部材は、紙材料を有する、芳香剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
香料と水と水溶性溶剤とを含む、香料組成物と、
前記香料組成物に少なくとも部分的に浸漬される揮散部材と、
を備え、
前記水溶性溶剤が、3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール、3-メトキシ-1-ブタノール、1-メトキシ-2-ブタノール、1-メトキシ-2-プロパノールおよび3-メトキシ-3-メチル-ブチルアセテートからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、
前記揮散部材が、紙材料を有する、芳香剤。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記紙材料の目付が、250~650g/m

である、請求項1に記載の芳香剤。
【請求項3】
前記紙材料の密度が、0.01~3.0g/cm

である、請求項1または2に記載の芳香剤。
【請求項4】
前記紙材料からなる前記揮散部材の厚さが、0.01~10mmである、請求項1または2に記載の芳香剤。
【請求項5】
前記香料組成物における水の割合が、前記香料組成物の総量の10~50質量%である、請求項1または2に記載の芳香剤。
【請求項6】
前記香料組成物における前記水溶性溶剤の割合が、前記香料組成物における前記水の割合より大きい、請求項1または2に記載の芳香剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、芳香剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
香料成分や消臭成分を空間に揮散させるための棒状の揮散部材を備えた芳香剤が使用されている。イソパラフィン系溶剤、グリコールエーテル系溶剤等の有機溶剤に香料成分等を溶解した香料組成物を棒状の揮散部材に含浸させた後に、該揮散部材から香料成分等を揮散させることが主に提案されている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-11868号公報
特開2018-53174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1、2のような従来の棒状の揮散部材を備えた芳香剤においては、香料等の強度および香り立ちの良さに改善の余地がある。
本発明は、香りの強度および香り立ちの良さに優れる芳香剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、下記の態様を有する。
[1]香料と水と水溶性溶剤とを含む、香料組成物と、前記香料組成物に少なくとも部分的に浸漬される揮散部材と、を備え、前記水溶性溶剤が、3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール、3-メトキシ-1-ブタノール、1-メトキシ-2-ブタノール、1-メトキシ-2-プロパノールおよび3-メトキシ-3-メチル-ブチルアセテートからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、前記揮散部材が、紙材料を有する、芳香剤。
[2]前記紙材料の目付が、250~650g/m

である、[1]に記載の芳香剤。
[3]前記紙材料の密度が、0.01~3.0g/cm

である、[1]または[2]に記載の芳香剤。
[4]前記紙材料からなる前記揮散部材の厚さが、0.01~10mmである、[1]~[3]のいずれかに記載の芳香剤。
[5]前記香料組成物における水の割合が、前記香料組成物の総量の10~50質量%である、[1]~[4]のいずれかに記載の芳香剤。
[6]前記香料組成物における前記水溶性溶剤の割合が、前記香料組成物における前記水の割合より大きい、[1]~[5]のいずれかに記載の芳香剤。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、香りの強度および香り立ちの良さに優れる芳香剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、官能試験による香り立ちの良さの評価結果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載された数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。例えば、「A~B%」は、A%以上B%以下であることを意味する。
【0009】
本発明の芳香剤は、香料と水と水溶性溶剤とを含む、香料組成物と、該香料組成物に少なくとも部分的に浸漬される揮散部材とを備える。該水溶性溶剤は、3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール、3-メトキシ-1-ブタノール、1-メトキシ-2-ブタノール、1-メトキシ-2-プロパノールおよび3-メトキシ-3-メチル-ブチルアセテートからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、かつ、該揮散部材は紙材料を有する。
【0010】
従来の界面活性剤を使用して香料を水に可溶化させた水性の香料組成物は、界面活性剤を使用せずに香料をイソパラフィン系の溶剤に溶解させた従来の油性の香料組成物と比較して香料の含有量を高くすることが困難である。そのため、強度の高い香りを出すことができない。一方、油性の香料組成物は水性の香料組成物と比較して香り立ちが充分ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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