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公開番号
2024156244
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2023070543
出願日
2023-04-24
発明の名称
路面投影装置
出願人
日本精機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60Q
1/26 20060101AFI20241029BHJP(車両一般)
要約
【課題】 路面状況を考慮して情報の投影形態を変更することでより安全な運転支援を行う。
【解決手段】 路面に画像を投影する路面投影装置であって、画像を車両から所定距離内にある路面の投影面に投影する投影部17と、画像の投影を制御する投影制御部16と、を有する。投影制御部17は、投影面が平坦であるか否かにより画像を投影面に異なる態様(例えば、通常の視認性で投影を行う態様と、投影を停止するか又は視認性を低下させて投影を行う態様)で投影するように制御する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
路面に画像を投影する路面投影装置であって、
前記画像を車両から所定距離内にある前記路面の投影面に投影する投影部と、
前記画像の投影を制御する投影制御部と、を有し、
前記投影制御部は、
前記投影面が平坦であるか否かにより前記画像を前記投影面に異なる態様で投影するように制御することを特徴とする路面投影装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記投影制御部は、
前記投影面が平坦でない場合、前記投影面への前記画像の投影を停止するか、又は平坦である場合よりも視認性を低下させて投影する制御を行うことを特徴とすると請求項1に記載の路面投影装置。
【請求項3】
前記投影制御部は、
前記車両への前記投影部の取付け位置から前記車両の接地平面までの垂直距離と前記画像の投影角度とによって決まる投影可能範囲のうち、投影される前記画像の縦方向又は横方向の幅が、前記投影部によって投影される投影光が前記路面に届くまでの距離を超え、その場所に前記投影面が無い場合に、前記画像の投影を停止する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の路面投影装置。
【請求項4】
前記投影面の勾配又は形状の変化を監視する路面監視部を有し、
前記投影制御部は、
前記投影面の勾配変化又は形状変化により、前記投影面が下り勾配又は下降段差になることを予測し又は検出した場合に前記投影面が平坦でないと判定し、前記投影面への前記画像の投影を停止するか、又は平坦である場合よりも視認性を低下させて投影する制御を行うことを特徴とすると請求項2に記載の路面投影装置。
【請求項5】
車両前方又は車両後方の投影面の勾配又は形状の変化を監視する路面監視部を有し、
前記投影制御部は、
前記投影面の勾配変化又は形状変化により前記投影面が下り坂又は下降段差になることを予測した場合に、前記投影面が前記下り坂又は下降段差になるより前に、前記投影面への前記画像の投影を停止するか又は前記視認性を低下させて投影する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の路面投影装置。
【請求項6】
前記投影制御部は、
前記投影面の勾配変化又は形状変化により前記投影面が下り坂又は下降段差になることを予測又は検出した場合に、前記投影面に投影される画像のうち、車両から離れた場所に投影される一部の画像の投影を停止するか又は前記視認性を低下させて投影する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の路面投影装置。
【請求項7】
前記投影部は、
車両の左側方に位置する前記路面の第1の投影面に前記画像を投影する第1の投影部と、前記車両の右側方に位置する前記路面の第2の投影面に前記画像を投影する第2の投影部と、を含み、
前記投影制御部は、
前記第1の投影面又は前記第2の投影面のいずれか一方が下り勾配又は下降段差になることを予測し又は検出した場合に、(1)前記第1の投影面又は前記第2の投影面のうちの一方の投影面に対し前記画像の投影を停止させる場合、他方の投影面に対する前記画像の投影を継続するか、(2)前記一方の投影面に対し前記画像の投影を停止させる場合、前記他方の投影面に対し視認性を低下させて投影する制御を行うか、あるいは(3)前記一方の投影面に対し前記画像の視認性を低下させる場合、前記他方の投影面に対し投影する前記画像の視認性を低下させ、このとき前記他方の投影面に対する前記画像の視認性を前記一方の投影面に対する画像の視認性より高くして前記画像を投影する制御を行うか、のうちのいずれかを行うことを特徴する請求項4に記載の路面投影装置。
【請求項8】
前記投影部は、車両の前方に位置する前記路面の第3の投影面に前記画像を投影する第3の投影部と、前記車両の後方に位置する前記路面の第4の投影面に前記画像を投影する第4の投影部と、を含み、前記投影制御部は、前記第3の投影面又は前記第4の投影面のいずれか一方が下り勾配又は下降段差になることを予測し又は検出した場合に、(1)前記一方の投影面に対し前記画像の投影を停止させる場合、他方の投影面に対する前記画像の投影を継続するか、(2)前記一方の投影面に対し前記画像の投影を停止させる場合、前記他方の投影面に対し視認性を低下させて投影する制御を行うか、あるいは(3)前記一方の投影面に対し前記画像の視認性を低下させる場合、前記他方の投影面に対し投影する前記画像の視認性を低下させ、このとき前記他方の投影面に対する前記画像の視認性を前記一方の投影面に対する画像の視認性より高くして前記画像を投影する制御を行うか、のうちのいずれかを行うことを特徴する請求項4に記載の路面投影装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、車両等の移動体に搭載される路面投影装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、路面に対して交通に必要な情報を投影して運転者に明確に伝達し、車線誘導等、シーンに応じた行動喚起が可能な路面投影装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、自車両の走行状態等、車両に関する情報に基づいて、その情報を路面上や壁面に投影して表示する映像投影装置が記載されている。また、特許文献2には、車両を自動で駐車スペースに駐車させる際に、車両から所定距離内の路面に対して走行軌跡を投影することにより、車両を見守る適切な場所を車両の所有者に提示する移動体用投影装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-167197号公報
特開2020-083301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1,2に記載された技術によれば、路面に必要な情報を投影することで運転者あるいは歩行者に対してシーンに応じた行動喚起が可能となり、交通の円滑化や安全対策に役立つ。しかしながら、どのような路面状況下にあっても情報の投影が継続されるため投影面に下り坂や下降段差がある場合には視認性が低下する。
【0006】
したがって、下り坂や下降段差がある場所に歩行者が居る場合、運転者がそれを直視することにより発生する幻惑により危険が生じるといった安全運転面での課題があることを本発明者らは認識した。
【0007】
特許文献1,2には、この課題については何ら言及されておらず、その対策についての示唆もない。
【0008】
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、路面状況を考慮して情報の投影形態を変更することでより安全な運転支援を可能とする路面投影装置を提供することを目的とする。
【0009】
本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
(【0011】以降は省略されています)
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