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公開番号2024148739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062119
出願日2023-04-06
発明の名称キャリアテープの成形方法
出願人信越ポリマー株式会社
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類B65B 47/02 20060101AFI20241010BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡易な構成で成形中のシート基材に発生する異物を除去可能なキャリアテープの成形方法を提供する。
【解決手段】部品を収納可能な収納凹部を有するキャリアテープ1の成形方法であって、シート基材に収納凹部を形成する収納凹部形成工程S1と、収納凹部の側方に送り孔を打抜く送り孔打抜工程S4又は収納凹部の底面に底孔を打抜く底孔打抜工程S5と、ドライアイスを含有する気体をシート基材に向かって噴射する気体噴射工程S7と、を含むものである。また、シート基材を搬送方向に沿って複数列にスリット加工するスリット加工工程S6を含んでもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
部品を収納可能な収納凹部を有するキャリアテープの成形方法であって、
シート基材に収納凹部を形成する収納凹部形成工程と、
前記収納凹部の底面又は前記収納凹部の側方に孔を形成する孔打抜工程と、
ドライアイスを含有する気体を前記シート基材に向かって噴射する気体噴射工程と、を含む、
ことを特徴とするキャリアテープの成形方法。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記気体噴射工程は、前記キャリアテープの前記収納凹部を変形させないように気体を噴射する、
ことを特徴とする請求項1に記載のキャリアテープの成形方法。
【請求項3】
前記気体噴射工程は、気体を噴射する圧力が、0.4MPa以上0.7MPa未満である、
ことを特徴とする請求項2に記載のキャリアテープの成形方法。
【請求項4】
前記シート基材を搬送方向に沿って複数列にスリット加工するスリット加工工程を、含み、
前記気体噴射工程は、前記孔打抜工程又は前記スリット加工工程で発生したバリを除去する、
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のキャリアテープの成形方法。
【請求項5】
前記気体噴射工程は、前記シート基材に付着した有機物を除去する、
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のキャリアテープの成形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品を収納可能な収納凹部を有するキャリアテープの成形方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
送り孔と、部品を収納可能な収納凹部とを有するキャリアテープの成形方法において、収納凹部の側方に送り孔を打抜いたり、収納凹部の底面に底孔を打抜いたりする孔打抜工程が行われている(特許文献1参照)。また、複数列で成形されたキャリアテープを単列ごとに巻取るために、スリット加工工程が行われることもある。
【0003】
これらの孔打抜工程やスリット加工工程では、パンチやカッターなどによって、シート基材がせん断されるため、バリが発生することがある(図5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-321502号公報
特開2003-136545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発生したバリを除去するために、例えば、特許文献2にみられる液槽内で超音波を照射するものが知られている。しかしながら、液槽を用いるため、装置が大掛かりとなり、さらに、水分の除去や乾燥が必要になり、生産効率が良くなかった。
【0006】
そこで、本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で成形中のシート基材に発生する異物を除去可能なキャリアテープの成形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る一つの態様は、部品を収納可能な収納凹部を有するキャリアテープの成形方法であって、シート基材に収納凹部を形成する収納凹部形成工程と、前記収納凹部の底面又は前記収納凹部の側方に孔を打抜く孔打抜工程と、ドライアイスを含有する気体を前記シート基材に向かって噴射する気体噴射工程と、を含むものである。
(2)上記(1)の態様において、前記気体噴射工程は、前記キャリアテープの前記収納凹部を変形させないように気体を噴射してもよい。
(3)上記(2)の態様において、前記気体噴射工程は、気体を噴射する圧力が、0.4MPa以上0.7MPa未満であってもよい。
(4)上記(1)から(3)までのいずれか1つの態様において、前記シート基材を搬送方向に沿って複数列にスリット加工するスリット加工工程を、含み、前記気体噴射工程は、前記孔打抜工程又は前記スリット加工工程で発生したバリを除去してもよい。
(5)上記(1)から(4)までのいずれか1つの態様において、前記気体噴射工程は、前記シート基材に付着した有機物を除去してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡易な構成で成形中のシート基材に発生する異物を除去可能なキャリアテープの成形方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
キャリアテープを示す斜視図である。
本発明に係る実施形態のキャリアテープの成形方法に用いられる成形装置の一例を示す概略図である
本発明に係る実施形態のキャリアテープの成形方法の一例を示すフロー図である。
気体噴射工程の実験結果を示す表1である。
キャリアテープの成形中に発生するバリや付着する有機物を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書の実施形態においては、全体を通じて、同一の部材には同一の符号を付している。
(【0011】以降は省略されています)

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