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公開番号2024133819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043794
出願日2023-03-20
発明の名称作業支援システム及びプログラム
出願人日本精機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02F 9/24 20060101AFI20240926BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】可動部が接近対象物に接近したことを、より確実に報知することができる作業支援システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】作業支援システム10は、車両50が有する高さ方向に移動可能である可動部51が架線61へ接近したことを報知する。作業支援システム10は、架線61に対応する位置に設けられ、情報信号Saを送信する第1子機30と、可動部51の最大高さHmを検出し、検出した可動部51の最大高さHmを情報として含む情報信号Sbを送信する第2子機40と、情報信号Sa,Sbを受信し、受信した情報信号Saのシグナル強度が予め設定されるシグナル強度閾値以上であり、かつ、受信した情報信号Sbに含まれる情報である可動部51の最大高さHmが予め設定される高さ閾値H1以上であるときに可動部51が架線61へ接近したことを報知する親機20と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両又は荷役運搬機械が有する高さ方向に移動可能である可動部が接近対象物へ接近したことを報知する作業支援システムであって、
前記接近対象物に対応する位置に設けられ、無線信号を送信する第1子機と、
前記可動部の高さを検出し、検出した前記可動部の高さを情報として含む情報信号を送信する第2子機と、
前記無線信号及び前記情報信号を受信し、受信した前記無線信号のシグナル強度が予め設定されるシグナル強度閾値以上であり、かつ、受信した前記情報信号に含まれる情報である前記可動部の高さが予め設定される高さ閾値以上であるときに前記可動部が前記接近対象物へ接近したことを報知する親機と、を備える、
作業支援システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記親機は、作業者の前記車両又は前記荷役運搬機械への操作により前記可動部が高さ方向に移動可能な状態で、受信した前記情報信号に含まれる情報である前記可動部の高さを前記高さ閾値として設定する際に操作される高さ閾値設定部を備える、
請求項1に記載の作業支援システム。
【請求項3】
前記シグナル強度閾値は、複数の前記第1子機毎に設定されており、
複数の前記第1子機は、それぞれ異なる識別コードを含む前記無線信号を送信し、
前記親機は、複数の前記第1子機それぞれからの前記無線信号を受信して、受信した前記無線信号に含まれる前記識別コードに応じて前記無線信号の送信元となる前記第1子機を識別し、識別した前記第1子機毎に、受信した前記無線信号のシグナル強度が前記シグナル強度閾値以上であるか否かを判別する、
請求項1又は2に記載の作業支援システム。
【請求項4】
前記高さ閾値は、複数の前記第1子機毎に設定されており、
前記親機は、識別した前記第1子機毎に、受信した前記情報信号に含まれる情報である前記可動部の高さが前記高さ閾値以上であるか否かを判別する、
請求項3に記載の作業支援システム。
【請求項5】
前記親機は、
前記可動部が前記接近対象物へ接近したことを報知する報知部と、
受信した前記無線信号のシグナル強度が前記シグナル強度閾値以上であり、かつ、受信した前記情報信号に含まれる情報である前記可動部の高さが前記高さ閾値以上である状態で、前記無線信号のシグナル強度が高くなるにつれて、又は前記可動部の高さが高くなるにつれて、強い注意喚起を促すように報知態様を変化させて前記報知部を介して報知する制御部と、を備える、
請求項1又は2に記載の作業支援システム。
【請求項6】
前記無線信号と前記情報信号は、それぞれ、無線通信規格において複数の通信機器間で通信が確立する前に不特定多数の相手にデータを送信するブロードキャスト通信として前記第1子機と前記第2子機から前記親機に送信される信号である、
請求項1又は2に記載の作業支援システム。
【請求項7】
前記第1子機は、前記第1子機のバッテリ残量に係る情報を含ませた前記無線信号を送信し、
前記親機は、受信した前記無線信号に含まれる前記第1子機のバッテリ残量に係る情報に基づいて前記第1子機のバッテリ残量を報知する、
請求項1又は2に記載の作業支援システム。
【請求項8】
コンピュータに、
接近対象物に対応する位置に設けられる第1子機からの無線信号を通信部にて受信する機能、
車両又は荷役運搬機械が有する高さ方向に移動可能である可動部の高さを情報として含む第2子機からの情報信号を前記通信部にて受信する機能、
受信した前記無線信号のシグナル強度が予め設定されるシグナル強度閾値以上であり、かつ、受信した前記情報信号に含まれる情報である前記可動部の高さが予め設定される高さ閾値以上であるときに前記可動部が前記接近対象物へ接近したことを報知部にて報知する機能を実現させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業支援システム及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の建設機械は、架線切断事故を抑制するため、ブームに傾斜センサを設け、ブームの傾斜角が設定値に至った場合に報知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-154120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の構成では、建設機械のブーム(可動部)が架線(接近対象物)に接近したことを正確に検出できず、報知の精度に改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記実状を鑑みてなされたものであり、可動部が接近対象物に接近したことを、より確実に報知することができる作業支援システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示の第1の観点に係る作業支援システムは、車両又は荷役運搬機械が有する高さ方向に移動可能である可動部が接近対象物へ接近したことを報知する作業支援システムであって、前記接近対象物に対応する位置に設けられ、無線信号を送信する第1子機と、前記可動部の高さを検出し、検出した前記可動部の高さを情報として含む情報信号を送信する第2子機と、前記無線信号及び前記情報信号を受信し、受信した前記無線信号のシグナル強度が予め設定されるシグナル強度閾値以上であり、かつ、受信した前記情報信号に含まれる情報である前記可動部の高さが予め設定される高さ閾値以上であるときに前記可動部が前記接近対象物へ接近したことを報知する親機と、を備える。
【0007】
上記目的を達成するため、本開示の第2の観点に係るプログラムは、コンピュータに、接近対象物に対応する位置に設けられる第1子機からの無線信号を通信部にて受信する機能、車両又は荷役運搬機械が有する高さ方向に移動可能である可動部の高さを情報として含む第2子機からの情報信号を前記通信部にて受信する機能、受信した前記無線信号のシグナル強度が予め設定されるシグナル強度閾値以上であり、かつ、受信した前記情報信号に含まれる情報である前記可動部の高さが予め設定される高さ閾値以上であるときに前記可動部が前記接近対象物へ接近したことを報知部にて報知する機能を実現させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、可動部が接近対象物に接近したことを、より確実に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施形態に係る作業支援システムの模式図である。
本開示の第1実施形態に係る作業支援システムのブロック図である。
本開示の第1実施形態に係る作業支援システムの通信態様を示すシーケンス図である。
本開示の第1実施形態に係る報知判定処理のフローチャートである。
比較例に係る親機と子機の通信態様を示すシーケンス図である。
本開示の第1実施形態に係る親機のディスプレイに表示される画像図である。
本開示の第1実施形態に係る作業支援システムの模式図である。
本開示の第2実施形態に係る作業支援システムの模式図である。
本開示の第2実施形態に係る親機のディスプレイに表示される画像図である。
本開示の第3実施形態に係る作業支援システムの模式図である。
本開示の変形例に係る作業支援システムの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に係る作業支援システム及びプログラムについて、図面を参照して説明する。
図1に示すように、作業支援システム10は、親機20と、第1子機30と、第2子機40と、を備える。
作業支援システム10は、車両50が有する高さ方向に移動可能である可動部51が接近対象物である架線61に接近したことを親機20にて報知するシステムである。本実施形態では、車両50は、建設機械の一種であるショベルカーであり、可動部51は、ショベルカーのブームである。架線61は、2つの電柱60の間に掛け渡されている。
(【0011】以降は省略されています)

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