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公開番号2024147284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023060206
出願日2023-04-03
発明の名称圧電素子
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10N 30/20 20230101AFI20241008BHJP()
要約【課題】外部電極と複数のスルーホール導体との電気的な接続信頼性を確保しつつ、素体に生じる応力を緩和する圧電素子を提供する。
【解決手段】圧電素子1は、主面11aを含む素体11と、主面11a上に配置されている外部電極13と、素体11内に配置されており、外部電極13に物理的かつ電気的に接続されている複数のスルーホール導体43Aと、を備えている。外部電極13は、電極部分13Aと、電極部分13Bと、を含んでいる。電極部分13Aは、主面11aを被覆しており、主面11aに対して第一被覆率を有する。電極部分13Bは、主面11aの、電極部分13Aが被覆している領域113Aとは異なる領域113Bを被覆しており、主面11aに対して第一被覆率より大きい第二被覆率を有する。複数のスルーホール導体43Aは、電極部分13Bに接続されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
主面を含む素体と、
前記主面上に配置されている外部電極と、
前記素体内に配置されており、前記外部電極に物理的かつ電気的に接続されている複数のスルーホール導体と、を備え、
前記外部電極は、
前記主面を被覆しており、前記主面に対して第一被覆率を有する第一電極部分と、
前記主面の、前記第一電極部分が被覆している領域とは異なる領域を被覆しており、前記主面に対して前記第一被覆率より大きい第二被覆率を有する第二電極部分と、を含み、
前記複数のスルーホール導体は、前記第二電極部分に接続されている、圧電素子。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第二電極部分は、互いに離間すると共に前記複数のスルーホール導体のうち対応するスルーホール導体とそれぞれ物理的に接続されている複数の部分を含む、請求項1に記載の圧電素子。
【請求項3】
前記第一電極部分は、前記複数の部分のうち互いに隣り合う部分の間に位置する部分を含む、請求項2に記載の圧電素子。
【請求項4】
前記複数の部分は、列状に配置されている、請求項2に記載の圧電素子。
【請求項5】
前記外部電極は、前記主面の、前記第一電極部分及び前記第二電極部分が被覆している領域とは異なる領域を被覆していると共に前記外部電極の端縁を含む第三電極部分を含み、
前記第三電極部分は、前記主面に対して前記第一被覆率より大きい第三被覆率を有する、請求項1に記載の圧電素子。
【請求項6】
前記第三被覆率は、前記第二被覆率より小さい、請求項5に記載の圧電素子。
【請求項7】
前記第一電極部分は、前記第二電極部分を囲んでいる、請求項1に記載の圧電素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧電素子に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
知られている圧電素子は、主面を含む素体と、主面上に配置されている外部電極と、素体内に配置されているスルーホール導体と、を備える(たとえば特許文献1参照)。スルーホール導体は、外部電極に物理的かつ電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-51894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧電素子は、複数のスルーホール導体を含むことがある。たとえば、複数のスルーホール導体を含む圧電素子は、外部電極とスルーホール導体との物理的かつ電気的な接続箇所の数を増やす。この圧電素子は、外部電極と複数のスルーホール導体との電気的な接続信頼性を向上する。
本発明の一態様は、外部電極と複数のスルーホール導体との電気的な接続信頼性を確保しつつ、素体に生じる応力を緩和する圧電素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一態様に係る圧電素子は、主面を含む素体と、主面上に配置されている外部電極と、素体内に配置されており、外部電極に物理的かつ電気的に接続されている複数のスルーホール導体と、を備えている。外部電極は、第一電極部分と、第二電極部分と、を含んでいる。第一電極部分は、主面を被覆しており、主面に対して第一被覆率を有する。第二電極部分は、主面の、第一電極部分が被覆している領域とは異なる領域を被覆しており、主面に対して第一被覆率より大きい第二被覆率を有する。複数のスルーホール導体は、第二電極部分に接続されている。
【0006】
上記一態様では、第二被覆率は、第一被覆率より大きい。複数のスルーホール導体は、第二被覆率を有する第二電極部分に接続されている。したがって、上記一態様は、外部電極と複数のスルーホール導体との電気的な接続信頼性を確保する。
素体には、外部電極に起因する応力が生じることがある。たとえば、外部電極は、素体の変位を拘束することがある。外部電極が素体の変位を拘束することは、素体に応力を生じさせ得る。たとえば、外部電極を通して、外力が素体に作用することがある。外部電極を通した外力の作用は、素体に応力を生じさせ得る。
上記一態様では、第一被覆率は、第二被覆率より小さい。第一電極部分は、主面の、第二電極部分が被覆している領域とは異なる領域を被覆する。応力は、第二被覆率を有する第二電極部分に比して、第一被覆率を有する第一電極部分で生じがたい。したがって、上記一態様は、外部電極に起因して素体に生じる応力を緩和する。
【0007】
上記一態様では、第二電極部分は、互いに離間すると共に複数のスルーホール導体のうち対応するスルーホール導体とそれぞれ物理的に接続されている複数の部分を含んでもよい。
上記一態様では、第一電極部分は、上記複数の部分のうち互いに隣り合う部分の間に位置する部分を含んでもよい。
上記一態様では、第二電極部分が含む上記複数の部分は、列状に配置されてもよい。
【0008】
上記一態様では、外部電極は、第三電極部分を含んでもよい。第三電極部分は、主面の、第一電極部分及び第二電極部分が被覆している領域とは異なる領域を被覆していると共に外部電極の端縁を含んでもよい。第三電極部分は、主面に対して第一被覆率より大きい第三被覆率を有してもよい。
第三被覆率が第一被覆率より大きい構成では、第三電極部分は、第一電極部分より素体から剥離しがたい。第三電極部分が外部電極の端縁を含む構成は、外部電極が素体から剥離するのを抑制する。
【0009】
上記一態様では、第三被覆率は、第二被覆率より小さくてもよい。
第三被覆率が第二被覆率より大きい構成では、応力は、第二電極部分に比して、第三被覆率を有する第三電極部分で生じがたい。したがって、上記構成は、外部電極が第三電極部分を含む構成においても、外部電極に起因して素体に生じる応力を緩和する。
【0010】
上記一態様では、第一電極部分は、第二電極部分を囲んでもよい。
第一電極部分が第二電極部分を囲んでいる構成は、外部電極に起因して素体に生じる応力をより一層緩和する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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