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公開番号
2024136957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023048272
出願日
2023-03-24
発明の名称
表示制御装置、表示システム、及び表示制御方法
出願人
日本精機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60K
35/23 20240101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約
【課題】 本発明は、車両が道路を曲がる場合に、車両の旋回方向とは逆の方向に移動するように見える画像(例えばPOI表示)に起因する、乗員の前方確認の遅延や視覚的な煩わしさ等を抑制することが可能な表示制御装置等を提供する。
【解決手段】 表示制御装置200は、情報取得部207と、POI表示生成部202と、少なくとも1つの表示部102、104と、車両1の走行中において、POI表示が、時間の経過と共に表示部の表示領域PS1内を横切るように移動する、という条件である横断条件を満たすか否かを判定する横断判定部204と、横断条件が満たされる場合に、表示部の表示領域内を横切るように移動するPOI表示の誘目性変更処理を実施させる表示制御部203と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された周囲の情報に関連する1つ、又は複数の画像の表示を制御する表示制御装置であって、
前記車両の位置を取得する車両位置情報取得部と、
地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記車両の周囲にある対象物に関する情報であるPOI情報を取得するPOI情報取得部と、
前記POI情報取得部から得られた情報を基に、前記対象物を表す画像であるPOI表示を生成するPOI表示生成部と、
前記POI表示を、前記対象物に重畳して見えるように表示させる、又は前記対象物の近傍に表示させることが可能な少なくとも1つの表示部と、
前記車両の走行中において、前記POI表示が、時間の経過と共に前記表示部の表示領域内を横切るように移動する、という条件である横断条件を満たすか否かを判定する横断判定部と、
前記横断判定部が前記横断条件を満たすと判定した場合において、前記表示部の表示領域内を横切るように移動する前記POI表示の誘目性を抑制する処理である誘目性変更処理を実施させる表示制御部と、
を有する表示制御装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記表示制御部は、
前記車両が曲がっている道路を走行することに伴い、前記曲がっている道路の沿線に位置する前記対象物、又は前記沿線の近傍に位置する対象物についての前記POI表示が、前記車両の旋回方向とは逆の向きに移動すると推定される場合に、前記横断条件を満たすと判定する、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの表示部は、前記POI表示を表示領域上に表示すると共に、
前記表示領域を、乗員から見て、前記車両の幅方向である左右方向において複数に分割することで、隣接する左側領域と右側領域を含む分割領域が設定される場合において、
前記表示制御部は、
前記車両が曲がっている道路を走行することに伴い、前記曲がっている道路の沿線に位置する前記対象物、又は前記沿線の近傍に位置する対象物についての前記POI表示が、前記車両の旋回方向とは逆の向きに移動し、前記POI表示が前記左側領域から前記右側領域へと移動する、又は、前記右側領域から左側領域へと移動すると推定される場合に、前記横断条件を満たすと判定する、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記曲がっている道路の沿線は、前記車両の乗員から見て、前記曲がっている道路の外側の沿線である、
請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、
前記誘目性変更処理を実施する場合において、
前記POI表示の輝度の低下、又は前記POI表示の非表示、
及び、
前記POI表示のサイズの縮小、
及び、
前記POI表示における少なくとも一色の色の変更、
及び、
前記POI表示が、下地部分である第1の部分と、前記下地部分の上に表示される文字、図形、記号の少なくとも1つを含む第2の部分とを有する場合に、前記第1の部分と第2の部分とのコントラストの低下、
及び、
前記POI表示の表示態様の変更、
の少なくとも1つを含む、前記POI表示についての視認性変更処理を実施する、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの表示部は、前記POI表示を第1、第2の領域に選択的に表示することが可能であり、
かつ、前記車両の高さ方向を上下方向とするとき、前記第2の領域は、前記乗員から見て、前記第1の領域よりも上側、又は下側に位置すると共に、
前記第2の領域は、前記第1の領域よりも、前記車両の乗員による車両外の実景の視認に与える影響が小さい場合において、
前記表示制御部は、
前記誘目性変更処理を実施しない場合は、前記POI表示を前記第1の領域に表示し、
前記誘目性変更処理を実施する場合は、前記POI表示を前記第2の領域に表示する、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、
前記誘目性変更処理を実施する場合において、
前記POI表示の輝度の低下、又は前記POI表示の非表示、
及び、
前記POI表示のサイズの縮小、
及び、
前記POI表示における少なくとも一色の色の変更、
及び、
前記POI表示が、下地部分である第1の部分と、前記下地部分の上に表示される文字、図形、記号の少なくとも1つを含む第2の部分とを有する場合に、前記第1の部分と第2の部分とのコントラストの低下、
及び、
前記POI表示の表示態様の変更、
及び、
前記POI表示の、前記車両の幅方向である左右方向における移動距離の制限、
の少なくとも1つを含む、前記POI表示についての視認性変更処理を実施する、
請求項6に記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、
前記誘目性変更処理の度合いを、前記乗員が搭乗している前記車両が手動運転モードであるか、運転支援モードあるいは自動運転モードであるかに応じて異ならせる、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、
前記対象物が、目的地として設定されていない場合は、前記横断判定部が前記横断条件を満たすと判定した場合には、前記誘目性変更処理を実施させ、
前記対象物が、目的地として設定されている場合は、前記横断判定部が前記横断条件を満たすと判定した場合であっても、前記誘目性変更処理を実施させない、
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項10】
前記表示制御部は、
前記対象物が、目的地として設定されていない場合は、前記横断判定部が前記横断条件を満たすと判定した場合には、前記誘目性変更処理を実施させ、
前記対象物が、目的地として設定されている場合は、前記横断判定部が前記横断条件を満たすと判定した場合は、目的地として設定されている前記対象物についてのPOI表示について、視認性を上昇させる変化を伴う表示制御を実施する、
請求項1に記載の表示制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される表示制御装置、表示システム、及び表示制御方法等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置等を用いて、ウインドシールド越しに沿線の建物の名前や飲食店の名前のような、車両の乗員にとって興味や関心を惹きそうな地点(Point Of Interest:POI)の関連情報を、POI表示として実景の対応する地点に重畳させて表示することが記載されている。
【0003】
特許文献2には、例えば車両がカーブを曲がる際に、ナビゲーション用の矢印の虚像を非表示とし、運転者の前方の実景の視認性を改善することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6987208号公報
特開2022-44136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、車両がカーブを走行しており、そのカーブの途中にPOI表示の対象となる建物や店舗等がある場合を想定する。
例えば、車両が左カーブを曲がるときに、上記の建物や店舗等が道路の外側の沿線、又は沿線の近傍に位置しているとすると、車両が左に曲がっている途中では、乗員(運転者等)の視界も左方向へと旋回し、この視界の左方向への旋回に伴い、上記の建物や店舗等は相対的に、左から右に、道路の外側の端に沿って移動する。
言い換えれば、車両の乗員(運転者等)には、上記の建物や店舗等は、車両の旋回方向とは反対方向に、道路の外側の端に沿って移動するように見える。
【0006】
POI表示が、上記の建物や店舗等に重畳(表示の一部の重畳を含む)されるように表示される、あるいは、上記の建物や店舗等の近傍に表示されるとすると、POI表示も、上記の建物や店舗等の相対的な移動に追従して移動する。言い換えると、乗員には、そのPOI表示は、乗員の視界を横切るように左右方向に沿って移動するように見える。
【0007】
乗員は、交通安全上、カーブを曲がり切った先の道路の状況や周囲の状況をいち早く確認しなければならない。但し、上記のように、HUD装置等による表示が、車両の旋回方向とは反対の方向に移動しているように見えると、その表示に誘目され、その結果として道路や周囲の状況の確認に遅延等が生じる場合があり得る。また、乗員が、視覚的な煩わしさを覚える場合もあり得る。
【0008】
上記の特許文献1、2には、この課題については何ら記載がなく、その対策についても言及されていない。
【0009】
本発明は、車両が道路を曲がる場合に、車両の旋回方向とは逆の方向に移動するように見える画像(例えばPOI表示)に起因する、乗員の前方確認の遅延や視覚的な煩わしさ等を抑制することが可能な表示制御装置等を提供することを目的とする。
【0010】
本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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