TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024155374
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070038
出願日
2023-04-21
発明の名称
除菌洗浄剤組成物及び洗浄方法
出願人
ライオンハイジーン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C11D
3/48 20060101AFI20241024BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】除菌力及び洗浄力に優れ、かつ、保存安定性、作業時の泡立ち性及び泡切れ性が良好な除菌洗浄剤組成物と、前記除菌洗浄剤組成物を使用した被洗物の洗浄方法の提供。
【解決手段】(A)成分:特定のカチオン界面活性剤及びグアニジン系化合物から選ばれる1種以上と、(B)成分:特定のノニオン界面活性剤及び糖系界面活性剤から選ばれる1種以上とを含有する除菌洗浄剤組成物であって、前記除菌洗浄剤組成物の総質量に対して、前記(A)成分の含有量が1~20質量%であり、前記(B)成分の含有量が20質量%超50質量%以下である、除菌洗浄剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)成分:下記一般式(a1)で表されるカチオン界面活性剤及びグアニジン系化合物から選ばれる1種以上と、
(B)成分:下記一般式(b1)で表されるノニオン界面活性剤及び糖系界面活性剤から選ばれる1種以上と、
を含有する除菌洗浄剤組成物であって、
前記除菌洗浄剤組成物の総質量に対して、前記(A)成分の含有量が1~20質量%であり、前記(B)成分の含有量が20質量%超50質量%以下である、除菌洗浄剤組成物。
TIFF
2024155374000008.tif
30
170
(式(a1)中、R
1
~R
4
のうちの1つ又は2つは、炭素数8~16の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8~16の直鎖若しくは分岐鎖のアルケニル基であり、残りはそれぞれ独立に炭素数1~3のアルキル基、ベンジル基又は-(R
5
O)
m
Hで表される基(R
5
Oは炭素数2~4のアルキレンオキシドであり、mはR
5
Oの平均付加モル数であり、1~5の数である。)であり、Z
-
は陰イオンである。)
R
6
-O-[(EO)
x
/(R
7
O)
y
]-R
8
・・・(b1)
(式(b1)中、R
6
及びR
8
はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1~24の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、炭素数1~24の直鎖若しくは分岐鎖のアルケニル基又は炭素数3~18のシクロアルキル基であり、EOはエチレンオキシドであり、R
7
Oは炭素数3~4のアルキレンオキシドであり、xはEOの平均付加モル数であり、0~40の数であり、yはR
7
Oの平均付加モル数であり、0超40以下の数であり、x及びyの合計が1以上の数である。[(EO)
x
/(R
7
O)
y
]は、EOとR
7
Oとがランダム鎖とブロック鎖のいずれを形成していてもよいことを示す。)
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記一般式(a1)中のZ
-
が、ハロゲンイオン、硫酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、アルキル硫酸イオン、有機カルボン酸イオン、芳香族カルボン酸イオン、芳香族スルホン酸イオン又は芳香族硫酸イオンである、請求項1に記載の除菌洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記(A)成分が前記一般式(a1)で表されるカチオン界面活性剤を含み、前記(B)成分が前記一般式(b1)で表されるノニオン界面活性剤を含み、前記除菌洗浄剤組成物の総質量に対して、前記一般式(a1)で表されるカチオン界面活性剤及び前記一般式(b1)で表されるノニオン界面活性剤の含有量の合計が30質量%超である、請求項1に記載の除菌洗浄剤組成物。
【請求項4】
前記(B)成分が、前記一般式(b1)中のR
6
が炭素数8~22の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8~22の直鎖若しくは分岐鎖のアルケニル基であり、R
8
が水素原子、炭素数1~5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数1~5の直鎖若しくは分岐鎖のアルケニル基であり、R
7
Oが炭素数3~4のアルキレンオキシドであり、xが3~20の数であり、yが1~10の数であるノニオン界面活性剤を含む、請求項1に記載の除菌洗浄剤組成物。
【請求項5】
前記(B)成分が、前記一般式(b1)で表されるノニオン界面活性剤から選ばれる2種以上を含む、請求項1に記載の除菌洗浄剤組成物。
【請求項6】
(C)成分:低級アルコール、多価アルコール、グリコールエーテル系溶剤、芳香族スルホン酸、芳香族スルホン酸の塩、芳香族カルボン酸及び芳香族カルボン酸の塩から選ばれる1種以上をさらに含有する、請求項1に記載の除菌洗浄剤組成物。
【請求項7】
(D)成分:前記(A)成分及び前記(B)成分以外の界面活性剤をさらに含有する、請求項1に記載の除菌洗浄剤組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の除菌洗浄剤組成物を10~1000倍に希釈した洗浄液を用いて被洗物を洗浄する、洗浄方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、除菌洗浄剤組成物及び洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
食品工場や厨房、その他の施設では、衛生管理面から設備内の加工機、調理器具、床等の被洗物を洗浄し、さらに除菌する必要がある。被洗物の洗浄、除菌効果が不十分な場合、細菌が増殖し、食中毒を引き起こす原因となる。そのため、防止策としてカチオン界面活性剤を配合した除菌剤が一般的に使用されている。
【0003】
また、洗浄力や除菌効果を高める目的で、カチオン界面活性剤と、カチオン界面活性剤以外の界面活性剤とを併用して使用することもある。
しかし、カチオン界面活性剤とアニオン界面活性剤とを併用した場合、除菌効果が著しく低下することがある。そのため、洗浄工程と除菌工程とに分けて作業する必要があり、手間や時間がかかるという問題がある。
【0004】
そこで、洗浄と除菌を一工程で行うことができる除菌洗浄剤として、カチオン界面活性剤と両性界面活性剤とを併用した組成物(例えば特許文献1参照)や、カチオン界面活性剤とノニオン界面活性剤とを併用した組成物(例えば特許文献2参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平5-65203号公報
特開2022-118589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、カチオン界面活性剤と両性界面活性剤とを併用しても、十分な洗浄効果は得られにくい。
また、カチオン界面活性剤とノニオン界面活性剤とを併用した場合、洗浄効果は向上するものの、ノニオン界面活性剤の種類や含有量によっては、組成物が分離、白濁、増粘、ゲル化する等の保存安定性が低下することがある。加えて、洗浄作業時の泡立ちが不十分であったり、泡切れが悪く濯ぎに時間を要したりするなどの課題がある。
【0007】
本発明は、除菌力及び洗浄力に優れ、かつ、保存安定性、作業時の泡立ち性及び泡切れ性が良好な除菌洗浄剤組成物と、前記除菌洗浄剤組成物を使用した被洗物の洗浄方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は以下の態様を有する。
[1] (A)成分:下記一般式(a1)で表されるカチオン界面活性剤及びグアニジン系化合物から選ばれる1種以上と、
(B)成分:下記一般式(b1)で表されるノニオン界面活性剤及び糖系界面活性剤から選ばれる1種以上と、
を含有する除菌洗浄剤組成物であって、
前記除菌洗浄剤組成物の総質量に対して、前記(A)成分の含有量が1~20質量%であり、前記(B)成分の含有量が20質量%超50質量%以下である、除菌洗浄剤組成物。
【0009】
TIFF
2024155374000001.tif
30
170
【0010】
式(a1)中、R
1
~R
4
のうちの1つ又は2つは、炭素数8~16の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数8~16の直鎖若しくは分岐鎖のアルケニル基であり、残りはそれぞれ独立に炭素数1~3のアルキル基、ベンジル基又は-(R
5
O)
m
Hで表される基(R
5
Oは炭素数2~4のアルキレンオキシドであり、mはR
5
Oの平均付加モル数であり、1~5の数である。)であり、Z
-
は陰イオンである。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
花王株式会社
吸着抑制方法
3日前
他の特許を見る