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公開番号2024133917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043938
出願日2023-03-20
発明の名称センサユニット及び車載表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01K 7/16 20060101AFI20240926BHJP(測定;試験)
要約【課題】構造が簡潔で組付けが容易なセンサユニット、及び、これを備える車載表示装置を提供する。
【解決手段】センサユニット30は、液晶表示パネル10の画像表示領域を覆い、液晶表示パネル10の前面の側に配置される。センサユニット30は、透明な第1基板31aと、第1基板31aにおける画像表示領域と重なる位置に形成された透明電極であって、抵抗加熱によって発熱可能なヒータ用電極36と、第1基板31aにおける画像表示領域と重ならない位置に形成された部分を含む電極であって、当該電極の抵抗の変化に基づいて液晶表示パネル10の想定温度を検出するための温度センサ用電極と、を備える。温度センサ用電極は、周辺配線35である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
液晶表示パネルの画像表示領域を覆い、前記液晶表示パネルの前面の側に配置されるセンサユニットであって、
透明な基板と、
前記基板における前記画像表示領域と重なる位置に形成された透明電極であって、抵抗加熱によって発熱可能なヒータ用電極と、
前記基板における前記画像表示領域と重ならない位置に形成された部分を含む電極であって、当該電極の抵抗の変化に基づいて前記液晶表示パネルの想定温度を検出するための温度センサ用電極と、を備える、
センサユニット。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記基板の前面の側に位置し、前記画像表示領域と重なる位置に形成され、前記センサユニットの前方にある物体を静電容量方式で検出するための物体センサ用電極をさらに備え、
前記物体センサ用電極は、透明電極からなる第1電極と、前記第1電極と絶縁され、前記第1電極と交差する透明電極からなる第2電極と、を有し、
前記温度センサ用電極は、
前記第1電極と導通接続された第1導線と、
前記第2電極と導通接続された第2導線と、を有して前記基板の前面に形成され、
前記ヒータ用電極は、前記基板の背面に形成されている、
請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項3】
前記ヒータ用電極は、前記温度センサ用電極と前記基板を挟んで対向する部分を含む、
請求項2に記載のセンサユニット。
【請求項4】
車両のダッシュボードの内部に設けられる、請求項2又は3に記載のセンサユニット及び前記液晶表示パネルと、
前記物体センサ用電極の静電容量に基づき前記物体があるか否かを判別可能であり、前記温度センサ用電極の抵抗の変化に基づき前記想定温度を検出可能であり、前記ヒータ用電極の発熱動作を制御可能である制御部と、を備え、
前記液晶表示パネルは、前記車両のフロントガラスに向けて画像を表す光を発する、
車載表示装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記物体があるか否かを判別して、前記物体がないと判別すると前記想定温度を検出し、
検出した前記想定温度が予め定められた温度よりも低い場合に前記ヒータ用電極を発熱させる、
請求項4に記載の車載表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液晶表示パネルの前面の側に配置されるセンサユニット、及び、これを備える車載表示装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、液晶表示パネルの背面の側に配置され、低温下における液晶の応答速度を向上すべく液晶表示パネルの液晶を暖めるためのパネルヒータが記載されている。
【0003】
また、例えば特許文献2には、液晶表示パネルのガラス基板及びブラックマトリクスの面方向における端部面に接触して配置されたサーミスタが記載されている。このサーミスタは、偏光板の温度を近似温度として検出する温度センサとして機能する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-49558号公報
特開2023-14698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のヒータ、特許文献2に記載の温度センサを、それぞれ別部品で液晶表示パネルに実装すると、構造の複雑化を招き、組付けが容易でない虞がある。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、構造が簡潔で組付けが容易なセンサユニット、及び、これを備える車載表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記目的を達成するため、本開示の第1の観点に係るセンサユニットは、
液晶表示パネルの画像表示領域を覆い、前記液晶表示パネルの前面の側に配置されるセンサユニットであって、
透明な基板と、
前記基板における前記画像表示領域と重なる位置に形成された透明電極であって、抵抗加熱によって発熱可能なヒータ用電極と、
前記基板における前記画像表示領域と重ならない位置に形成された部分を含む電極であって、当該電極の抵抗の変化に基づいて前記液晶表示パネルの想定温度を検出するための温度センサ用電極と、を備える。
(2)上記(1)に記載のセンサユニットは、
前記基板の前面の側に位置し、前記画像表示領域と重なる位置に形成され、前記センサユニットの前方にある物体を静電容量方式で検出するための物体センサ用電極をさらに備え、
前記物体センサ用電極は、透明電極からなる第1電極と、前記第1電極と絶縁され、前記第1電極と交差する透明電極からなる第2電極と、を有し、
前記温度センサ用電極は、
前記第1電極と導通接続された第1導線と、
前記第2電極と導通接続された第2導線と、を有して前記基板の前面に形成され、
前記ヒータ用電極は、前記基板の背面に形成されていてもよい。
(3)上記(2)に記載のセンサユニットにおいて、
前記ヒータ用電極は、前記温度センサ用電極と前記基板を挟んで対向する部分を含んでいてもよい。
【0008】
(4)上記目的を達成するため、本開示の第2の観点に係る車載表示装置は、
車両のダッシュボードの内部に設けられる、上記(2)又は(3)に記載のセンサユニット及び前記液晶表示パネルと、
前記物体センサ用電極の静電容量に基づき前記物体があるか否かを判別可能であり、前記温度センサ用電極の抵抗の変化に基づき前記想定温度を検出可能であり、前記ヒータ用電極の発熱動作を制御可能である制御部と、を備え、
前記液晶表示パネルは、前記車両のフロントガラスに向けて画像を表す光を発する。
(5)上記(4)に記載の車載表示装置において、
前記制御部は、
前記物体があるか否かを判別して、前記物体がないと判別すると前記想定温度を検出し、
検出した前記想定温度が予め定められた温度よりも低い場合に前記ヒータ用電極を発熱させてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、構造が簡潔で組付けが容易なセンサユニット、及び、これを備える車載表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係る車載表示装置の車両への搭載態様を示す図。
同上実施形態に係る車載表示装置の構成を示す模式図。
同上実施形態に係るセンサユニットを前方から見た概略平面図。
同上実施形態に係るセンサユニットの図3のA-A線に沿う概略断面図。
同上実施形態に係る制御基板を説明するためのブロック図。
同上実施形態に係るセンシング処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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