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公開番号2024150282
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063627
出願日2023-04-10
発明の名称シート
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B60N 2/90 20180101AFI20241016BHJP(車両一般)
要約【課題】 ピンで発生する異音発生を抑制可能な乗物用シートの一例を開示する。
【解決手段】 貫通穴7Aの内周面とチルトピン25の外周面との間には、当該内周面及び当該外周面のうち少なくとも一方と滑り接触可能、かつ、弾性的に変形可能な樹脂製のカラー26が配置されている。これにより、当該乗物用シートでは、貫通穴7Aの内周面とチルトピン25の外周面とが衝突することが防止されるので、貫通穴7Aの内周面にチルトピン25が衝突することに起因する異音の発生が抑制され得る。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
可動機構を備えるシートにおいて、
骨格を構成する金属製のフレームと、
前記フレームに設けられた穴の中でスライド可能なピンであって、前記可動機構の一部を構成する金属製のピンと、
前記穴の内周面と前記ピンの外周面との間に配置され、当該内周面及び当該外周面のうち少なくとも一方と滑り接触可能なカラーであって、弾性的に変形可能な樹脂製のカラーと
を備えるシート。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記カラーのうち前記ピンと接触する部位、及び前記ピンのうち前記カラーと接触する部位それぞれには、当該ピンの長手方向に対して傾斜した傾斜部が設けられている請求項1に記載のシート。
【請求項3】
前記ピンは、丸棒状のピン部及び当該ピン部の長手方向一端側に設けられた鍔状のフランジ部を有しており、
前記傾斜部は、前記ピン部と前記フランジ部との連結箇所に設けられている請求項2に記載のシート。
【請求項4】
前記カラーは、前記ピンに一体化された当該ピンとの一体品である請求項2又は3に記載のシート。
【請求項5】
前記穴の外縁部には、当該外縁部から前記長手方向と平行な方向に延出した壁面を有するバーリング部が設けられている請求項2又は3に記載のシート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、可動機構を備えるシートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の乗物用シートでは、3節リンク機構を利用した可動機構を備える。そして、当該可動機構では、節をなす摺動ピンが長穴内でスライド変位する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4595192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明では、長穴の内周面と当該摺動ピンとの間に隙間があるため、摺動ピンがスライド変位する場合や当該シートに加振力が作用した場合には、摺動ピンと長穴の内周面とが衝突して異音が発生する。本開示は、当該点に鑑み、異音発生を抑制可能なシートの一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
可動機構(20)を備えるシートは、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。すなわち、当該構成要件は、骨格を構成する金属製のフレーム(7)と、フレーム(7)に設けられた穴(7A)の中でスライド可能なピン(25)であって、可動機構(20)の一部を構成する金属製のピン(25)と、穴(7A)の内周面とピン(25)の外周面との間に配置され、当該内周面及び当該外周面のうち少なくとも一方と滑り接触可能なカラー(26)であって、弾性的に変形可能な樹脂製のカラー(26)とである。
【0006】
これにより、当該シートでは、穴(7A)の内周面とピン(25)の外周面とが衝突することが防止されるので、穴(7A)の内周面にピン(25)が衝突することに起因する異音の発生が抑制され得る。
【0007】
なお、当該シートは、例えば、以下の構成であってもよい。
すなわち、カラー(26)のうちピン(25)と接触する部位、及びピン(25)のうちカラー(26)と接触する部位それぞれには、当該ピン(25)の長手方向に対して傾斜した傾斜部(26A、25C)が設けられていることが望ましい。
【0008】
これにより、ピン(25)の長手方向及び当該長手方向と直交する方向の成分を含む加振力がシートに作用した場合であっても、当該加振力に起因する異音の発生が抑制され得る。
【0009】
ピン(25)は、丸棒状のピン部(25A)及び当該ピン部(25A)の長手方向一端側に設けられた鍔状のフランジ部(25B)を有しており、傾斜部(26A、25C)は、ピン部(25A)とフランジ部(25B)との連結箇所に設けられていることが望ましい。カラー(26)は、ピン(25)に一体化された当該ピン(25)との一体品であることが望ましい。
【0010】
穴(7A)の外縁部には、当該外縁部からピン(25)の長手方向と平行な方向に延出した壁面(7D)を有するバーリング部(7C)が設けられていることが望ましい。これにより、バーリング部(7C)により、ピン(25)の姿勢が保持され得るので、ピン(25)が安定的にスライド変位可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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