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公開番号2024170005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086910
出願日2023-05-26
発明の名称プロジェクタ及びプロジェクタ用光源装置
出願人日本精機株式会社
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類G03B 21/14 20060101AFI20241129BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 複数の蛍光体を回転させるための機構を小型化する。
【解決手段】 同一波長のレーザ光を出射する複数の光源2R、2G、2Bと、レーザ光の波長を変換する複数の蛍光体3R、3Gと、複数の波長のレーザ光を走査してカラー画像を表示する走査部と、を備えたプロジェクタ1であって、一端側から入射される複数のレーザ光を他端側から分離して出射可能な導光ファイバ6と、複数の蛍光体3R、3Gが同心円状に配置され、回転機構の駆動に応じて回転する蛍光体ホイール5と、複数の光源2R、2G、2Bから出射されたレーザ光を集光して導光ファイバ6の一端側に入射させる第1集光レンズ7と、導光ファイバ6の他端側から分離状態で出射された複数のレーザ光をそれぞれ集光し、蛍光体ホイール5上の異なる蛍光体3R、3Gの領域に導く第2集光レンズ8と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
同一波長のレーザ光を出射する複数の光源と、
レーザ光の波長を変換する複数の蛍光体と、
複数の波長のレーザ光を走査してカラー画像を表示する走査部と、を備えたプロジェクタであって、
一端側から入射される複数のレーザ光を他端側から分離して出射可能な導光ファイバと、
複数の前記蛍光体が同心円状に配置され、回転機構の駆動に応じて回転する蛍光体ホイールと、
複数の前記光源から出射されたレーザ光を集光して前記導光ファイバの一端側に入射させる第1集光レンズと、
前記導光ファイバの他端側から分離状態で出射された複数のレーザ光をそれぞれ集光し、前記蛍光体ホイール上の異なる蛍光体領域に導く第2集光レンズと、を備える、プロジェクタ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記導光ファイバは、前記一端側から異なる入射角で入射された前記複数のレーザ光を前記他端側から分離して出射させるダブルクラッドファイバ又はトリプルクラッドファイバであり、
前記第1集光レンズは、複数の前記光源から出射された前記レーザ光を集光し、それぞれ前記異なる入射角で前記導光ファイバの前記一端側に入射させる、請求項1に記載のプロジェクタ。
【請求項3】
前記第2集光レンズは、前記導光ファイバの前記他端側から分離状態で出射された前記複数のレーザ光をそれぞれ集光させる複数の集光領域を備え、前記複数の集光領域は、偏心又は倒れによって互いの焦点位置がずらされる、請求項1に記載のプロジェクタ。
【請求項4】
複数の前記光源は、緑色用光源、赤色用光源及び青色用光源を含み、
前記緑色用光源、前記赤色用光源及び前記青色用光源は、いずれも青色レーザ光を出射し、
前記蛍光体ホイールは、前記青色レーザ光を緑色レーザ光に変換する緑色用蛍光体領域と、前記青色レーザ光を赤色レーザ光に変換する赤色用蛍光体領域と、を含み、
前記緑色用光源から出射される前記青色レーザ光は、前記第1集光レンズ、前記導光ファイバ、前記第2集光レンズ及び前記緑色用蛍光体領域を経由することで、前記緑色レーザ光として前記走査部に入射され、
前記赤色用光源から出射される前記青色レーザ光は、前記第1集光レンズ、前記導光ファイバ、前記第2集光レンズ及び前記赤色用蛍光体領域を経由することで、前記赤色レーザ光として前記走査部に入射され、
前記青色用光源から出射される前記青色レーザ光は、前記第1集光レンズ、前記導光ファイバ、前記第2集光レンズ及び前記蛍光体ホイールを経由することなく、前記青色レーザ光のまま前記走査部に入射される、請求項1に記載のプロジェクタ。
【請求項5】
同一波長のレーザ光を出射する複数の光源と、
レーザ光の波長を変換する複数の蛍光体と、を備えたプロジェクタ用光源装置であって、
一端側から入射される複数のレーザ光を他端側から分離して出射可能な導光ファイバと、
複数の前記蛍光体が同心円状に配置され、回転機構の駆動に応じて回転する蛍光体ホイールと、
複数の前記光源から出射されたレーザ光を集光して前記導光ファイバの一端側に入射させる第1集光レンズと、
前記導光ファイバの他端側から分離状態で出射された複数のレーザ光をそれぞれ集光し、前記蛍光体ホイール上の異なる蛍光体領域に導く第2集光レンズと、を備える、プロジェクタ用光源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プロジェクタ及びプロジェクタ用光源装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、波長が同じ複数の光源から出射されるレーザ光の波長を複数の蛍光体で変換することで、3原色の光を生成するプロジェクタ用の光源装置が開示されている。このような光源装置では、波長が異なる3原色の光源を使用する場合に比べて光源の制御が容易になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-145848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、蛍光体は、冷却のために回転させる必要があるので、特許文献1のように複数の蛍光体を備えるものでは、蛍光体の回転機構が大きくなり、小型化が求められるプロジェクタ(例えば、車載用プロジェクタ)への組み込みが難しい。
【0005】
そこで、本開示は、複数の蛍光体を回転させるための機構を小型化できるプロジェクタ及びプロジェクタ用光源装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、以下のような解決手段を提供する。
同一波長のレーザ光を出射する複数の光源と、
レーザ光の波長を変換する複数の蛍光体と、
複数の波長のレーザ光を走査してカラー画像を表示する走査部と、を備えたプロジェクタであって、
一端側から入射される複数のレーザ光を他端側から分離して出射可能な導光ファイバと、
複数の前記蛍光体が同心円状に配置され、回転機構の駆動に応じて回転する蛍光体ホイールと、
複数の前記光源から出射されたレーザ光を集光して前記導光ファイバの一端側に入射させる第1集光レンズと、
前記導光ファイバの他端側から分離状態で出射された複数のレーザ光をそれぞれ集光し、前記蛍光体ホイール上の異なる蛍光体領域に導く第2集光レンズと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、複数の蛍光体を回転させるための機構を小型化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
プロジェクタの構成を概略的に示す図である。
(a)は導光ファイバ内の光の進み方を示す図、(b)は導光ファイバの断面構造を示す図である。
赤色用レーザ光及び緑色用レーザ光の経路を示す図である。
第1集光レンズの作用を示す図である。
導光ファイバからの出射光を示す図である。
第2集光レンズの各領域を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら実施例について詳細に説明する。
【0010】
図1に示す本実施例のプロジェクタ1は、例えば、小型化が求められる車載用プロジェクタ(ヘッドアップディスプレイ装置、ロードプロジェクション装置など)に適用される。
(【0011】以降は省略されています)

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