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公開番号2024151172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064334
出願日2023-04-11
発明の名称硬質表面用洗浄剤組成物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類C11D 1/86 20060101AFI20241017BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】硬質表面の尿石汚れ及び尿由来の黄ばみ汚れの発生を抑制する効果の持続性に優れる、硬質表面用洗浄剤組成物、及びそれを用いた硬質表面の洗浄方法を提供する。
【解決手段】下記(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び水を含有し、(c)成分の含有量と、(a)成分と(b)成分の合計含有量との質量比(c)/[(a)+(b)]が0.005以上0.3以下である、硬質表面用洗浄剤組成物。
(a)成分:金属キレート剤
(b)成分:起泡性界面活性剤
(c)成分:水溶性高分子
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び水を含有し、(c)成分の含有量と、(a)成分と(b)成分の合計含有量との質量比(c)/[(a)+(b)]が0.005以上0.3以下である、硬質表面用洗浄剤組成物。
(a)成分:金属キレート剤
(b)成分:起泡性界面活性剤
(c)成分:水溶性高分子
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
(c)成分が、水溶性変性セルロースである、請求項1に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
【請求項3】
(b)成分が、アミンオキシド型界面活性剤、ベタイン型界面活性剤、アルキル(ポリ)グルコシド、アルキルグリセリルエーテル、アニオン界面活性剤、及びカチオン界面活性剤から選ばれる1種以上である、請求項1又は2に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
【請求項4】
更に、(d)成分として、水溶性溶剤を含有する、請求項1~3の何れか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
【請求項5】
トイレの硬質表面に用いられる、請求項1~4の何れか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させる、硬質表面の洗浄方法。
【請求項7】
前記硬質表面用洗浄剤組成物を、硬質表面に接触後、30秒以上放置する、請求項6に記載の硬質表面の洗浄方法。
【請求項8】
前記硬質表面用洗浄剤組成物を、泡形成から5分後の泡比容が5ml/g以上である泡で硬質表面に塗布する、請求項6又は7に記載の硬質表面の洗浄方法。
【請求項9】
請求項1~5の何れか1項に記載の硬質表面用洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させる、硬質表面の尿石汚れ及び尿由来の黄ばみ汚れの発生を抑制する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬質表面用洗浄剤組成物、及び硬質表面の洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
トイレの便器内の汚れの洗浄は、洗浄剤組成物や漂白剤組成物を対象表面に塗布し、洗浄用ブラシなどを併用して物理的に除去するのが一般的である。この作業は、前屈みの姿勢で力を一定時間かけるため、身体的な負担が大きく、特に高齢者には重労働である。また、水洗大便器のボウル部の周縁縁裏部等は、その凹凸の形状から洗浄ブラシが届き難いため、一旦汚れが蓄積してしまうと物理的な力でも除去し難くなる。この蓄積し易い汚れの代表としては、尿石汚れ及び尿由来の黄ばみ汚れなどが挙げられ、これら汚れの発生を予防する効果の持続性が生活者に強く望まれている。
【0003】
特許文献1には、特定のポリシロキサンと、特定の界面活性剤と、金属キレート剤と、水とを含有し、洗浄力と防汚効果の持続性に優れる防汚性洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献2には、アミノ基及び4級アンモニウム基から選ばれる基を有する高分子量重合体を用いて、優れた防汚性を付与できると共に、繰り返し使用しても再汚染を引き起こさない硬質表面用防汚洗浄剤が開示されている。
特許文献3には、特定の界面活性剤と、特定のグリコール系化合物と、アミノカルボン酸系キレート剤及び多価カルボン酸系キレート剤とを含有し、尿汚れの洗浄性に優れるトイレ用の液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献4では、特定の界面活性剤と、特定のグリコール型溶剤と、ポリビニルアルコール系高分子及びセルロース系高分子から選ばれる1種以上の高分子を含有し、尿汚れの洗浄性に優れ、かつ容器からの吐出性と滞留性が良好なトイレ用の液体洗浄剤物品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-162041号公報
特開2003-238991号公報
特開2020-100774号公報
特開2020-105388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
便器内の代表的な汚れである、黄ばみや尿石は、尿汚れや水垢に起因し、便器内に一定数以上蓄積することで視認されると考えられる。これらの汚れは便器全体に発生し、例えば水洗大便器のボウル部の周縁裏部、洗浄水が流れる箇所、及び水封部付近に発生し易い。
水洗大便器のボウル部の周縁裏部などブラシが届かない場所において発生した乾燥尿汚れに対して、洗浄するには洗浄剤を当該箇所に長時間滞留することが必要だが、水洗大便器のボウル部の周縁裏部など洗浄剤が滞留しにくいところでは洗浄効果に課題があることが確認されている。この課題に対して、前記特許文献では特定の高分子化合物を硬質表面に残留性させることで防汚効果を高める技術が開示されているが、蓄積した尿石汚れや尿由来の黄ばみ汚れの発生を予防する効果の持続性の観点では、更なる改良の余地があると本発明者らは考えている。
【0006】
本発明は、硬質表面の尿石汚れ及び尿由来の黄ばみ汚れの発生を抑制する効果の持続性に優れる、硬質表面用洗浄剤組成物、及びそれを用いた硬質表面の洗浄方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、下記(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び水を含有し、(c)成分の含有量と、(a)成分と(b)成分の合計含有量との質量比(c)/[(a)+(b)]が0.005以上0.3以下である、硬質表面用洗浄剤組成物に関する。
(a)成分:金属キレート剤
(b)成分:起泡性界面活性剤
(c)成分:水溶性高分子
【0008】
また本発明は、前記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させる、硬質表面の洗浄方法に関する。
【0009】
また本発明は、前記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させる、硬質表面の尿石汚れ及び尿由来の黄ばみ汚れの発生を抑制する方法に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、硬質表面の尿石汚れ及び尿由来の黄ばみ汚れの発生を抑制する効果の持続性に優れる、硬質表面用洗浄剤組成物、及びそれを用いた硬質表面の洗浄方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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