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公開番号2024154217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-30
出願番号2023067932
出願日2023-04-18
発明の名称無線受信装置およびバースト検出方法
出願人日本無線株式会社
代理人個人
主分類H04L 7/10 20060101AFI20241023BHJP(電気通信技術)
要約【課題】バースト検出における周波数オフセット耐性を維持したまま雑音耐性を向上させる無線受信装置及びバースト検出方法を提供する。
【解決手段】無線通信装置において、バースト検出部87は、受信信号の周波数を第1の方向にシフトして第1の周波数シフト信号を生成する第1の周波数シフト部、第1の周波数シフト信号からプリアンブル信号を抽出するLPF、第1の周波数シフト信号から抽出したプリアンブル信号の信号電力を算出してその平均値を求める第1の電力算出部、受信信号の周波数を第1の方向とは反対側の第2の方向にシフトして第2の周波数シフト信号を生成する第2の周波数シフト部、LPFと同じ信号抽出特性を有し、第2の周波数シフト信号からプリアンブル信号を抽出するLPF及び第2の周波数シフト信号から抽出したプリアンブル信号の信号電力を算出してその平均値を求める第2の電力算出部を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
データ信号の先頭にプリアンブル信号が付加されてバースト送信されたデータフレームを受信して受信信号を出力する受信手段と、
前記受信信号から前記プリアンブル信号を検出することにより、前記データフレームの到来を検出するバースト検出手段と、を備え、
前記バースト検出手段は、
前記受信信号の周波数を第1の方向にシフトして第1の周波数シフト信号を生成する第1の周波数シフト手段と、
前記第1の周波数シフト信号から前記プリアンブル信号を抽出する第1の信号抽出手段と、
前記第1の周波数シフト信号から抽出した前記プリアンブル信号の信号電力である第1の信号電力を算出してその平均値を求める第1の電力算出手段と、
前記受信信号の周波数を前記第1の方向とは反対側の第2の方向にシフトして第2の周波数シフト信号を生成する第2の周波数シフト手段と、
前記第1の信号抽出手段と同じ信号抽出特性を有し、前記第2の周波数シフト信号から前記プリアンブル信号を抽出する第2の信号抽出手段と、
前記第2の周波数シフト信号から抽出した前記プリアンブル信号の信号電力である第2の信号電力を算出してその平均値を求める第2の電力算出手段と、
前記第1の信号電力の平均値と、前記第2の信号電力の平均値とを比較し、いずれか大きいほうを出力する電力比較手段と、
前記電力比較手段から出力された信号電力の平均値と、電力閾値とを比較し、前記信号電力の平均値が前記電力閾値よりも大きい場合に、前記プリアンブル信号を検出したと判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする無線受信装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記受信信号の振幅を正規化する正規化手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線受信装置。
【請求項3】
前記バースト検出手段は、
振幅が正規化された前記受信信号の周波数を、前記第1の信号抽出手段の信号抽出特性の範囲内に入らないようにシフトして第3の周波数シフト信号を生成する第3の周波数シフト手段と、
前記第1の信号抽出手段と同じ信号抽出特性を有し、前記第3の周波数シフト信号から雑音信号を抽出する第3の信号抽出手段と、
前記雑音信号の信号電力を算出してその平均値を求める第3の電力算出手段と、
前記雑音信号の信号電力の平均値に基づいて前記電力閾値を算出する電力閾値算出手段と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の無線受信装置。
【請求項4】
バースト送信されたデータフレームの到来を検出するバースト検出方法であって、
データ信号の先頭にプリアンブル信号が付加されてバースト送信された前記データフレームを受信して受信信号を出力し、
前記受信信号の周波数を第1の方向にシフトして第1の周波数シフト信号を生成するとともに、前記受信信号の周波数を前記第1の方向とは反対側の第2の方向にシフトして第2の周波数シフト信号を生成し、
前記第1の周波数シフト信号から前記プリアンブル信号を抽出するとともに、前記第2の周波数シフト信号から前記プリアンブル信号を抽出し、
前記第1の周波数シフト信号から抽出した前記プリアンブル信号の信号電力である第1の信号電力を算出してその平均値を求めるとともに、前記第2の周波数シフト信号から抽出した前記プリアンブル信号の信号電力である第2の信号電力を算出してその平均値を求め、
前記第1の信号電力の平均値と、前記第2の信号電力の平均値とを比較し、いずれか大きいほうを出力し、
出力された信号電力の平均値と、電力閾値とを比較し、前記信号電力の平均値が前記電力閾値よりも大きい場合に、前記プリアンブル信号を検出したと判定し、前記データフレームの到来を検出する、
ことを特徴とするバースト検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バースト送信されたデータフレームを検出する無線受信装置およびバースト検出方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
TDM(時分割多重化:Time Division Multiplexing)通信などで用いられるバースト通信では、不連続な信号が不定期に送信(以下、バースト送信ともいう)されるため、無線受信装置は信号をいつ受信するか分からない。そのため、バースト通信を行なう無線受信装置では、バースト送信された信号を検出するバースト検出が行なわれている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
バースト通信に用いられるデータフレームは、図11(A)に示すように、データ信号と、データ信号の先頭に付加されたプリアンブル信号とから構成されている。プリアンブル信号には、バースト検出に用いられる無変調のCW信号と、クロック誤差の補正に用いられる交番信号(「1」と「0」の交番パターン)とが含まれる。
【0004】
バースト検出は、図11(B)に示すように、LPF(Low-pass filter)100により、データフレームを受信して出力された受信信号からCW信号を抽出して雑音を抑圧し、電力算出部101によりCW信号の信号電力を算出し、平均化部102により信号電力の平均値を求める。判定部103は、図11(C)に示すように、信号電力の平均値と、予め設定された電力閾値とを比較し、信号電力の平均値が電力閾値以上であるときにCW信号を検出したと判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-134274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のバースト検出では、受信信号のCNR(Career-to-Noise Ratio)が低い場合におけるバースト検出精度の劣化対策として、受信信号をLPFへ入力し雑音を抑圧している。その際に、LPFの帯域幅を狭くするほど雑音への耐性は高くなるが、その一方でLPFの帯域幅を狭くすると許容できる周波数オフセットの大きさが小さくなってしまうという問題がある。
【0007】
そこで本発明は、バースト検出における周波数オフセット耐性を維持したまま、雑音耐性を向上させることが可能な無線受信装置およびバースト検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、データ信号の先頭にプリアンブル信号が付加されてバースト送信されたデータフレームを受信して受信信号を出力する受信手段と、前記受信信号から前記プリアンブル信号を検出することにより、前記データフレームの到来を検出するバースト検出手段と、を備え、前記バースト検出手段は、前記受信信号の周波数を第1の方向にシフトして第1の周波数シフト信号を生成する第1の周波数シフト手段と、前記第1の周波数シフト信号から前記プリアンブル信号を抽出する第1の信号抽出手段と、前記第1の周波数シフト信号から抽出した前記プリアンブル信号の信号電力である第1の信号電力を算出してその平均値を求める第1の電力算出手段と、前記受信信号の周波数を前記第1の方向とは反対側の第2の方向にシフトして第2の周波数シフト信号を生成する第2の周波数シフト手段と、前記第1の信号抽出手段と同じ信号抽出特性を有し、前記第2の周波数シフト信号から前記プリアンブル信号を抽出する第2の信号抽出手段と、前記第2の周波数シフト信号から抽出した前記プリアンブル信号の信号電力である第2の信号電力を算出してその平均値を求める第2の電力算出手段と、前記第1の信号電力の平均値と、前記第2の信号電力の平均値とを比較し、いずれか大きいほうを出力する電力比較手段と、前記電力比較手段から出力された信号電力の平均値と、電力閾値とを比較し、前記信号電力の平均値が前記電力閾値よりも大きい場合に、前記プリアンブル信号を検出したと判定する判定手段と、を備えることを特徴とする無線受信装置である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無線受信装置において、前記受信信号の振幅を正規化する正規化手段を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の無線受信装置において、前記バースト検出手段は、振幅が正規化された前記受信信号の周波数を、前記第1の信号抽出手段の信号抽出特性の範囲内に入らないようにシフトして第3の周波数シフト信号を生成する第3の周波数シフト手段と、前記第1の信号抽出手段と同じ信号抽出特性を有し、前記第3の周波数シフト信号から雑音信号を抽出する第3の信号抽出手段と、前記雑音信号の信号電力を算出してその平均値を求める第3の電力算出手段と、前記雑音信号の信号電力の平均値に基づいて前記電力閾値を算出する電力閾値算出手段と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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