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公開番号2024147931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060688
出願日2023-04-04
発明の名称車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置
出願人和光工業株式会社
代理人個人
主分類B60N 2/90 20180101AFI20241009BHJP(車両一般)
要約【課題】従来の技術の構成上の欠点を除去して製作工程、作業工程を短縮してコストの低減に寄与し、併せてハーネスの品質および耐久性の向上を図ることができる車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置を提供する。
【解決手段】シートが車両前向きから横向きに回動する機能と横向きから前向きに回動する機能を備え、加えて車両外側へ延出する機能と車両内側へ復帰する機能とを備え、シートが車両外側へ延出した状態にあって昇降する機能を備え、前記昇降する機構として四辺形リンクを採用する車両用シートリフトにおいて、ハーネスガイドの一端を回転フレームに、他端を前記四辺形リンクにおけるロアアーム又はアッパーアームもしくはシートスライドガイドに支持されるハーネスガイドを配備することを特徴とする。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
シートが車両前向きから横向きに回動する機能と横向きから前向きに回動する機能を備え、加えて車両外側へ延出する機能と車両内側へ復帰する機能とを備え、シートが車両外側へ延出した状態にあって昇降する機能を備え、前記昇降する機構として四辺形リンクを採用する車両用シートリフトにおいて、ハーネスガイドの一端を回転フレームに、ハーネスガイドの他端を前記四辺形リンクにおけるロアアーム又はアッパーアームに支持されてハーネスガイドが配備されることを特徴とする、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
シートが車両前向きから横向きに回動する機能と横向きから前向きに回動する機能を備え、加えて車両外側へ延出する機能と車両内側へ復帰する機能とを備え、シートが車両外側へ延出した状態にあって昇降する機能を備え、前記昇降する機構として四辺形リンクを採用する車両用シートリフトにおいて、ハーネスガイドの一端を回転フレームに、ハーネスガイドの他端を前記四辺形リンクにおけるロアアームおよびアッパーアームに軸支されたシートスライドガイドに支持されるハーネスガイドが配備されることを特徴とする、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置。
【請求項3】
シートが車両前向きから横向きに回動する機能と横向きから前向きに回動する機能を備え、加えて車両外側へ延出する機能と車両内側へ復帰する機能とを備え、シートが車両外側へ延出した状態にあって昇降する機能を備え、前記昇降する機構として四辺形リンクを採用する車両用シートリフトにおいて、前記シートが車両前向きから横向きに回動する機能と横向きから前向きに回動する機能を備える回転フレームには、その一側外側面と対応する内部に昇降機構部へのハーネスガイド配策のためにハーネスガイドを格納する横長箱形空間が構成されてなることを特徴とする、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置。
【請求項4】
前記回転フレームの横長箱形格納空間には、前記ハーネスガイドの基端部を取付ける取付け台板部が前記横長箱形格納空間の先端上面に対応して配備され、ハーネスガイドの一側内方側外面に対応してガイドするガイド面板部を有する取付け区画ガイド板が配備されてなることを特徴とする、請求項1、請求項2又は請求項3の車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置。
【請求項5】
前記回転フレームの横長箱形格納空間には、前記ハーネスガイドの基端部が、先端部を回転フレームの後部方向に向けて取付け台板部に固着され、ハーネスガイドが後部方向に収容された後、下回りに湾曲・反転されて前方に引き戻され、その先端部が昇降機構部であるシートスライドガイドに軸支される一側のロアアームのロアアームブラケット又はアッパーアームのアッパーアームブラケットもしくはシートスライドガイドの一側に取付けられたシートスライドガイドブラケットに取付けられて、ハーネスガイドの全体が横向きU字形に横架され、ロアアームブラケット又はアッパーアームブラケットもしくはシートスライドガイドブラケットの前進移動と後進移動によりハーネスガイドの繰出移動と格納移動を行えることを特徴とする、請求項1、請求項2又は請求項3の車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両用シートリフトは、
・車両前向きから横向きに回動する機能と横向きから前向きに回動する機能を備えている。
・シートが車両外側へ延出する機能と車両内側へ復帰する機能とを備えている。
・シートが車両外側へ延出した状態において昇降する機能を備えている。
・昇降する機構として四辺形リンクを採用している。
【0003】
従来、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置は、回転フレームとアームスライドガイドの間はハーネスガイド(ケーブルチェーン、プラレールチェーン等)を使用し、アームスライドガイドとシートスライドガイドの間は四辺形リンクを構成するアッパーアーム又はロアアームの何れかに沿わせている。
特許文献1には、明細書の段落[0003]において、「座席昇降装置95のワイヤハーネス100は、ブラケット102,101を介して夫々前後移動部材96と昇降部材98とに支持されている。さらに、前後移動部材96と昇降部材98との間のワイヤハーネス100は、下部リンクアーム97bに沿った状態で固定されている。ここで、下部リンクアーム97bの両端の回転中心近傍では、下部リンクアーム97bの回転動作を考慮して、ワイヤハーネス100は余裕を持った長さ寸法でフリーの状態に保持されている。さらに、前後移動部材96と回転ベース93との間ではワイヤハーネス100はケーブルベア105に収納された状態では配線されている。」と、従来の技術が記載されている。
特許文献2には、シートクッションから脚部までの高さ寸法を抑えることができるシートの提供を課題として、リフトアップシート20は、第一可動式ケーブルカバー41と、第二可動式ケーブルカバー42とを備えている。第一可動式ケーブルカバー41は、回転部37および昇降部38に取付けられて、昇降部38の移動に伴ってワイヤハーネス43を案内する。また、第一可動式ケーブルカバー41と第二可動式ケーブルカバー42とは、水平方向に折かえ返され、互いに同じ高さとなるように設けられる発明が開示されるが、昇降部38への配線は、四辺形リンクにはハーネスガイドを沿わせる従来技術が構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-111040号公報
特開2018-039379号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来の技術では、第1に、ハーネスが左右両側部に配備されるアッパーアーム又はロアアームまで回り込む経路のため、距離が長く、作業時間がかかるために、配策コストアップの要因となっている。
第2に、アッパーアーム又はロアアームに沿わせたハーネスを保護するためのカバー等が必要になり、コストアップの要因になっている。
第3に、ハーネスの本数が多い場合は、相互間の離隔空間が集積して配策スペースを拡大させる原因となる。
第4に、アッパーアーム又はロアアームの可動部において作動する回転角による一定以上の屈曲がハーネスに入力され、これを規制するガイド部材を設定することができないため、配線の耐久性、品質が安定しない欠点がある。
本発明は、係る欠点を解消することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
シートが車両前向きから横向きに回動する機能と横向きから前向きに回動する機能を備え、加えて車両外側へ延出する機能と車両内側へ復帰する機能とを備え、シートが車両外側へ延出した状態にあって昇降する機能を備え、前記昇降する機構として四辺形リンクを採用する車両用シートリフトにおいて、ハーネスガイドの一端を回転フレームに、ハーネスガイドの他端を前記四辺形リンクにおけるロアアーム又はアッパーアームに支持されて配備されることを特徴とする、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置にある。
【0007】
シートが車両前向きから横向きに回動する機能と、横向きから前向きに回動する機能を備え、加えて車両外側へ延出する機能と車両内側へ復帰する機能とを備え、シートが車両外側へ延出した状態にあって昇降する機能を備え、前記昇降する機構として四辺形リンクを採用する車両用シートリフトにおいて、ハーネスガイドの一端を回転フレームに、ハーネスガイドの他端を前記四辺形リンクにおけるロアアームおよびアッパーアームに軸支されたシートスライドガイドに支持されて配備されることを特徴とする、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置としてもよいものである。
【0008】
シートが車両前向きから横向きに回動する機能と横向きから前向きに回動する機能を備え、加えて車両外側へ延出する機能と車両内側へ復帰する機能とを備え、シートが車両外側へ延出した状態にあって昇降する機能を備え、前記昇降する機構として四辺形リンクを採用する車両用シートリフトにおいて、前記シートが車両前向きから横向きに回動する機能と横向きから前向きに回動する機能を備える回転フレームには、その一側外側面と対応する内部に昇降機構部へのハーネスガイド配策のためにハーネスガイドを格納する横長箱形空間が構成されてなることを特徴とする、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置としてもよいものである。
【0009】
前記回転フレームの横長箱形格納空間には、前記ハーネスガイドの基端部を取付ける取付け台板部が前記横長箱形格納空間の前端部上面に配備され、前記ハーネスガイドの一側内方側外面に対応してガイドするガイド面を有する区画ガイド板が配備されてなることを特徴とする、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置としてもよいものである。
【0010】
前記回転フレームの横長箱形格納空間には、前記ハーネスガイドの基端部が先端部を回転フレームの後部方向に向けて前記取付け台板部に固着され、該ハーネスガイドが後部方向に収容された後、下回りに湾曲・反転されて前方に引き戻され、その先端部が昇降機構部であるシートスライドガイドに軸支される一側のロアアームのロアアームブラケット又はアッパーアームのアッパーアームブラケットもしくはシートスライドガイドの一側に取付けられたシートスライドガイドブラケットに取付けられて、ハーネスガイドの全体が縦向きU字形に架設され、ロアアームブラケット又はアッパーアームブラケットもしくはシートスライドガイドブラケットの前進移動と後進移動によりハーネスガイドの繰出移動と格納移動を行えることを特徴とする、車両用シートリフトにおける昇降機構部のハーネス配策装置としてもよいものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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