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公開番号2024150101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063350
出願日2023-04-10
発明の名称洗浄組成物、洗浄シートおよび洗浄シートの製造方法
出願人株式会社カーメイト
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 17/06 20060101AFI20241016BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】汚れ等が付着した車両や自動車等のガラス表面等から油膜等の汚れを除去することができる洗浄組成物および洗浄シートを提供すること。
【解決手段】洗浄組成物は、少なくとも、グリコールエーテル及び/又はグリコール、研磨剤、および、多価アルコールを含有する。また、洗浄組成物は、洗浄液を乾燥させたものであることができる。本発明の洗浄シートは、少なくとも、グリコールエーテル及び/又はグリコール、研磨剤、および、多価アルコールを含有する洗浄組成物をシートに有するものである。この洗浄シートは、乾燥させた状態のものであることができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、グリコールエーテル及び/又はグリコール、研磨剤、および、多価アルコールを含有することを特徴とする洗浄組成物。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記洗浄組成物を乾燥させたことを特徴とする請求項1に記載の洗浄組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の洗浄組成物を有することを特徴とする洗浄シート。
【請求項4】
前記洗浄シートを乾燥させたことを特徴とする請求項3に記載の洗浄シート。
【請求項5】
前記多価アルコールが、グリセリン、1,3-ブタンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、および、ジエチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項3に記載の洗浄シート。
【請求項6】
前記研磨剤が、アルミナ、酸化セリウム、および、酸化ジルコニウムからなる群から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項3に記載の洗浄シート。
【請求項7】
前記グリコールエーテルがグリコールエーテル類であり、前記グリコールがグリコール類であることを特徴とする請求項3に記載の洗浄シート。
【請求項8】
少なくとも、グリコールエーテル及び/又はグリコール、研磨剤、および、多価アルコールを含有する洗浄組成物を、シートに含浸させる工程と、その後、該シートを乾燥させる乾燥工程と、を有することを特徴とする洗浄シートの製造方法。
【請求項9】
前記乾燥工程が、温度70℃~150℃、時間3分~60分の範囲内で実施されることを特徴とする請求項8に記載の洗浄シートの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄組成物、洗浄シートおよび洗浄シートの製造方法に関し、特に、自動車、鉄道車両等のガラス等に対し、また、自動二輪車、自動車等のミラー等に対し、その表面を洗浄する洗浄組成物、洗浄シートおよび洗浄シートの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車、鉄道車両等の窓ガラスや、自動車、オートバイ等のミラー等は、汚れが付着しやすく、油膜が付着していることも多い。また、自動車等の窓ガラスやミラー等には撥水剤やコーティング剤等を施工することもあり、この場合には、ガラスやミラー等に付着している古くなった撥水剤等を予め除去してから、新しい撥水剤等を施工する必要がある。また、ガラス等にコーティングを施工する場合には、その下地処理などのため、まず、ガラスやミラー等の表面を清浄にしておく清浄作業が欠かせない。
しかしながら、例えば、特許文献1には、自動車等における水垢などの汚れを除去するために、アルカリ成分、研磨剤、増粘剤、シリコーンオイルおよび/またはワックスパウダーを含んだ液体洗浄剤を布に含浸させた水垢クロスが開示されているが、撥水剤や油膜等の汚れを除去することはできない。また、特許文献2には、自動車やバイクなどの塗装面、ガラスや金属等の硬質表面の汚れを除去するため、研磨粒子、表面活性剤、ジオルガノポリシロキサンオイル、および、溶剤を含有する研磨粒子分散液を布に含浸させて乾燥させた研削型洗浄クロスが開示されているが、撥水剤や油膜等の汚れを除去することはできない。
【0003】
特開2005-87487号公報
特開2008-284102号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記問題点に鑑み、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成させるに至った。すなわち本発明の目的は、撥水剤や油膜等汚れが付着した自動車、バイク等のミラー表面、自動車等のガラス表面等の対象物の表面から汚れを除去することができる洗浄組成物、洗浄シートと該洗浄シートの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の洗浄組成物は、少なくとも、グリコールエーテル及び/又はグリコール、研磨剤、および、多価アルコールを含有することを特徴とする。
本発明においては、前記洗浄組成物は乾燥させた状態であることが好ましい。
本発明の洗浄シートは、少なくとも、グリコールエーテル及び/又はグリコール、研磨剤、および、多価アルコールを含有する洗浄組成物を有することを特徴とする。
本発明において、前記洗浄シートは乾燥させた状態であることが好ましい。
本発明においては、前記洗浄組成物を構成する多価アルコールが、グリセリン、1,3-ブタンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、および、ジエチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。
また、前記洗浄組成物を構成する研磨剤が、アルミナ、酸化セリウム、および、酸化ジルコニウムからなる群から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。
本発明において、前記洗浄組成物を構成するグリコールエーテルが、グリコールエーテル類であり、グリコールがグリコール類であることが好ましい。
本発明の洗浄シートの製造方法は、少なくとも、グリコールエーテル及び/又はグリコール、研磨剤、および、多価アルコールを含有する洗浄組成物を、シートに含浸させる工程と、その後、該シートを乾燥させる乾燥工程とを有することを特徴とする。
ここで、前記乾燥工程は、温度70~150℃、時間3~60分の範囲内で実施されることが好ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、油膜等の汚れが付着等したガラス表面、ミラー表面等を清浄にすることができる洗浄組成物、洗浄シート等を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の洗浄組成物は、少なくとも、グリコールエーテル及び/又はグリコール、研磨剤、および、多価アルコールを含有する。かかる洗浄組成物は液体状であり、本発明においては洗浄液と称すこともある。
【0008】
本発明に用いられる研磨剤としては、酸化アルミニウム(アルミナ)、シリカ、カオリン、ケイ酸アルミニウム、ゼオライト、ベントナイト、タルク、モンモリロナイト、珪藻土、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、ケイ酸ジルコニウム、炭化ケイ素、酸化チタン、トリポリリン酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、、および、これらの焼成物などが挙げられる。これら研磨剤は、1種類あるいは2種類以上で使用され、また、粒径の異なる研磨剤を2種類以上使用することができる。
【0009】
本発明に用いられる研磨剤は、その平均粒径が0.05~50μm、好ましくは、0.1~20μm、より好ましくは0.5~10μmのものが挙げられる。研磨剤の平均粒径が0.05~50μmの範囲内であると、汚れを効率良く擦り取ることができ、このようにして擦り取った汚れを、研磨剤の表面に吸着させて、汚れの再付着の防止を図ることができる。
本発明においては、異なる平均粒径の研磨剤を2種類以上使用することが好ましく、例えば、好ましくは、平均粒径0.05μm~50μmの研磨剤、更に好ましくは、平均粒径0.5μm~10μmの中から2種類以上を選択することが好ましい。
【0010】
研磨剤は、洗浄組成物(洗浄液)中において、好ましくは、10~60重量%、更に好ましくは、15~40重量%、特に好ましくは、20~25重量%となるように配合される。研磨剤の配合量が10~60重量%の範囲内であると、汚れを効率良く擦り取ることができ、このようにして擦り取った汚れを、研磨剤の表面に吸着させて、汚れの再付着の防止を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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