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公開番号2024122305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029773
出願日2023-02-28
発明の名称酸素系漂白剤組成物
出願人株式会社ニイタカ
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C11D 3/395 20060101AFI20240902BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】充分な漂白力を有し、スケール防止能に優れる酸素系漂白剤組成物を提供すること。
【解決手段】酸素系漂白成分(A)と、特定の繰り返し単位からなる構造を有する重合体(B)とを含むことを特徴とする酸素系漂白剤組成物。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
酸素系漂白成分(A)と、
下記式(1)で示される繰り返し単位及び下記式(2)で示される繰り返し単位からなる構造を有する重合体、並びに、ポリアルキレングリコールエステル系不飽和単量体由来の繰り返し単位を有する重合体からなる群より選択される少なくとも1種の重合体(B)とを含むことを特徴とする酸素系漂白剤組成物。
TIFF
2024122305000007.tif
51
156
[R

~R

は、それぞれ水素原子又は炭素数1~9のアルキル基であり、R

~R

の炭素数の合計は3~9であり、Mは水素原子又はアルカリ金属である。]
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記酸素系漂白成分(A)は、過炭酸塩、過ほう酸塩、及び、過硫酸塩からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1に記載の酸素系漂白剤組成物。
【請求項3】
前記重合体(B)は、その重量平均分子量が5000~30000である請求項1又は2に記載の酸素系漂白剤組成物。
【請求項4】
前記酸素系漂白成分(A)と前記重合体(B)との重量比は、400:1~1:1である請求項1又は2に記載の酸素系漂白剤組成物。
【請求項5】
前記酸素系漂白剤組成物は、更に、界面活性剤(C)を含む請求項1又は2に記載の酸素系漂白剤組成物。
【請求項6】
前記酸素系漂白剤組成物は、更に、アルカリ剤(D)を含む請求項1又は2に記載の酸素系漂白剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、酸素系漂白剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
漂白剤は通常の洗剤では落としきれない汚れを落とすのに非常に有効である。漂白剤は、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤とに大別することができる。塩素系漂白剤は、強い漂白力を有するが、安定性やにおいに問題があり、また、その強い漂白力のために使用には注意を払う必要がある。一方、酸素系漂白剤は、漂白力こそ塩素系漂白剤に劣るものの、比較的安定であるので扱いやすいという利点がある。
【0003】
酸素系漂白剤の漂白力を向上させるために、種々の成分を配合することが試みられている。例えば、酸素系漂白剤に界面活性剤を加えた漂白剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1~4参照)。
【0004】
酸素系漂白剤は、その使用時に、酸素系漂白剤に含まれる酸素系漂白成分が水と反応する等して分解し、漂白力がある過酸化水素を生じる。例えば、代表的な酸素系漂白成分である過炭酸ナトリウムは、水と反応し、過酸化水素と、スケールの原因となる炭酸ナトリウムに分解する。スケールを防止するため、酸素系漂白剤にキレート剤が添加されている。
【0005】
なお、過酸化水素は自己分解を起こすことがあり、これにより漂白力が低下することがあるが、Mgイオン等の二価金属イオンが過酸化水素の自己分解反応を抑えることが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11-35986号公報
特開2004-2734号公報
特開2005-187743号公報
特開2011-26456号公報
【非特許文献】
【0007】
細谷修二、「過酸化水素漂白反応機構の基礎理論」、紙パ技協誌、紙パルプ技術協会、1998年5月、第52巻、第5号、p.9-21
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
スケール防止のために酸素系漂白剤にキレート剤を配合すると、漂白力が低下する。例えば、酸素系漂白剤にアミノカルボン酸タイプのキレート剤やポリアクリル酸ソーダを配合すると、その使用時にスケールを充分に防止することができるが、過酸化水素の自己分解を抑える作用があるCaイオン、Mgイオン等の二価金属イオンをキレートしてしまい、結果的に、過酸化水素の自己分解が進んで漂白力が低下する。
このように漂白力とスケール防止能はトレード・オフの関係にあるところ、充分な漂白力を有し、スケール防止能に優れる酸素系漂白剤組成物が求められている。
【0009】
本発明は、上記現状に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、充分な漂白力を有し、スケール防止能に優れる酸素系漂白剤組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、酸素系漂白剤組成物が、酸素系漂白成分とともに特定の高分子を含むことにより、漂白力と、スケール防止能が際立って優れることを見出し、本発明を完成した。
(【0011】以降は省略されています)

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