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公開番号2024152424
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066609
出願日2023-04-14
発明の名称廃液の水分除去方法、廃液の水分除去方法に用いる保持体の処分方法及び廃液の水分除去方法における廃液にマイクロ波を照射して残った残留物の処分方法
出願人太平電業株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類B01J 20/26 20060101AFI20241018BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】廃液の水分を除去することにより廃棄コストを抑制できる、廃液の水分除去方法を提供する。
【解決手段】廃液を保持する保持体に前記廃液を保持させ、廃液を保持した保持体にマイクロ波を照射する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
廃液の水分除去方法であって、
前記廃液を保持する保持体に前記廃液を保持させる保持工程と、
前記廃液を保持した前記保持体にマイクロ波を照射する照射工程と、
を含むことを特徴とする、廃液の水分除去方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の廃液の水分除去方法であって、
前記保持体は、セルロース材であることを特徴とする、廃液の水分除去方法。
【請求項3】
請求項1に記載の廃液の水分除去方法であって、
前記保持体は、高分子吸水材であり、
前記高分子吸水材は、前記廃液の水分のみを保持し、水分以外の物質を高分子吸水材の外側で保持することを特徴とする、廃液の水分除去方法。
【請求項4】
請求項1に記載の廃液の水分除去方法であって、
前記保持体は、枠内に網目を有する網目体であり、前記網目で前記廃液を保持する、ことを特徴とする、廃液の水分除去方法。
【請求項5】
廃液の水分除去方法であって、
前記廃液に増粘剤を投入して前記廃液の粘性を高める粘性工程、
前記増粘剤の投入前よりも前記粘性が高まった前記廃液にマイクロ波を照射する照射工程と、
を含むことを特徴とする、廃液の水分除去方法。
【請求項6】
請求項5に記載の廃液の水分除去方法であって、
前記廃液は、ホウ砂を含有し、
前記粘性工程では、前記増粘剤としてグアガムを前記廃液に投入することを特徴とする、廃液の水分除去方法。
【請求項7】
請求項1に記載の廃液の水分除去方法における前記保持体の処分方法であって、
前記照射工程後に、前記保持体を燃焼させる燃焼工程と、
前記燃焼工程で出た燃えかすを水に含浸させ、灰と水溶液に分離する分離工程と、
を含むことを特徴とする、保持体の処分方法。
【請求項8】
請求項5に記載の廃液の水分除去方法における前記廃液にマイクロ波を照射して残った残留物の処分方法であって、
前記照射工程後に、前記残留物を燃焼させる燃焼工程と、
前記燃焼工程で出た燃えかすを水に含浸させ、灰と水溶液に分離する分離工程と、
を含むことを特徴とする、残留物の処分方法。
【請求項9】
請求項7に記載の保持体の処分方法であって、
前記廃液はポリビニルアルコールとホウ砂を含み、
前記分離工程では、前記燃焼工程で出た燃えかすを水に含浸させ、灰とホウ砂水溶液に分離することを特徴とする、保持体の処分方法。
【請求項10】
請求項8に記載の残留物の処分方法であって、
前記廃液はポリビニルアルコールとホウ砂を含み、
前記分離工程では、前記燃焼工程で出た燃えかすを水に含浸させ、灰とホウ砂水溶液に分離することを特徴とする、残留物の処分方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、廃液処理に関するものである。
続きを表示(約 940 文字)【背景技術】
【0002】
清掃現場や工場或いは原子力発電所等から排出される廃液は、有害物質が含まれていることが多く適切に処理する必要がある。
【0003】
特許文献1には、廃液を小容量の廃液収容タンクに装填して、この廃液収容タンクの廃液を循環ポンプで吸い込んでメンブレンフィルターを装填した濾過フィルターを透過させ、濾過フィルターを透過させた濃縮液を廃液収容タンクへ戻して所定の濃度になるまで循環して濾過処理する廃液処理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-290053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、廃液中の物質等を除去することができるが、濾過フィルターで回収した物質は水分を含んでいるため重量があって廃棄コストが高く、また、所定の濃度となった廃液も水の量が多いためこちらも廃棄コストが高くなる。
【0006】
そこで、この発明の目的は、廃液の水分を除去することにより廃棄コストを抑制できる、廃液の水分除去方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。
【0008】
請求項1に記載の発明は、廃液の水分除去方法であって、前記廃液を保持する保持体に前記廃液を保持させる保持工程と、前記廃液を保持した前記保持体にマイクロ波を照射する照射工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の廃液の水分除去方法であって、前記保持体は、セルロース材であることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の廃液の水分除去方法であって、前記保持体は、高分子吸水材であり、前記高分子吸水材は、前記廃液の水分のみを保持し、水分以外の物質を高分子吸水材の外側で保持することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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