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公開番号2024153375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067237
出願日2023-04-17
発明の名称ヘッドアップディスプレイ装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20241022BHJP(車両一般)
要約【課題】 運転者からの表示距離の異なる斬新な表示のヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】 第1の情報を表示する第1の表示器421と、第2の情報を表示する第2の表示器422,423と、第1の表示器421と第2の表示器422,423は、車両CのインストルメントパネルC4に配置され、第1の情報と第2の情報とを風防ガラスC3に反射して運転者Dに第1の虚像V1と第2の虚像V2として視認させるヘッドアップディスプレイ装置4において、風防ガラスC3から第1の虚像V1までの距離である第1の虚像距離L1は、風防ガラスC3から第2の虚像V2までの距離である第2の虚像距離L2よりも大きい。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1の情報を表示する第1の表示器と、
第2の情報を表示する第2の表示器と、
前記第1の表示器と前記第2の表示器は、車両のインストルメントパネルに配置され、前記第1の情報と前記第2の情報とを風防ガラスに反射して運転者に第1の虚像と第2の虚像として視認させるヘッドアップディスプレイ装置において、
前記風防ガラスから前記第1の虚像までの距離である第1の虚像距離は、前記風防ガラスから前記第2の虚像までの距離である第2の虚像距離よりも大きいことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記インストルメントパネルの外表面から前記第1の表示器までの距離である第1の配置距離は、前記外表面から前記第2の表示器までの距離である第2の配置距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項3】
前記第2の配置距離は、前記第1の表示器から遠ざかるほど徐々に小さくなることを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項4】
前記第1の虚像と前記第2の虚像は、前記風防ガラスの下辺に沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項5】
前記第1の虚像と前記第2の虚像は、前記風防ガラスの不透過に配置されることを特徴とする請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項6】
前記第2の虚像は前記第1の虚像の左右に配置され、前記車両の斜め後方の画像を表示することを特徴とする請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項7】
前記第1の虚像は3次元画像を表示し、前記第2の虚像は2次元の画像を表示することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項8】
前記第1の表示器と前記第2の表示器は、湾曲状に一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項9】
前記第1の虚像と前記第2の虚像とに連続する連続情報を有し、
前記連続情報は前記第2の虚像より前記第1の虚像の方が、暗く又は小さく表示されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載するヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自車両の周辺の危険情報を運転者へ提示するために、特許文献1に開示するように、光源が備えられたケースがインストルメントパネルの内部に設置され、このケースの上部から車両のフロントガラスに対し画像光を投射することにより可視視情報を虚像として運転者に提示するヘッドアップディスプレイ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-223906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のヘッドアップディスプレイ装置は、フロントガラスの下部の位置において、左右のAピラー間に広がった可視情報を提供するものの、フロントガラスから虚像までの距離が略同一であり、運転者からも略同一距離に虚像が表示されるので面白みに欠けるといった問題点があった。
【0005】
そこで、本開示は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転者からの表示距離の異なる斬新な表示のヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、第1の情報を表示する第1の表示器421と、第2の情報を表示する第2の表示器422,423と、第1の表示器421と第2の表示器422,423は、車両CのインストルメントパネルC4に配置され、第1の情報と第2の情報とを風防ガラスC3に反射して運転者Dに第1の虚像V1と第2の虚像V2として視認させるヘッドアップディスプレイ装置4において、風防ガラスC3から第1の虚像V1までの距離である第1の虚像距離L1は、風防ガラスC3から第2の虚像V2までの距離である第2の虚像距離L2よりも大きいことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1の実施形態を示すヘッドアップディスプレイ装置の運転者から見た表示例を示す図。
図1のA-A線に沿った断面図。
図1のB-B線に沿った断面図。
同上実施形態の車両を上方から見た時の概略図。
同上実施形態の各表示器の配置と表示例を示す概略図。
本開示の第2の実施形態を示すヘッドアップディスプレイ装置の表示器と表示例を示す図。
本開示の第3の実施形態を示すヘッドアップディスプレイ装置の表示器と表示例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面に基づいて、本開示のヘッドアップディスプレイ装置の実施形態を、自動車である車両用のヘッドアップディスプレイ装置を用いて説明する。本開示は、車両用のヘッドアップディスプレイ装置にし、例えば、自動車や農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載する車両用のヘッドアップディスプレイ装置に適用することができる。
【0009】
尚、以下では、ヘッドアップディスプレイ装置の構成の理解を容易にするために、各図に示すように、車両の運転席に着座した運転者が見る方向を「前(図のFr.)」、その反対側を「後(図のRe.)」とする。また、上下方向(図のTo.、Bo.)は車両の天地方向に対応する。また、左右方向(図のL、R)は車両の右左折方向に対応する。
【0010】
(第1の実施形態)
車両Cは、図1に示すように、運転者Dの着座する運転席C1と、運転席C1の隣の助手席C2と、運転者Dの前方に配置された車両Cのフロントガラス(風防ガラス)C3と、運転者Dの前方及びフロントガラスC3の下部に配置されるインストルメントパネル(ダッシュボードル)C4と、フロントガラスC3の左右に配置されるAピラーC5と、運転者Dの前方に配置されたハンドルC6と、AピラーC5の車両Cの外部の左右の従来のサイドミラーの位置に配置されるサイドカメラC7と、を少なくとも有する。
(【0011】以降は省略されています)

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