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公開番号2024147436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023060452
出願日2023-04-03
発明の名称投影装置の制御装置
出願人日本精機株式会社
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類B60K 35/23 20240101AFI20241008BHJP(車両一般)
要約【課題】投影装置による虚像表示の視認性を改善する。
【解決手段】車両8の前方位置の所定領域に、実際に存在する外景に重なるように虚像7を表示するヘッドアップディスプレイ装置2を制御する装置であり、虚像7として表示される情報映像を変更する表示制御部31を備え、表示制御部31は、外景を含む所定領域の撮像データの入力を受け、虚像7の背景となる領域(10)を区分した部分(10a)各々に関する撮像データの特性に基づいて、部分(10a)ごとに、虚像7の視認性が低下する状況であるか否かを判断し、虚像7の視認性が低下する状況であると判断された部分(10a)の位置又は近傍位置に虚像7として表示される情報映像を視認性を向上させる加工が施された情報映像に変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の前方位置の所定領域に、実際に存在する外景に重なるように虚像を表示する投影装置を制御する装置であり、
前記虚像として表示される情報映像を変更する表示制御部を備え、
前記表示制御部は、
前記外景を含む前記所定領域の撮像データの入力を受け、
前記虚像の背景となる領域を区分した部分各々に関する前記撮像データの特性に基づいて、前記部分ごとに、前記虚像の視認性が低下する状況であるか否かを判断し、
前記虚像の視認性が低下する状況であると判断された前記部分の位置又は近傍位置に前記虚像として表示される前記情報映像を視認性向上加工が施された情報映像に変更する、
ことを特徴とする投影装置の制御装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、前記虚像として表示される前記情報映像を、前記虚像の視認性の低下の程度に応じて前記視認性向上加工の度合いが異なる情報映像に変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置の制御装置。
【請求項3】
前記視認性向上加工が、前記情報映像に対する縁取り加工であり、
前記表示制御部は、前記虚像として表示される前記情報映像を、前記虚像の視認性の低下の程度が大きいほど縁取りの幅が大きい情報映像に変更する、
ことを特徴とする請求項2に記載の投影装置の制御装置。
【請求項4】
前記視認性向上加工が、前記情報映像に対する縁取り加工であり、
前記表示制御部は、
前記虚像の視認性を前記虚像の背景となる領域の前記部分ごとの明るさに基づいて判断し、
前記虚像として表示される前記情報映像を、前記部分ごとの明るさが暗いほど縁取りの幅が大きい情報映像に変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置の制御装置。
【請求項5】
前記移動体の速度に応じて、前記視認性向上加工が施された情報映像への変更を行う際の待ち時間が設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置の制御装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記移動体の操舵角に基づいて右左折をしていると判断されるときは前記視認性向上加工が施された情報映像への変更を行わない、
ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置の制御装置。
【請求項7】
前記視認性向上加工が施された情報映像への変更が行われた後に視認性向上加工が施されていない情報映像に戻す際の待ち時間が設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、投影装置の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車載用のヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)装置として、映像データを生成する映像データ生成部と、映像データ生成部によって生成された映像データに基づいた映像を含む光束を移動体のフロントガラス部に反射させて移動体に搭乗する観視者に向けて投影する映像投影部と、を備える表示装置が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-121401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ヘッドアップディスプレイの表示において注意喚起の警告表示に赤色を使用することで運転者が危険を認識し易くなるものの、夜間渋滞時の密集走行時、前方車のブレーキランプ点灯時、また、夕暮れ時など、運転状況によっては情報の視認性が低下する、という問題がある。また、赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色光源の使用時に赤色光源の故障や劣化などによる出力低下が発生すると、運転者が警告内容を視認することができない場合がある、という問題がある。
【0005】
そこで本発明は、1つの側面では、投影装置による虚像表示の視認性を改善することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る投影装置の制御装置は、移動体の前方位置の所定領域に、実際に存在する外景に重なるように虚像を表示する投影装置を制御する装置であり、前記虚像として表示される情報映像を変更する表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記外景を含む前記所定領域の撮像データの入力を受け、前記虚像の背景となる領域を区分した部分各々に関する前記撮像データの特性に基づいて、前記部分ごとに、前記虚像の視認性が低下する状況であるか否かを判断し、前記虚像の視認性が低下する状況であると判断された前記部分の位置又は近傍位置に前記虚像として表示される前記情報映像を視認性向上加工が施された情報映像に変更する、ようにしてもよい。
【0007】
本発明に係る投影装置の制御装置について、前記表示制御部は、前記虚像として表示される前記情報映像を、前記虚像の視認性の低下の程度に応じて前記視認性向上加工の度合いが異なる情報映像に変更する、ようにしてもよい。
【0008】
本発明に係る投影装置の制御装置は、前記視認性向上加工が、前記情報映像に対する縁取り加工であり、前記表示制御部は、前記虚像として表示される前記情報映像を、前記虚像の視認性の低下の程度が大きいほど縁取りの幅が大きい情報映像に変更する、ようにしてもよい。
【0009】
本発明に係る投影装置の制御装置は、前記視認性向上加工が、前記情報映像に対する縁取り加工であり、前記表示制御部は、前記虚像の視認性を前記虚像の背景となる領域の前記部分ごとの明るさに基づいて判断し、前記虚像として表示される前記情報映像を、前記部分ごとの明るさが暗いほど縁取りの幅が大きい情報映像に変更する、ようにしてもよい。
【0010】
本発明に係る投影装置の制御装置は、前記移動体の速度に応じて、前記視認性向上加工が施された情報映像への変更を行う際の待ち時間が設定される、ようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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