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公開番号2024148617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061917
出願日2023-04-06
発明の名称粘着フィルムおよびフレキシブルデバイス
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所,個人,個人
主分類C09J 7/20 20180101AFI20241010BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】画像表示パネルと該画像表示パネルの背面に配置された光学センサ等の部材との間に配置させた場合に、ディスプレイ表面からの光学センサ等の部材の視認性の低減と、帯電防止層の不均一部の視認性の低減とを、両立して実現することができる、帯電防止層と基材層と粘着剤層をこの順に有する粘着フィルムを提供する。また、そのような粘着フィルムを備えたフレキシブルデバイスを提供する。
【解決手段】本発明の実施形態による粘着フィルムは、帯電防止層と基材層と粘着剤層をこの順に有する粘着フィルムであって、該帯電防止層は、帯電防止処理液を塗工して形成された塗工層であり、該粘着フィルムのヘイズが3.0%~7.5%であり、該帯電防止処理液のマランゴニ数が10以下であり、該帯電防止処理液のキャピラリー数が5以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
帯電防止層と基材層と粘着剤層をこの順に有する粘着フィルムであって、
該帯電防止層は、帯電防止処理液を塗工して形成された塗工層であり、
該粘着フィルムのヘイズが3.0%~7.5%であり、
該帯電防止処理液のマランゴニ数が10以下であり、
該帯電防止処理液のキャピラリー数が5以下である、
粘着フィルム。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記帯電防止処理液は、導電性ポリマーを含む、請求項1に記載の粘着フィルム。
【請求項3】
前記粘着剤層は、アクリル系粘着剤から構成される、請求項1に記載の粘着フィルム。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれかに記載の粘着フィルムを備える、フレキシブルデバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着フィルムに関する。本発明は、また、そのような粘着フィルムを備えたフレキシブルデバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
有機ELパネル、LCDパネル、タッチパネル等に代表される光学部材や電子部材などの表面には、剛性や耐衝撃性の付与や表面保護などを目的として、粘着フィルムが貼り合せられることがある。このような粘着フィルムは、通常、基材層に粘着剤層が積層されている。
【0003】
光学デバイスや電子デバイスの加工、組立、検査、輸送などの際の表面の傷付き防止のために、光学デバイスや電子デバイス、または、これらデバイスを構成する光学部材や電子部材の表面に粘着フィルムを貼り合わせることにより、被着体の傷つきや破損を抑制できる(特許文献1)。
【0004】
近年、ディスプレイのベゼルレス化が進んでおり、ディスプレイの表示領域に指紋センサ等の光学センサを配置した構成が提案されている。例えば、表示素子としての有機ELパネルの背面に光学センサを配置することにより、表示領域内に光学センサを有する構成を実現できる。
【0005】
しかし、このような構成においては、明所で画面を視認した際に、画像表示パネルの背面に配置された光学センサ等の部材が視認されるという問題が生じている。
【0006】
このような問題を解決する一つの手段として、画像表示パネルの背面(画像表示パネルと光学センサとの間)に高ヘイズの粘着フィルムを配置させることが挙げられる。これにより、ディスプレイ表面からの光学センサ等の部材の視認性を低減することができる。
【0007】
他方、粘着フィルムや、光学部材や電子部材は、電気絶縁性が高く、摩擦や剥離により静電気を発生する。このような場合、静電気が残ったままの状態で、例えば、液晶に電圧を印加すると、液晶分子の配向が損失したり、液晶パネルの欠損が生じたりする懸念がある。また、静電気の存在は、塵埃を吸引したり、作業性を低下させたりする要因ともなり得る。
【0008】
このような静電気の発生の防止を目的として、粘着フィルムに帯電防止層を設けることが提案されている。例えば、粘着フィルムの基材層の背面側(粘着剤層とは反対側の面)に、帯電防止層を設けることにより、静電気の発生することが報告されている。このような帯電防止層としては、帯電防止処理液を塗工して形成された塗工層が知られている(特許文献2)。
【0009】
ところが、前述のように、光学センサ等の部材が視認される問題を解決するために、画像表示パネルの背面(画像表示パネルと光学センサとの間)に高ヘイズの粘着フィルムを配置させると、帯電防止処理液を塗工して形成された塗工層の不均一部(処理ムラや塗工スジなど)が視認されてしまい、歩留まりが低下するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2020-41113号公報
特開2020-204010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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