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公開番号2024152229
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066293
出願日2023-04-14
発明の名称ユニットクーラ
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人ぱてな
主分類F24F 13/22 20060101AFI20241018BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】冷風をハウジングの外部に供給可能であるとともに、蒸発器に結露水が生じた場合でも、冷風の温度をより下げることができ、かつ冷房能力を有効活用できるユニットクーラを提供する。
【解決手段】本発明のユニットクーラ1では、空調部300は、電動圧縮機301、凝縮器302、減圧装置303、蒸発器305、凝縮器302に送風を行う第1ファン308、及び、蒸発器305に送風を行う第2ファン309、を有する。ハウジング100は、蒸発器305で生じた結露水を蒸発器305から凝縮器302に向けて案内する排水路11iを有する。排水路11i内の結露水で凝縮器302を冷却する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、冷凍サイクルを構成し、空気を冷却して前記ハウジングの外部に供給する空調部と、を備え、
前記空調部は、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、前記凝縮器に送風を行う第1ファン、及び、前記蒸発器に送風を行う第2ファン、を有し、
前記ハウジングは、前記蒸発器で生じた結露水を前記蒸発器から前記凝縮器に向けて案内する排水路を有し、
前記排水路内の前記結露水で前記凝縮器を冷却することを特徴とするユニットクーラ。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記第1ファンは、前記排水路内の前記結露水を前記凝縮器に供給する請求項1記載のユニットクーラ。
【請求項3】
前記第1ファンと前記排水路との距離は、前記第2ファンと前記排水路との距離よりも近い請求項2記載のユニットクーラ。
【請求項4】
前記凝縮器には連続気泡の多孔質体が当接しており、
前記多孔質体は、前記排水路内の前記結露水を吸水し、吸水した前記結露水を前記凝縮器に供給する請求項1記載のユニットクーラ。
【請求項5】
前記ハウジングは、
前記空調部が搭載され、前記結露水が排出される貫通孔が貫設されたベースプレートと、
前記ベースプレートの下方に設けられ、前記ベースプレートの外周部において、防振性を有する複数の締結部材で締結されるアンダーカバーと、を有し、
前記排水路は、前記蒸発器の下方から前記凝縮器の下方に向けて前記アンダーカバーに凹設され、
前記貫通孔は、前記排水路に向けて開口している請求項2又は4記載のユニットクーラ。
【請求項6】
前記アンダーカバーは、前記ベースプレートと締結される外周部から前記排水路に向けて前記結露水が案内されるように傾斜する傾斜面を有している請求項5記載のユニットクーラ。
【請求項7】
前記ハウジングは、前記第1ファン及び前記第2ファンによって前記ハウジングの内部に外気を取り入れる吸入口と、前記第1ファンからの送風によって前記凝縮器から前記ハウジングの外部へ排熱を行う排熱口と、前記第2ファンからの送風によって前記蒸発器から前記ハウジングの外部へ冷風を供給する冷風口と、を有し、
前記蒸発器は、前記アンダーカバーと前記トップカバーとの間に設けられ、かつ、前記第2ファンによって内圧が高められ、前記冷風口が開口する高圧室を前記アンダーカバーと前記トップカバーとともに区画し、
前記排水路は、前記高圧室と連通している請求項7記載のユニットクーラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はユニットクーラに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来のユニットクーラが開示されている。このユニットクーラは、電源を有するフォークリフト等の産業車両に用いられる。
【0003】
このユニットクーラは、特許文献1によれば、ハウジングと、ハウジングに収容された空調部とを備えている。空調部は、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び制御装置を有し、冷凍サイクルを構成している。蒸発器には吹出ダクトが設けられている。ハウジングは、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器を収納する第1カバーと、制御装置を収納する第2カバーと、取付板と、平板とを有している。取付板上には、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器を収納した第1カバーと、制御装置を収納した第2カバーとがボルトによって固定されている。平板は産業車両にボルトで固定される。取付板は、平板との間に防振ゴムが設けられ、取付板、防振ゴム及び平板の三者がボルトによって固定されている。
【0004】
このユニットクーラは、例えば、振動を低減する手段を乗用車程には有していない産業車両において、空調部の電動圧縮機が電源によって作動して空気を冷却し、その冷風を吹出ダクトからハウジングの外部に供給する。この間、防振ゴムは、産業車両における走行中や作業中の振動が第1カバー内の電動圧縮機等や第2カバー内の制御装置に伝達することを抑制し、これらの故障を低減する。また、防振ゴムは、電動圧縮機の振動を吸収し、静粛性にも貢献できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-83464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来のユニットクーラでは、蒸発器に結露水が発生すると、その潜熱によって冷風の温度が下がり難い。また、低温の結露水をそのまま外部に排出してしまうと、冷房能力を有効活用できない。湿度が高い場合には、結露水がより発生し易く、これらの不具合が顕著なる。
【0007】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、冷風をハウジングの外部に供給可能であるとともに、蒸発器に結露水が生じた場合でも、冷風の温度をより下げることができ、かつ冷房能力を有効活用できるユニットクーラを提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のユニットクーラは、ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、冷凍サイクルを構成し、空気を冷却して前記ハウジングの外部に供給する空調部と、を備え、
前記空調部は、電動圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、前記凝縮器に送風を行う第1ファン、及び、前記蒸発器に送風を行う第2ファン、を有し、
前記ハウジングは、前記蒸発器で生じた結露水を前記蒸発器から前記凝縮器に向けて案内する排水路を有し、
前記排水路内の前記結露水で前記凝縮器を冷却することを特徴とする。
【0009】
本発明のユニットクーラでは、空調部が冷凍サイクルを構成し、空気を冷却してハウジングの外部に供給する。
【0010】
また、このユニットクーラでは、ハウジングの排水路が蒸発器で生じた結露水を蒸発器から凝縮器に向けて案内する。そして、排水路内の結露水で凝縮器を冷却する。このため、この際、凝縮器による冷媒の凝縮に結露水の気化熱を付加するため、凝縮器による放熱量が多くなり、蒸発器によって冷風をより低温にすることが可能になる。また、このユニットクーラでは、低温の結露水が凝縮器を直に冷やし、凝縮器の放熱に有効に活用している。
(【0011】以降は省略されています)

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