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公開番号2024138476
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-08
出願番号2024112181,2023131687
出願日2024-07-12,2019-09-26
発明の名称回転角度検出装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G01D 5/12 20060101AFI20241001BHJP(測定;試験)
要約【課題】構造を簡素化でき、小型化を図ることができる回転角度検出装置を提供する。
【解決手段】回転角度検出装置1は、磁石10と、磁石10を保持する磁石保持部材20と、磁石10と対向し磁石10が回転軸を中心に相対回転することによる磁界の変化を検出する磁気検出手段30と、磁気検出手段30を保持し、磁石保持部材20に対して前記回転軸を中心に前記相対回転を可能に磁石保持部材20に装着される検出手段保持部材40と、磁石保持部材20に設けられ、直線方向に弾性変形する弾性部材50と、を備え、検出手段保持部材40は、前記相対回転により弾性部材50が前記回転軸の半径方向と略直交する方向に弾性変形するように弾性部材50を押す押え部47、48を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
磁石と、
前記磁石を保持する磁石保持部材と、
前記磁石と対向し前記磁石が回転軸を中心に相対回転することによる磁界の変化を検出する磁気検出手段と、
前記磁気検出手段を保持し、前記磁石保持部材に対して前記回転軸を中心に前記相対回転を可能に前記磁気検出手段に装着される検出手段保持部材と、
前記磁石保持部材に設けられ、直線方向に弾性変形する弾性部材と、を備え、
前記検出手段保持部材は、前記相対回転により前記弾性部材が前記回転軸の半径方向と略直交する方向に弾性変形するように前記弾性部材を押す押え部を有する、
ことを特徴とする回転角度検出装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記検出手段保持部材は、ハウジングと、カバーと、から構成され、
前記ハウジング及び前記カバーは、それぞれに前記押え部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の回転角度検出装置。
【請求項3】
前記ハウジングの前記押え部と前記カバーの前記押え部は、対向して設けられる、
ことを特徴とする請求項2に記載の回転角度検出装置。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記磁石保持部材を収容する収容空間を有し、
前記収容空間は、略台形状の凹部で構成される、
ことを特徴とする請求項2に記載の回転角度検出装置。
【請求項5】
前記収容空間は、前記弾性部材を収容するバネ収容部を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の回転角度検出装置。
【請求項6】
前記弾性部材は、圧縮コイルバネと、端面部材と、から構成され、
前記磁石保持部材は、前記圧縮コイルバネの両端に当てられる一対の前記端面部材を挟持し、
一対の前記押え部は、一対の前記端面部材を挟み込むように配置され、前記相対回転により前記端面部材を介して前記圧縮コイルバネを押す、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の回転角度検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は回転角度検出装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
回転する被検出体の位置を検出するための回転角度検出装置として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。この回転角度検出装置は、磁石が取り付けられて回転する信号発生ユニット(磁石保持部材)と、信号発生ユニットの磁石と対向し、磁石の回転に伴う磁界の変化を検出する磁気検出手段を有するセンサユニット(検出手段保持部材)と、を有し、信号発生ユニットは、被検出体に連結されて回転される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-510278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された回転角度検出装置で、例えば、自動二輪車のクイックシフターでシフトペダルの操作を検出する場合には、確実に操作されたことや振動による誤検出などを防止するため磁石が取り付けられた信号発生ユニットとセンサユニットとの間にバネ機構を設けて相対回転にともなう操作でバネを押すようにし、所定の力以上の操作力が加わった場合に角度を検出できるようにしている。これまでのバネ機構では、相対回転にともなってバネを押す構造が複雑となり、回転角度検出装置自体が大きくなってしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、構造を簡素化でき、小型化を図ることができる回転角度検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る回転角度検出装置は、
磁石と、
前記磁石を保持する磁石保持部材と、
前記磁石と対向し前記磁石が回転軸を中心に相対回転することによる磁界の変化を検出する磁気検出手段と、
前記磁気検出手段を保持し、前記磁石保持部材に対して前記回転軸を中心に前記相対回転を可能に前記磁気検出手段に装着される検出手段保持部材と、
前記磁石保持部材に設けられ、直線方向に弾性変形する弾性部材と、を備え、
前記検出手段保持部材は、前記相対回転により前記弾性部材が前記回転軸の半径方向と略直交する方向に弾性変形するように前記弾性部材を押す押え部を有する、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、構造を簡素化でき、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の回転角度検出装置の一実施形態にかかり、(a)は外観の正面図、(b)は背面図である。
図1中のA-A断面図である。
カバーを取り外した状態の背面図である。
図3中のD-D断面図である。
(a)はハウジングのみの背面図、(b)はカバーのみの背面図である。
図1(b)中のC-C断面図である。
図1(a)中のB-B断面図である。
本発明の他の一実施形態にかかるカバーを取り外した状態の背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の一実施の形態に係る回転角度検出装置を添付図面に基づいて説明する。
回転角度検出装置1は、図1~図3に示すように、磁石10と、磁石10を保持する磁石保持部材20と、磁石10の相対回転による磁界の変化を検出する磁気検出手段30と、磁気検出手段30を保持する検出手段保持部材40と、磁石保持部材20と検出手段保持部材40の間に設けられる弾性部材50と、を備えて構成される。
本実施の形態に係る回転角度検出装置1は、例えば自動二輪車のクイックシフターでシフトペダルの操作の検出等に用いられる。シフトペダルの操作によって磁石10を保持する磁石保持部材20に収容した弾性部材50を、磁石保持部材20を収容し磁気検出手段30を保持する検出手段保持部材40に設けた押え部47、48で、回転軸の半径方向と略直交する方向に弾性変形させることで、機構の簡素化と回転角度検出装置1の小型化を図っている。
【0010】
磁石10は、例えばサマリウムコバルト磁石(SmCo:Samarium-Cobalt)が用いられ、粉末原料を圧縮成形して焼結することで、例えば略直方体形状などの所望の形状に形成される(図2参照)。磁石10は、2つの磁極が、例えば直方体形状の中心軸に沿う方向(長手方向)に並ぶように着磁される。磁石10は、例えば、未着磁状態の磁石10を、後述する非磁性金属製の磁石保持部材20に取り付けた後,あるいは樹脂製の磁石保持部材20にインサート成形により取り付けた後に着磁される。こうすることで、磁石保持部材20の所定の位置に固定され所望に着時した状態の磁石10とすることができる。なお、予め着磁した磁石10を磁石保持部材20に取り付けるようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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