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公開番号2024156448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070917
出願日2023-04-24
発明の名称ヘッドアップディスプレイ
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20241029BHJP(車両一般)
要約【課題】視認性に優れたヘッドアップディスプレイを提供する。
【解決手段】透光シート60は、一対の左右辺63L、63R及び一対の前後辺63Fr、63Reを有し表示光を出射させる領域である出射窓部63と、少なくとも一部がケース52に固定され、不透過性の領域である遮光枠部64と、遮光枠部64内に一対の左右辺63L、63R及び一対の前後辺63Fr、63Reに沿って形成され、ケース52と透光シート60との間に配置される接着剤の有無を視認させる確認窓部65と、を有する。一対の左右辺63L、63Rに沿う確認窓65L、65Rまたは前記一対の前後辺63Fr、63Reに沿う確認窓65Fr、65Reは、一方の辺に沿う確認窓が対をなす他方の辺に沿う確認窓よりも面積が小さい。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
左右方向中央に対して左右端側の前記左右方向に対する傾きが大きく、上下方向において下端側より上端側が前記上下方向に対する傾きが大きくなるように前方に凸となるように湾曲した投影部材に対して後方から表示光を投影し、視認者に前記投影部材で反射した前記表示光に基づく虚像を前記投影部材の前記前方で視認させるヘッドアップディスプレイであって、
開口部を有するケースと、
前記ケースに収容され、前記開口部から出射される前記表示光を出力する表示部と、
前記開口部を覆い、前記ケースに接着剤で固定される透光シートと、を備え、
前記透光シートは、
前記透光シートの左右端側に位置する一対の左右辺及び前後端側に位置する一対の前後辺を有し、前記表示光を出射させる領域である出射窓部と、
前記一対の左右辺及び前記一対の前後辺の外側に配置され少なくとも一部が前記ケースに固定され、不透過性の領域である遮光枠部と、
前記遮光枠部内に前記一対の左右辺及び前記一対の前後辺に沿って形成され、前記ケースと前記透光シートとの間に配置される前記接着剤の有無を視認させる確認窓部と、を有し、
前記一対の左右辺に沿う確認窓または前記一対の前後辺に沿う確認窓は、一方の辺に沿う前記確認窓が対をなす他方の辺に沿う前記確認窓よりも面積が小さい、ヘッドアップディスプレイ。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記遮光枠部は、前記透光シートの前記ケースと向かい合う面に形成された印刷層であり、
前記確認窓部は、前記印刷層が抜かれた領域である、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項3】
前記確認窓部は、前記一対の左右辺及び前記一対の前後辺に沿って連続的に形成される枠状の領域である、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示光を出射する開口を透光シートで覆うヘッドアップディスプレイに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ヘッドアップディスプレイは、ケースの開口部から装置外部に表示光を出射する。装置外部に出射された表示光は、車両のウインドシールドに照射され、車両内の運転者等の視認者から見てウインドシールドの前方に表示光の虚像が表示される。
【0003】
表示光を出射する開口部は、防塵のため透光シートで覆われる。例えば、特許文献1においては、周縁部に塗布された接着剤により透光シートを開口部の周縁に固定している。この透光シートは、接着剤を視認者から遮蔽するための遮光枠部と、この遮光枠部内に形成され接着剤の塗布状況を視覚的に確認可能にする確認窓部と、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-014153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のヘッドアップディスプレイは、この確認窓部があることにより接着状況が好適に把握できるという利点を有する。しかしながら、確認窓部で外光が反射すると、表示光以外のこの外光の反射光が視認者に視認されてしまい、虚像の視認性を低下させる虞がある。
【0006】
本開示は、上述した課題を考慮して、視認性に優れたヘッドアップディスプレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のヘッドアップディスプレイは、上述した課題を解決するために、左右方向中央に対して左右端側の左右方向に対する傾きが大きく、上下方向において下端側より上端側が上下方向に対する傾きが大きくなるように前方に凸となるように湾曲した投影部材に対して後方から表示光を投影し、視認者に投影部材で反射した表示光に基づく虚像を投影部材の前方で視認させるヘッドアップディスプレイであって、開口部を有するケースと、ケースに収容され、開口部から出射される表示光を出力する表示部と、開口部を覆い、ケースに接着剤で固定される透光シートと、を備え、透光シートは、透光シートの左右端側に位置する一対の左右辺及び前後端側に位置する一対の前後辺を有し、表示光を出射させる領域である出射窓部と、一対の左右辺及び一対の前後辺の外側に配置され少なくとも一部がケースに固定され、不透過性の領域である遮光枠部と、遮光枠部内に一対の左右辺及び一対の前後辺に沿って形成され、ケースと透光シートとの間に配置される接着剤の有無を視認させる確認窓部と、を有し、前記一対の左右辺に沿う確認窓または前記一対の前後辺に沿う確認窓は、一方の辺に沿う前記確認窓が対をなす他方の辺に沿う前記確認窓よりも面積が小さい、ヘッドアップディスプレイ。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、視認性に優れたヘッドアップディスプレイを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態におけるヘッドアップディスプレイ及び搭載先としての車両の構成概略図。
上ケースの分解斜視図。
上ケースと透光シートとの接着を説明するための上シートの部分断面図。
車両が右ハンドル車である場合のヘッドアップディスプレイの表示光の出射方向を説明する概念図。
確認窓の変形例1。
確認窓の変形例2。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示のヘッドアップディスプレイ(以下、「HUD(Head Up Display)」という。)の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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