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公開番号
2024153170
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2023066896
出願日
2023-04-17
発明の名称
端子及び端子付き電線
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H01R
4/18 20060101AFI20241022BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】適正な通電性能を確保することができる端子及び端子付き電線を提供する。
【解決手段】圧着端子1は、電気接続部2と、電線圧着部4と、連結部3とを備える。連結部3は、電気接続部2と電線圧着部4とを連結する。ここで、連結部3は、通電確保部30を有する。この通電確保部30は、底板31及び一対の折り返し片32,32を有する。底板31は、電気接続部2と電線圧着部4とを連結する。一対の折り返し片32,32は、延在方向Xに交差する幅方向Yにおける底板31の両側縁から延設されそれぞれが底板31の導体部W1側の上面に向けて折り返される。このように構成される通電確保部30は、当該通電確保部30の幅方向Yに沿う切断面の断面積が、導体部W1の幅方向Yに沿う切断面の断面積以上であり、かつ、電気接続部2の幅方向Yに沿う切断面の断面積以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性部材と電気的に接続される電気接続部と、
延在方向に沿って延在する電線の導体部と電気的に接続される電線接続部と、
前記電気接続部と前記電線接続部とを連結する連結部と、を備え、
前記連結部は、前記電気接続部と前記電線接続部とを連結する底板、及び、前記延在方向に交差する交差方向における前記底板の両側縁から延設されそれぞれが前記底板の前記導体部側の上面に向けて折り返される一対の折り返し片を含む通電確保部を有し、
前記通電確保部は、当該通電確保部の前記交差方向に沿う切断面の断面積が、前記導体部の前記交差方向に沿う切断面の断面積以上であり、かつ、前記電気接続部の前記交差方向に沿う切断面の断面積以下である端子。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記通電確保部は、当該通電確保部の抵抗値が前記導体部の抵抗値以下である請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記通電確保部は、前記電気接続部の前記交差方向の長さ、前記電線接続部の前記交差方向の長さ、及び、前記電線の前記交差方向の長さのうち、最も長い長さよりも当該通電確保部の前記交差方向の長さが短く、かつ、前記電気接続部の前記交差方向及び前記延在方向に交差する厚み方向の長さ、前記電線接続部の前記厚み方向の長さ、及び、前記電線の前記厚み方向の長さのうち、最も長い長さよりも当該通電確保部の前記厚み方向の長さが短い請求項1又は2に記載の端子。
【請求項4】
導体部を有する電線と、
前記導体部に電気的に接続される端子と、を備え、
前記端子は、導電性部材と電気的に接続される電気接続部、延在方向に沿って延在する電線の導体部と電気的に接続される電線接続部、及び、前記電気接続部と前記電線接続部とを連結する連結部を有し、
前記連結部は、前記電気接続部と前記電線接続部とを連結する底板、及び、前記延在方向に交差する交差方向における前記底板の両側縁から延設されそれぞれが前記底板の前記導体部側の上面に向けて折り返される一対の折り返し片を含む通電確保部を有し、
前記通電確保部は、当該通電確保部の前記交差方向に沿う切断面の断面積が、前記導体部の前記交差方向に沿う切断面の断面積以上であり、かつ、前記電気接続部の前記交差方向に沿う切断面の断面積以下であることを特徴とする端子付き電線。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子及び端子付き電線に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、端子付き電線として、例えば、特許文献1には、端部にて芯線が剥き出しとなった電線と、電線の端部に圧着させることで剥き出しの芯線に対して物理的且つ電気的に接続された端子金具とを備える端子付き電線が記載されている。端子金具は、電線の端部における剥き出しの芯線から被覆に亘って連なる底部及び一対のバレル片部を備える接続部であり、底部に載置された電線の端部に対して一対のバレル片部を互いに重ね合わせて巻き付けた電線接続部を有する。電線接続部は、電線の端部の被覆に圧着された被覆圧着部を有し、被覆圧着部は、被覆への固着に要する要求主圧着力が確保された第1被覆圧着部と、電線が引き出されている側の端部に設け、第1被覆圧着部よりも被覆に対する圧着力が低い第2被覆圧着部とを有する。第2被覆圧着部は、電線の端部における径方向の外側に向けて前記第1被覆圧着部よりも膨出させた膨出部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-145319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載の端子付き電線は、電線に接続される電線接続部と相手方端子に接続される端子接続部とを連結する連結部が設けられており、この連結部を介して電線接続部と端子接続部との間で電流が流れる。このとき、端子付き電線は、例えば、大きな電流が流れた際に、連結部で生じる抵抗によって過剰に発熱するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、適正な通電性能を確保することができる端子及び端子付き電線を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る端子は、導電性部材と電気的に接続される電気接続部と、延在方向に沿って延在する電線の導体部と電気的に接続される電線接続部と、前記電気接続部と前記電線接続部とを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記電気接続部と前記電線接続部とを連結する底板、及び、前記延在方向に交差する交差方向における前記底板の両側縁から延設されそれぞれが前記底板の前記導体部側の上面に向けて折り返される一対の折り返し片を含む通電確保部を有し、前記通電確保部は、当該通電確保部の前記交差方向に沿う切断面の断面積が、前記導体部の前記交差方向に沿う切断面の断面積以上であり、かつ、前記電気接続部の前記交差方向に沿う切断面の断面積以下である。
【0007】
本発明に係る端子付き電線は、導体部を有する電線と、前記導体部に電気的に接続される端子と、を備え、前記端子は、導電性部材と電気的に接続される電気接続部、延在方向に沿って延在する電線の導体部と電気的に接続される電線接続部、及び、前記電気接続部と前記電線接続部とを連結する連結部を有し、前記連結部は、前記電気接続部と前記電線接続部とを連結する底板、及び、前記延在方向に交差する交差方向における前記底板の両側縁から延設されそれぞれが前記底板の前記導体部側の上面に向けて折り返される一対の折り返し片を含む通電確保部を有し、前記通電確保部は、当該通電確保部の前記交差方向に沿う切断面の断面積が、前記導体部の前記交差方向に沿う切断面の断面積以上であり、かつ、前記電気接続部の前記交差方向に沿う切断面の断面積以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る端子及び端子付き電線は、通電確保部の断面積を電線の導体部の断面積と同等以上とすることにより、連結部の抵抗値を小さくすることができ、連結部の発熱を抑制できる。また、端子及び端子付き電線は、通電確保部の断面積を電気接続部と同等以下の断面積とすることにより、体格の大型化を抑制できる。さらに、端子及び端子付き電線は、通電確保部により表面積を増加させることで温度上昇を抑制することができる。この結果、端子及び端子付き電線は、体格の大型化を抑制しつつ、適正な通電性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る端子付き電線の構成例を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係る端子付き電線の構成例を示す平面図である。
図3は、図2のP1-P1断面図である。
図4は、図2のP2-P2断面図である。
図5は、図2のP3-P3断面図である。
図6は、実施形態の変形例に係る端子付き電線の構成例を示す斜視図である。
図7は、実施形態の変形例に係る端子付き電線の構成例を示す平面図である。
図8は、図7のP1-P1断面図である。
図9は、図7のP2-P2断面図である。
図10は、図7のP3-P3断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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