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公開番号2024141340
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052931
出願日2023-03-29
発明の名称洗浄剤組成物
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C11D 1/86 20060101AFI20241003BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】十分な洗浄力と手肌への低刺激性を両立し、経時による液体粘度の安定性に優れ、かつ、スポンジでの泡立ちに優れた洗浄剤の提供。
【解決手段】ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(A)と、ベタイン界面活性剤(B)と、グリコールエーテル系溶剤(C)と、を含む、洗浄剤組成物であって、前記洗浄剤組成物の質量を基準として、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(A)の量が、6~20質量%であり、前記ベタイン界面活性剤(B)の量が、3~10質量%であり、前記グリコールエーテル系溶剤(C)の量が、3~10質量%であり、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(A)の質量に対する前記ベタイン界面活性剤(B)の質量の比が、0.5以上1.25以下であり、前記洗浄剤組成物の粘度が、200~3000mPa・sである、洗浄剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(A)と、
ベタイン界面活性剤(B)と、
グリコールエーテル系溶剤(C)と、
を含む、洗浄剤組成物であって、
前記洗浄剤組成物の質量を基準として、
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(A)の量が、6~20質量%であり、
前記ベタイン界面活性剤(B)の量が、3~10質量%であり、
前記グリコールエーテル系溶剤(C)の量が、3~10質量%であり、
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(A)の質量に対する前記ベタイン界面活性剤(B)の質量の比が、0.5以上1.25以下であり、
前記洗浄剤組成物の粘度が、200~3000mPa・sである、洗浄剤組成物。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記洗浄剤組成物が、食器洗い用洗浄剤組成物である、請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項3】
温度40±2℃、湿度75±5%で180日保存したときの粘度の上昇率が150%未満である、請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
【請求項4】
アルキルグルコシドを更に含む、請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
【請求項5】
アルキルグルカミドを更に含む、請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
【請求項6】
菜種油脂肪酸アミドを更に含む、請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
日本の消費者の多くは、スポンジに洗浄剤をつけて泡立てて食器を洗う事が多い。この際、洗浄剤が直接皮膚に付着するため、洗浄剤は食器洗いとして十分な泡立ちと洗浄力を有するとともに、手肌に対して低刺激性である事が求められる。しかし、洗浄剤として十分な洗浄力を有するということは、手肌に対しても強く作用して手荒れにつながる可能性が高く、高い洗浄力と手肌への低刺激性はトレードオフの関係であることが一般的である。
【0003】
低刺激な洗浄剤の開発としては、例えば非特許文献1では、一般的に食器洗い用洗浄剤に使用される陰イオン性界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩に対し、脂肪酸アミドアルキルベタインなどの両性界面活性剤を添加することで、刺激性を低減できることが開示されている。
【0004】
一方で、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩と脂肪酸アミドアルキルベタインを混合すると、増粘効果があり、洗浄剤として最適な液体粘度にするためには、粘度調整剤も併せて配合する必要がある。
【0005】
粘度調整剤としては、例えば特許文献1~3では、アルコールや2-エチルヘキシル硫酸塩を添加して洗浄剤の粘度を調整する方法が開示されている。
【0006】
しかし、アルコールを添加した場合、アルコールが手肌に対して刺激性を及ぼしてしまう懸念があり、2-エチルヘキシル硫酸塩は、手肌に対しては低刺激性ではあるが、液体の粘度安定性が低く、長期間洗浄剤商品として保管された場合に液体粘度が顕著に増大してスポンジへの染み込み難くなることで、スポンジによる泡立ち性が低下すること、かつ、特有の強い刺激臭も食器洗い用洗浄剤としての商品価値を下げてしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第5041113号
特許第2540435号
特許第6826424号
【非特許文献】
【0008】
A. Tegila and G. Sechi著、「Minimizing the Cutaneous Effects of Anionic Detergents」、Cosmetics and Toiletries magazine、Vol. 111、August 1996、p 61
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そのため、十分な洗浄力と手肌への低刺激性を両立し、経時による液体粘度の安定性に優れ、かつ、スポンジでの泡立ちに優れた洗浄剤の開発が求められていた。さらに好ましくは、商品価値を高めるという観点から臭気にも優れる洗浄剤が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らが、鋭意研究を重ねた結果、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩と、コカミドプロピルベタインと、グリコールエーテル系溶剤を所定の量で使用し、粘度を調節することによって、前記課題を解決できることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)

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