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公開番号
2024152193
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066236
出願日
2023-04-14
発明の名称
車両用ベントダクト
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60H
1/26 20060101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約
【課題】吸音材を用いて車外からの騒音やバタフライの衝突音を低減可能であるとともに車室内側への突出量をより少なくして車室内が狭くなることを抑制することができる、車両用ベントダクトを提供する。
【解決手段】車両に設けられて車室内の空気を車外へ排出可能な車両用ベントダクト10であって、車室内と車外とを連通するダクト22A、22Bと、開口が形成された開口面(23A、23B)と、を有するダクト本体20と、ダクト本体20に対して揺動自在に接続されてダクト22A、22Bを開閉するバタフライ30と、を有し、バタフライ30が、板状に成形した繊維からなる吸音材パッドと、揺動の軸心となるヒンジ(32A)と、を有する吸音材パッドユニット31とされている。また吸音材パッドユニット31は、網状かつ袋状に形成されたネット部とネット部に収容された吸音材パッド、あるいは吸音材パッドのみ、で構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に設けられて車室内の空気を車外へ排出可能な車両用ベントダクトであって、
前記車室内と前記車外とを連通するダクトと、前記ダクトと連通する開口が形成された開口面と、を有するダクト本体と、
前記ダクト本体に対して揺動自在に接続されて前記開口面との接触と離間に伴う前記開口の開放または閉塞により前記ダクトを開閉するバタフライと、
を有し、
前記バタフライが、板状に成形した繊維からなる吸音材パッドと、前記ダクト本体に固定されて揺動の軸心となるヒンジと、を有する吸音材パッドユニットとされている、
車両用ベントダクト。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両用ベントダクトであって、
前記吸音材パッドユニットは、
網状かつ袋状に形成されたネット部と、
前記ネット部に収容された前記吸音材パッドと、
を有する、
車両用ベントダクト。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用ベントダクトであって、
前記ダクトが閉状態の場合に前記バタフライと前記ダクト本体とが接触する接触部の少なくとも一部における前記バタフライの側は、前記ネット部が省略されて前記閉状態の場合に前記吸音材パッドが前記ダクト本体に接触するように露出されている、
車両用ベントダクト。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用ベントダクトであって、
前記吸音材パッドユニットおよび前記ヒンジは、
前記吸音材パッドのみで一体成形されている、
車両用ベントダクト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられて車室内の空気を車外へ排出可能な車両用ベントダクトに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には、車室内に外気導入した際に車室内に流入させた空気を車外に排出させたり、回動式のドアを閉めた際に圧縮された車室内の空気を排出したりするために、車室内の空気を車外へ排出可能な車両用ベントダクトが設けられている。
【0003】
車両用ベントダクトは、一般的には、車両のリアバンパに隠れる左右の車体側面パネルに設けられている。車両用ベントダクトは、車室内と車外とを連通するダクトと、当該ダクトの車外側の開口部を開閉するように車外側に揺動自在とされた板状のバタフライとを有し、空気の流れや圧力に応じてバタフライが自動的に揺動してダクトが開閉する構造とされている。また前記ダクトは、例えば車室内側に延長されて下方に湾曲する車室内延長部を有しており、当該車室内延長部の内壁面には、吸音材が貼り付けられている。
【0004】
前記バタフライは、普段はダクトを閉じており、車外から排気ガスやダスト等が車室内に浸入することを防止している。また車両用ベントダクトには、車外から車室内に浸入する騒音を低減するために、前記吸音材が設けられている。当該吸音材を設けるために前記車室内延長部が車室内に延長されているが、車室内に突出した車室内延長部によって車室内が狭くなるので、当該車室内延長部の省略が望まれている。しかし、車室内延長部を省略すると吸音材も省略されてしまい、車外からの騒音を適切に低減させることができないので、単純に車室内延長部を省略することは好ましくない。
【0005】
またバタフライの材質は、一般的には、オレフィン系エラストマー(TPO)や、エチレンプロピレンゴム(EPDM)などが用いられ、ゴムのような性質を持ちながらプラスチックのように成形加工できる材質とされて薄板状とされている。このため、バタフライは、例えば車両のドアを閉めたときには車室内の圧力によってダクトを開く方向に瞬時に揺動して車室内の空気を排出し、その直後にはダクトを閉じる方向に自重で揺動してダクトに衝突するので衝突音が発生しやすい。当該バタフライの衝突音は、前記吸音材にて低減されるが、車室内延長部と吸音材を省略してしまうと、当該衝突音を適切に低減させることができないので好ましくない。
【0006】
例えば特許文献1には、車室内と車外とを連通するダクトを有する箱状のダクト本体と、ダクト本体内に収容された吸音材と、ダクトを開閉する弁体と、を有する車両用ベントダクト構造が開示されている。ダクト本体は、車両のリヤクォータパネルの開口部を挟んで車外側に配置された外枠と、前記開口部の車室内側に配置された内枠と、が連結された箱状とされている。吸音材は、千鳥状の複数の山谷部を有して山部と谷部が空間をあけて対向するように配置されて車室内から車外へ至るラビリンス状の空気の流路を形成してダクト本体内に収容されている。弁体は、ダクト本体における車外側に配置されて車外側に揺動自在とされてダクトを開閉している。
【0007】
また特許文献2には、車室内と車外とを連通するダクトを有するダクト本体と、ダクト本体の車室内側に取り付けられる吸音室部と、ダクトを開閉するバタフライ弁と、を有する車両用ベントダクトが開示されている。ダクト本体は、車室内空気を車外へ流出させる空気流出口(ダクト)が形成された枠体とされている。バタフライ弁は、空気流出口を開閉するように車外側へ開閉自在に配置されている。吸音室部は、ダクト本体に対して所定距離をあけて略平行となるように(対向するように)車室内側に配置された底面部と、底面部とダクト本体とを接合する側面部とを備えて箱状とされて車室内側に取り付けられている。そして底面部におけるダクト本体に対向している内壁面には吸音材が設けられ、側面部には空気流通口が開口されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2009-12575号公報
特開2002-172927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に記載された車両用ベントダクト構造において、箱状のダクト本体は、リヤクォータパネルの開口部から車外側への突出長さと、前記開口部から車室内側への突出長さは比較的長く、吸音材で吸音する距離が比較的長く設定されている。従って、車外から浸入する騒音や弁体の衝突音は、比較的長く設定されて千鳥状の山谷を通過しながら車室内へ到達するので、車外からの騒音や弁体の衝突音を低減する効果は比較的大きい。しかし、ダクト本体の車室内側への突出長さによって車室内が狭くなるので好ましくない。
【0010】
また特許文献2に記載された車両用ベントダクトは、ダクト本体から車室内側へ突出するように設けられた吸音室部(車室内延長部に相当)に吸音材が設けられているので、車外から浸入する騒音や弁体の衝突音を低減できる。しかし、吸音室部の底面部と側面部が車室内側に比較的大きく突出しており、車室内が狭くなるので好ましくない。
(【0011】以降は省略されています)
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