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公開番号
2024151851
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023065596
出願日
2023-04-13
発明の名称
運搬車両用の荷台被覆シート
出願人
前田工繊株式会社
,
未来テクノ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60P
7/02 20060101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約
【課題】高い密閉性が求められる積載物の収容に好適であり、かつ積載物の残留の恐れを軽減可能な運搬車両用の荷台被覆シートを提供する。
【解決手段】運搬車両の荷台上に構築する収容部の六面を構成する、底膜、右膜、左膜、前膜、後膜および天膜からなる略密閉の収容部を形成する。また、天膜に備えた重ね部と、収容部の側面側から前記荷台の内側へと折り返し可能な張出膜との外周縁同士を結合してから折り返すことで、結合機構への積載物の付着を防止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
運搬車両の荷台上に、積載物を収容可能な収容部を構築するための、被覆シートであって、
前記収容部の六面を構成する、底膜、右膜、左膜、前膜、後膜および天膜と、
前記収容部から伸びるように設け、前記収容部の側面側から前記荷台の内側へと折り返し可能な、張出膜と、
を少なくとも具備することを特徴とする、
運搬車両用の荷台被覆シート。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記天膜に、前記張出膜と重なり合い可能な、重ね部を設けたことを特徴とする、
請求項1に記載の運搬車両用の荷台被覆シート。
【請求項3】
前記重ね部の外周縁と、前記張出膜の外周縁とを結合可能に構成してあることを特徴とする、
請求項2に記載の運搬車両用の荷台被覆シート。
【請求項4】
前記前膜の外面側の上縁から下方に変位させた箇所と、前記天膜の前縁と、を結合可能に構成してあることを特徴とする、
請求項1に記載の運搬車両用の荷台被覆シート。
【請求項5】
前記前膜の外面側の上縁から下方に変位させた箇所と、前記天膜の前縁から後方に変位させた箇所と、を結合可能に構成してあることを特徴とする、
請求項1に記載の運搬車両用の荷台被覆シート。
【請求項6】
前記収容部から伸びるように設け、前記収容部の側面側から前記荷台の外側へと折り返して、前記荷台に固定可能な、固定膜と、
を更に具備することを特徴とする、
請求項1に記載の運搬車両用の荷台被覆シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷台に設置して、荷台上の積載物を被覆可能な荷台被覆シートに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ダンプトラックなどの運搬車両の荷台に積載した積載物の飛散やこぼれだしを防止する手段として、以下の特許文献1,2のように、積載物の上面を被覆するシートが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-6861号公報
実用新案登録第3083828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、積載物が汚染土壌のような高い密閉性を要求するものである場合、上記特許文献に係るシートでは、十分な密閉性を得ることができないという問題があった。
また、収容部の形成時に各面の結合機構として線ファスナー、面ファスナー、バックルなどの公知の結合機構を用いた場合、この結合機構に内部の積載物が付着してしまい、収容部から積載物を降ろした後にも、積載物が残留してしまうという問題があった。
【0005】
よって、本発明は、高い密閉性が求められる積載物の収容に好適な運搬車両用の荷台被覆シートを提供することを目的の一つとする。
また、本発明は、収容部の構築に用いる結合機構に積載物が残留してしまう恐れを軽減することが可能な手段を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべくなされた本願発明は、運搬車両の荷台上に、積載物を収容可能な収容部を構築するための、被覆シートであって、前記収容部の六面を構成する、底膜、右膜、左膜、前膜、後膜および天膜と、前記収容部から伸びるように設け、前記収容部の側面側から前記荷台の内側へと折り返し可能な、張出膜と、を少なくとも具備することを特徴とする。
また、本願発明は、前記天膜に、前記張出膜と重なり合い可能な、重ね部を設けることができる。
また、本願発明は、前記重ね部の外周縁と、前記張出膜の外周縁とを結合可能に構成することができる。
また、本願発明は、前記前膜の外面側の上縁から下方に変位させた箇所と、前記天膜の前縁と、を結合可能に構成することができる。
また、本願発明は、前記前膜の外面側の上縁から下方に変位させた箇所と、前記天膜の前縁から後方に変位させた箇所と、を結合可能に構成することができる。
また、本願発明は、前記収容部から伸びるように設け、前記収容部の側面側から前記荷台の外側へと折り返して、前記荷台に固定可能な、固定膜と、を更に具備する構成とすることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、以下に記載する効果のうち、少なくとも何れか1つの効果を奏する。
(1)箱状の収容部を構成することにより、収容する積載物の密閉性を向上させることができる。したがって、除染作業によって回収された汚染土壌などの運搬に好適である。
(2)張出膜を折り返して天膜と結合することにより、収容部の密閉状態を維持しやすくなる。また、収容部の上面の一部または全部を、二重構造(天膜、張出膜)以上にすることができ、収容部の密閉性を高めることができる。
(3)天膜に張出膜との重ね部を設け、この重ね部を前記収容部の上面側へと折り返すことで、収容部の上面の一部または全部を、三重構造(天膜、折り返した天膜、張出膜)以上にすることができ、収容部の密閉性を高めることができる。
(4)前記(3)に記載の重ね部を得つつ、天膜の外周縁と張出膜の外周縁とを結合することで、より収容部の密閉性を高めることができる。また、この結合箇所は、内部に収容した積載物と直接接触することも無いため、結合機構としてファスナーやバックルなどを用いた場合にも、これらに積載物が付着して残留してしまう恐れを軽減できる。また、運搬車両が事故等によって転倒しかけて、天膜側に積載物の荷重が生じる場合にも、直接、結合機構に荷重が生じないため、結合機構の破損による積載物のこぼれだしの恐れを軽減することができる。
(5)前膜の外面側の上縁から下方に変位させた箇所と、天膜の前縁とを結合可能に構成することにより、ダンプアップなどの荷台の持ち上げによって積載物を降ろす際に、前膜に設けた結合機構に積載物が接触することがないため、結合機構として面ファスナーやエレメントを用いた場合にも、これらに積載物が付着して残留してしまう恐れを軽減できる。
(6)前膜の外面側の上縁から下方に変位させた箇所と、天膜の前縁から後方に変位させた箇所とを結合可能に構成することにより、ダンプアップなどの荷台の持ち上げによって積載物を降ろす際に、前膜および天膜に設けた結合機構に積載物が接触することがないため、結合機構として面ファスナーやエレメントを用いた場合にも、これらに積載物が付着して残留してしまう恐れを軽減できる。
(7)別途設けた固定膜を運搬車両の荷台に固定することにより、収容部を荷台上に位置決めでき、荷台を持ち上げた際に、収容部が積載物とともに滑り落ちることがない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る荷台被覆シートの構成を示す概略図(1)。
実施例1に係る荷台被覆シートの構成を示す概略図(2)。
固定膜の構成を示す概略図。
張出膜と天膜との結合例を示す概略図。
折り返し部と天膜との結合例を示す概略図。
前膜と天膜との結合例を示す概略図。
後膜と保護膜との結合例を示す概略図。
組立例を示す概略図。
荷台持ち上げ時の状態の前膜の状態を示す概略図。
変形例1に係る荷台被覆シートの構成を示す概略図。
変形例2に係る荷台被覆シートの構成を示す概略図。
変形例3に係る荷台被覆シートの構成を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
なお、特段の明記が無い限り、荷台Bに設置するシートにおいて、運搬車両Aの後方側をシートの前側、運搬車両Aの前方側をシートの後側として説明する。
また、各図において、当図を参照しながら説明しない要素については図示を省略する場合がある。
【実施例】
【0010】
<1>概要(図1,図2)
本発明に係るシートは、ダンプトラックなどの運搬車両Aに設けた荷台B上に設置しつつ、このシートを構成する各面を箱状に組み立てることで、内部に積載物を収容可能な収容部を構築するために使用される。
この収容部は、それ単体で使用しても良いし、さらに新たな被覆体を収容部の上に重ねて配置することで、さらに密閉性を高めた態様で使用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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