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公開番号2024149111
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062798
出願日2023-04-07
発明の名称需給調整制御装置、需給調整制御方法、統括需給調整方法及びプログラム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20241010BHJP(計算;計数)
要約【課題】需給調整市場からの電力の供出要求に対して、運転効率のよい発電機への負荷配分を演算し、応札の可否を判断する制御装置を提供する。
【解決手段】需給調整制御装置は、複数の発電機を有する発電所に対して要求される第1の電力と需給調整市場から要求される第2の電力を取得する取得部と、前記第1の電力と第2の電力を合計した全負荷を、複数の前記発電機のうち運転効率が高いものから順に、当該発電機への配分が定格負荷にできるだけ近い負荷となるように前記全負荷を配分する負荷配分部と、前記全負荷の供出が可能かどうかに基づいて、前記需給調整市場からの要求に応札するか否かを判断する応札判断部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の発電機を有する発電所に対して要求される第1の電力と需給調整市場から要求される第2の電力を取得する取得部と、
前記第1の電力と第2の電力を合計した全負荷を、複数の前記発電機のうち運転効率が高いものから順に、当該発電機へ配分される負荷が定格負荷にできるだけ近くなるように前記全負荷を配分する負荷配分部と、
前記全負荷の供出が可能かどうかに基づいて、前記需給調整市場からの要求に応札するか否かを判断する応札判断部と、
を備える需給調整制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記応札判断部は、
前記要求に含まれる無効電力を供出できるか否かに基づいて、前記要求に応札するか否かを判断する、
請求項1に記載の需給調整制御装置。
【請求項3】
前記応札判断部は、
前記全負荷が、前記発電所が出力可能な負荷の上限を超える場合に、前記発電機を過負荷で運転することにより前記全負荷の供出が可能かどうかを判断する、
請求項1又は請求項2に記載の需給調整制御装置。
【請求項4】
前記応札判断部は、
複数の前記発電機の大気温度特性に基づいて、前記全負荷の供出が可能かどうかを判断する、
請求項1又は請求項2に記載の需給調整制御装置。
【請求項5】
前記応札判断部は、
複数の前記発電機が出力する電力の合計から前記発電所内で必要となる電力を減算して、前記全負荷の供出が可能かどうかを判断する、
請求項1又は請求項2に記載の需給調整制御装置。
【請求項6】
前記応札判断部は、
前記需給調整市場からの過去の要求に対する応札実績に基づいて、前記要求に応札するか否かを判断する、
請求項1又は請求項2に記載の需給調整制御装置。
【請求項7】
前記応札判断部は、
前記需給調整市場からの過去の要求に対する応札実績に基づいて、前記要求に含まれる負荷帯について他の発電所が落札した実績があれば、前記要求に応札しないと判断し、落札した実績が無ければ、前記要求に応札すると判断する、
請求項6に記載の需給調整制御装置。
【請求項8】
前記応札判断部が前記要求に応札すると判断すると、当該応札の可否の最終確認を要求する情報を出力する支援情報出力部、
をさらに備える請求項1又は請求項2に記載の需給調整制御装置。
【請求項9】
前記支援情報出力部は、前記負荷配分部が配分した前記負荷を変更可能なユーザインタフェースを出力する、
請求項8に記載の需給調整制御装置。
【請求項10】
複数の発電機を有する発電所に対して要求される第1の電力と需給調整市場から要求される第2の電力を取得するステップと、
前記第1の電力と第2の電力を合計した全負荷を、複数の前記発電機のうち運転効率が高いものから順に、当該発電機へ配分される負荷が定格負荷にできるだけ近くなるように前記全負荷を配分するステップと、
前記全負荷の供出が可能かどうかに基づいて、前記需給調整市場からの要求に応札するか否かを判断するステップと、
を有する需給調整方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、需給調整制御装置、需給調整制御方法、統括需給調整方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
複数の発電機を有する発電所では、中央給電指令所や需給調整市場から要求される負荷に応じて、複数の発電機を効率良く運転することが求められている。例えば、特許文献1には、発電機の出力範囲を表す負荷帯毎に発電効率の順位付けを行い、要求される負荷の大きさに応じて、発電効率の高い発電機を優先して運転するよう計画する運転スケジュール演算装置が開示されている。
【0003】
一般に発電機は、定格出力にて効率が最大になるように設計されており、様々な負荷帯で運転しても、定格に近い負荷帯のほうが運転の経済性(運転効率と呼ぶ。)に優れている。その為、発電機は、できるだけ定格に近い負荷で運転することが好ましい。この点に関し、特許文献1の技術では、例えば、2台の発電設備を定格負荷で運転しているときに、要求負荷が低下したとすると、2台の負荷をどちらも下げて部分負荷で運転することによって出力を調整する制御となっている。この場合、発電機の運転効率は2台とも低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-169234号公報
特開2014-85853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
需給調整市場からの要求に対して、発電所が応札する場合、発電所全体の運転効率を考慮した負荷配分を行って発電機を運転することが好ましい。また、そのような負荷配分を行ったうえで応札の可否を判断することが望ましい。
【0006】
本開示は、上記課題を解決することができる需給調整制御装置、需給調整制御方法、統括需給調整方法及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の需給調整制御装置は、複数の発電機を有する発電所に対して要求される第1の電力と需給調整市場から要求される第2の電力を取得する取得部と、前記第1の電力と第2の電力を合計した全負荷を、複数の前記発電機のうち運転効率が高いものから順に、当該発電機へ配分される負荷が定格負荷にできるだけ近くなるように前記全負荷を配分する負荷配分部と、前記全負荷の供出が可能かどうかに基づいて、前記需給調整市場からの要求に応札するか否かを判断する応札判断部と、を備える。
【0008】
本開示の需給調整方法は、複数の発電機を有する発電所に対して要求される第1の電力と需給調整市場から要求される第2の電力を取得するステップと、前記第1の電力と第2の電力を合計した全負荷を、複数の前記発電機のうち運転効率が高いものから順に、当該発電機へ配分される負荷が定格負荷にできるだけ近くなるように前記全負荷を配分するステップと、前記全負荷の供出が可能かどうかに基づいて、前記需給調整市場からの要求に応札するか否かを判断するステップと、を有する。
【0009】
本開示の統括需給調整方法は、複数の発電所に対して要求される第1の電力と需給調整市場から要求される第2の電力を取得するステップと、前記第1の電力と第2の電力を合計した全負荷を、複数の前記発電所が備える発電機のうち運転効率が高いものから順に、当該発電機への配分される負荷が定格負荷にできるだけ近くなるように前記全負荷を配分するステップと、前記全負荷の供出が可能かどうかに基づいて、前記需給調整市場からの要求に応札するか否かを判断するステップと、を有する。
【0010】
本開示のプログラムは、コンピュータに、複数の発電機を有する発電所に対して要求される第1の電力と需給調整市場から要求される第2の電力を取得するステップと、前記第1の電力と第2の電力を合計した全負荷を、複数の前記発電機のうち運転効率が高いものから順に、当該発電機へ配分される負荷が定格負荷にできるだけ近くなるように前記全負荷を配分するステップと、前記全負荷の供出が可能かどうかに基づいて、前記需給調整市場からの要求に応札するか否かを判断するステップと、を実行させる。
(【0011】以降は省略されています)

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